積水ハウスやトヨタホームに使用される乾式目地(ガスケット)とは?
2019.10.02 コーキング工事
この記事を書いた人
営業部 大谷
営業部/2018年入社/みなかみ町出身 お客様のためならどんなことでも力になりたい、熱心な勉強家。趣味はミヤケンで働くこと。実は大学時代のミスターに選ばれた経歴を持つ。
乾式目地、もしくはガスケットという言葉を聞いたことはありますか?
今回はハウスメーカーによって使用されている乾式目地(ガスケット)についてご紹介します。
乾式目地(ガスケット)とは?
一部ハウスメーカーのサイディング外壁で使用されている目地の部分の部材のことを指します。
多くのサイディングの目地はコーキング(シーリング)が打たれていますが、積水ハウスやトヨタホームのお家の多くがコーキングの代わりにガスケットが使用されています。
ガスケットは、パネルのデザインや模様、色に合わせて形状があるものがあり、外壁になじむ部材です。
コーキングとガスケットの違いとは
①施工方法
コーキングは外壁と外壁の繋ぎ目に粘土のあるコーキングを注入し、乾燥させることで弾力を持たせることができます。
一方、ガスケットは完成した部材を外壁と外壁の間に押し込んで作業を行います。
押し込んだことによるゴムの反発力によってサイディング外壁と密着し、防水効果を発揮するのです。
②耐久年数
新築時のコーキングの耐久年数は10年前後と言われます。
コーキングは紫外線の影響を受けて硬化し、弾力性が低下していきます。そのためコーキングの上に塗装がされているかどうかによって耐久性に変動があります。
ガスケットの耐久年数は約30年ほどと言われています。
10年前後の交換は不要のため塗装時のコーキングの打替えのような費用がかかりません。
しかし、経年劣化によってガスケットがはがれてしまった場合にはコーキングを代用することもあります。
◆塗装工事で注意すべき点とは?
ガスケットを使っているお家の塗替え工事をするときには注意が必要です。
理由としては、素材の柔軟性を持たせるために可塑剤がガスケットに含まれているからです。
可塑剤は素材の長持ちのためには非常に重要なものですが、
この上に塗装をしてしまうと可塑剤の油分と塗料が化学反応を起こして柔らかくなってしまうのです。
柔らかくなってしまうと目地表面がベタベタして砂や埃などのゴミが付着しやすくなります。
さらにガスケットの油分が外壁材に溶け出して黒ずんでしまうブリード現象を引き起こしてしまいます。
そうならないためにも、ガスケットには専用のプライマーを使用する必要があります。
このプライマーは外壁塗装の下塗りの際に一緒に施工を行います。また職人の手間代が必ずかかる工事なので見積書には必ず入ります。
そのため専用プライマーがお見積りに入っていない場合には適切な工事のやり方を知らない業者の可能性があります。
せっかく工事をしたのに完成がいまいち…ということにならないように自宅の目地が乾式目地(ガスケット)の場合には必ず確認をしてみましょう。
ミヤケンでは各ハウスメーカーの施工実績が豊富にあります。
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