群馬実績No.1屋根外壁塗装 塗り替え外装リフォーム ミヤケン

関連
サイト

MENU

blog

前橋市にてALCの現場調査にお伺いしました。

この記事を書いた人
営業部原田
営業部 原田

営業部課長/2014年入社/玉村町出身 息子のように想っていただけるよう見積りから工事お引き渡しまで丁寧に対応します。自他ともに認めるほんわかした性格。サッカー好き。

前橋市にて外壁の塗装をご検討のお客様のご自宅に
現場調査にお伺いしました。

今回のお家はALCの外壁材が使われているお宅の
調査に伺い、劣化症状や塗装部位などのチェックに
伺いました。


まず、ALCの外壁材とはどのようなものなのかご説明させていただきます。
ALCとは、(autoclaved lightweight aerated concrete)の略称で、
オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリートというものです。

オートクレーブという特殊な機械を用い処理された、
コンクリートの建築資材になります。
コンクリートの内部に気泡を有しているものになり、
イメージ的には軽石のような断面になっております。

無機質なコンクリートを使用しておりますので、
防火性に優れており、防音性や断熱性にも優れております。
最近の新築で主流で使われております、
窯業系のサイディングに比べ、厚みがありますが、
軽量の為、住宅に使われる優れた外壁材となります。

ただ、弱点とすると、外壁材自体に
防水性がなく、水分を吸収しやすいものになっている為、
表面の塗装が必ず必要で、かつ重要なものとなります。


こちらのALCパネルですが、塗装工事に於いて
どこがポイントになってくるかと申しますと、
外壁材の繋ぎ目の目地がどのような状態になっているかです。

fc571ff1e683fa633900f45498c66a181

26e91026c8669330ca828a050121b12a

写真のような外壁と外壁の間の繋ぎ目の部分ですが、
正常な状態であれば二枚目写真のような
繋ぎ目になっております。

新築の際にALCパネルを施工すると、
まずはパネルを張り付けていきます。
その後に繋ぎ目の部分にコーキング材を充填していきます。
最後に塗装の工事を行っていきますので、
コーキング材自体は見えなくなります。

ただ、表面の塗膜よりも内部のコーキング材のほうが柔軟性が高い
素材になっており、コーキング材は、建物が揺れた際に
緩衝材の役割を果たし、伸縮していきます。

表面の塗膜はその動きに追従できずにひび割れを起こします。
c6f3aca9f8c3c7b5becf652162182497
それが、こちらの写真のような状態です。
この状態ですと塗膜のひび割れが起きてしまい、
コーキングが表面に露出することになってしまいます。

ただ、この状態ですとコーキング自体は
ほとんど劣化しておらず、柔軟性も保っている為
コーキング自体の役割は果たせる状態です。

ただ、コーキング材も塗料と同様
紫外線により劣化してしまい、
硬化や痩せ、亀裂が起きてしまいます。
06eea8e7865f2ff0e024600ecc83deec1
劣化が起きてしまいますと、写真のように内部の
コーキング材自体もひび割れが起きてしまい、
亀裂が生じてしまいます。

こうなってしまいますと、
適切な処理を外壁の目地に施さなければなりません。

それがコーキングの増し打ち工法です。

増し打ち工法とはどのようなものかといいますと、
既存のコーキング材を残したまま、新規のコーキング材を
上から充填していく。(増して打つ)工法を取ります。

サイディングのお家の場合は、既存のコーキング材を
すべて撤去し、新規のコーキング材を充填する
打ち替え工法を取らなければなりませんが、
ALCの目地の場合には、目地の部分の深さがある為、
撤去しなくても十分な厚みが取れるので、増し打ち工法を行います。

ただ、皆様には是非目地の部分が痛む前に塗装工事をして頂くことを
おススメいたします。

それは、ALCの場合目地の部分が400m~500m程
あることが多く金額では20万円以上の差が
出てしまうことがほとんどだからです。

是非ALCのお家で塗装工事をお悩みの方がいらっしゃいましたら。
早めのご検討をしてみてください。
TOP