太田市で桟葺き屋根の雨漏り調査に伺いました
2018.03.28 その他
この記事を書いた人
営業部 福田
営業部/浦和店店長/2013年入社/前橋市出身 日商簿記2級など経理の資格を多数保有しているため数字に厳しく正確なお見積りを最適プランでご提案しています。好きなことはツーリングと子育て。
今回は太田市でご自宅の金属屋根(桟葺き屋根)から雨漏りしているということで
A様邸へ調査を行いました
お話しの中でお客様のご要望は3点ありました
1、雨漏りを直したい
2、梅雨前に工事したい
3、できる限りコストは押えたい
ということでした
早速、現場の計測および現状の確認をしていきます
調査しました金属屋根がコチラ
現状です
色褪せとご自身で塗装された塗膜の剥がれが見られます
ご要望の中で雨漏りを直したいということでしたので
雨漏り箇所のチェックも行っていきます
お家の形状は陸屋根という屋根の周囲にパラペット(立ち上がりの壁)がある造りになります
その他の屋根面がコチラ
何度かご自身で塗られていますのでところどころ色が違うようです
雨漏りしているお部屋を確認させていただき、雨漏りしているであろう所を
見ていきます
この陸屋根では雨漏りしやすいところが特定しやすいです
まず一番怪しいのが笠木(かさぎ)とよばれるところです
パラペット(立ち上がりの壁)の上には笠木(金属のかぶせ物)があることが多く
この部分の施工方法により雨漏りしやすいかどうか、しているかどうかわかります
笠木の雨漏りチェックポイントについて
1、金属同士のかぶせるところはどのような処理がされているか
2、被せてある笠木と下の外壁にどのくらい隙間があるかどうか
3、笠木の固定は釘でされているのかどうか
4、笠木の中は防水シートが施工されているかどうか(要点検)
です
特に今回の笠木は1、2、3がまず当てはまります
まず1番目の笠木と笠木のつなぎ目はコーキングの処理になっていますので
コーキングが切れてしまうと水が回り込むことがわかります
2番目の笠木と外壁の隙間ですが指が入るほど隙間が大きいと台風などの吹き込む雨で雨漏りしてしまったり・・・
逆に壁と笠木の隙間がなさすぎると雨水が吸いあがってしまったり、中に入った雨水が排出されないなんてことも考えられます
3番目の釘については写真のように上から釘を打っているだけですから釘が浮いてきてしまったり錆の発生なんかがあると雨水が回り込んでしまうこともあります
この3点は特に良く見ておくことが大切です
上記以外の状況で雨漏りしている場合は注意!
4番目の防水シートについて怪しむ必要があります
防水シートはのぞき込んで見える場合もあれば笠木を一度撤去しなければわからないこともありますのでこちらは費用をかけて点検及び修繕する必要があります
※防水シートがそもそも施工されてない場合もありえます※
そして特にこの笠木で弱いところがコーナーです
固定するための釘が多かったり金属のかぶせ目が必ずありますのでつなぎ目の処理がどのようか
見ておくとよいでしょう!
この笠木の工事を行う場合には3パターンの工事方法があります
1つ目は笠木のつなぎ目、釘などにコーキング処理をする
2つ目は笠木のコーキング+塗装をする(コーキングの保護、錆を防ぐ)
3つ目は笠木の交換をする(別途防水シート工事も一緒だとより安心)
コストに合わせて工事内容を見極めていきましょう!
雨漏りポイントその2
水の流れるところをチェックすることです
こちらは次回のブログに書いていきますが
雨漏りするところは雨水が多く流れるところこそ起こりやすいです!
特に排水するところが詰まっていたり、、、金属のつなぎ目に問題があったり・・など
様々環境と状況の中で雨漏りは起こります
1カ所だけで修繕できる場合もありますし、複数個所から雨漏りしていることもありえます
雨漏りは非常に難しく早期解決をご希望の方はすぐに手を付けていくことが最も重要です
雨漏りを放置しておくと予期せぬ出費にもつながります
私たちも最善の工事を行うには早い段階での修繕ほど効果がありますので
梅雨前に雨漏りを修繕されたい方はもちろん!
雨漏りしそうな方、まだ大丈夫と思っておられる方もまずは点検してもらうと安心です!!!
ぜひ屋根のこと、雨漏りのことはご相談ください