太田市で塗膜が縮れたコロニアル屋根の下塗りが大変なことに・・・
2017.11.18 その他
群馬県太田市にて、コロニアル屋根の塗装工事の様子をご紹介します。
お客様より、屋根塗装は過去に1度されたことがあるということで
今回は、2回目ということでお伺いしましたが、
な、なんと・・・・・・
前回、は水性の塗料で塗装されたそうですが、
塗装のノリが悪く、塗ってから数か月後には塗膜が屋根の上から
パラパラと落ちてきてしまう事象が発生してしまっていたようでした。
こちらが屋根の施工前の様子。
縮れてしまっているのがおわかりでしょうか。
すでに塗膜がはがれて、コロニアル屋根の屋根材がむき出しになっております。
剥がれかけの塗膜が垂れ下がっております汗
また、表面に黄色くコケが生えているのがおわかりでしょうか。
コケが生えるということは、屋根材が水分を含んでしまっている、
つまり、屋根材の防水性がなくなっているということがわかります。
雨水をはじかなくなった屋根材は、今後雨漏りなどの被害が
心配されますので、今回の塗装でできる塗膜によって屋根材をコーティング
することで、しっかりと防水性を復活させることができます。
今回は特に、前回塗装してから早い段階で塗膜が縮れて剥がれたということは、
その分、屋根を保護してくれる役目の塗膜が剥がれてしまっていたということになりますので
コロニアル屋根の劣化状態の進捗度は少し深刻でした。
しかし、今回弊社にお見積もりをご依頼いただいたことで、
屋根を張り替えるとかそこまで深刻な状態にまで至らず、まだ
塗装工事でもメンテナンスが可能な状態でよかったです。
しっかりと塗装させていただき、まだまだお家が長持ちするようにさせていただきます!
洗剤を使用せず水だけでだいぶ表面がきれいになります。
ただ、水圧が強いので、屋根材を傷めないように洗浄するのを気を付けなければなりません。
施工前にありました、屋根のコケもこの洗浄でだいぶきれいになります。
コロニアル屋根は、ミヤケンでは4回塗りが基本です。
以下のような流れで塗装していきます。
・下塗り1回目→下塗り2回目→上塗り1回目→上塗り2回目
が、しかし!!!!!
今回ばかりは勝手が違いました。
下塗りの段階で、コロニアル屋根が下塗り材を次から次へと吸い込んでしまい、
なかなか下塗り作業を終えることができせんでした。
場所によっては、下塗りを5回ほど行った場所もありました。
それくらい、コロニアル屋根材自体が劣化していたことがわかりますね。
ここで仮に、下塗り2回で終了して、上塗りをするとどうなるか・・・
下塗りの塗装が十分でないと、下塗りをすることの目的である、
屋根材と上塗り材の密着性が損なわれてしまう、という事態が懸念されます。
つまり、前回塗装した時と同じように、塗ってから数か月後にはまた、
塗膜が縮れて剥がれてしまう、という最悪の事態が起きてしまう可能性が十分に
あることを意味します。
通常は下塗りは2回ですが、もともとの屋根の劣化状況によっては
このように職人判断で塗る回数を増やし、臨機応変に塗装が一番長持ちできる
工法で施工させていただいております。
何より、前回の塗装で屋根の塗膜が剥がれてしまうという事態に
見舞われたお客様なので、二度とそのようなことがないように、今回は
万全の態勢で上塗りを施工させていただきたいと思いました。
今回は、フッ素という塗料で塗装させていただきました。
フッ素は屋根塗料の中でもトップクラスの耐久性です。
しかも、このフッ素塗料は遮熱効果もあるので、夏の暑い日差しも跳ね返してくれる、
高耐久と高性能を両立した、素晴らしい塗料です。
塗装前の屋根と同じ屋根とは思えないほど、きれいになりました。
もちろん、見た目がきれいになるだけでなく、塗装することの一番の役割である、
屋根自体の防水性も格段に上がりました。
屋根は、実はお家の外壁以上に、紫外線や雨水にさらされるので
家の外装の中で一番劣化が激しい場所といえます。
劣化の進み具合が激しい場所にも関わらず、普段なかなか目にすることができないため、
「屋根は一体、どれくらい傷んでいるんだろう」と、一度気になると心配になってしまいますね。
今回の塗装では、そのような心配からお客様を開放させていただくべく、
しっかりと塗装させていただいただけでなく、塗装後は専任の社内の担当者が
定期的に点検に伺いますので、ご安心下さいね!