前橋市富田町にて建物診断を行いました。②
2018.08.29 営業部 星野
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営業部 星野
営業部/2005年入社/前橋市出身 塗装職人から優しい人柄を生かす営業部へ。細かな部分の劣化も見逃しません。特技は雨漏りを直すこと。無類の甘党。
①の続きで建物診断のつづきになります。
築20年たった戸建ての住宅です。
築20年たった戸建ての住宅です。
続いて雨樋の状況です。
元は黒色ですが紫外線により表面が劣化し色が
抜けてしまっています。
現在多くのお家に使用されている樋は塩ビ製で
横の雨樋は芯に強度を出すため鉄板が入っています。
塗装時はサンドペーパー等でしっかり表面研磨を
おこなったのち塗装します。
当社では色あせに強く耐久性が高いフッソ樹脂塗料
を使っています.なぜかと言うと、雨樋は屋根の外側や
お家の角の位置に設置されていることがほとんど
ですので雨風雪などの自然環境、太陽の紫外線に
当たる時間が長く、劣化も早いからです。
特に南面と西面にある樋は色褪せが早いです。
外壁より先に色あせが起らないようバランスを考慮
して決めます。
こちらは外壁の電気幹線の金具の様子です。
現在ついているのは鉄製で錆が発生しています。
研磨を行い錆止め処置をして塗装することは可能ですが、
ほとんどが錆の発生が多く、強度も低下しているため
塗装工事の際に新しいものに交換をお勧めします。
新しく付けるものは鉄製では無く、ステンレス製の
ものを使います。
ステンレス製の物であれば錆は発生しませんので
外壁の塗装面も錆汚れはつかず、きれいな状態を
保てます。
こちらはベランダの様子になります。
ベランダの内側の壁はほとんど直射日光が当たらない
位置のため、色あせや表面劣化は少ないです。
ですが日陰になることが多いため湿気が溜まりやすく
コケ汚れがつきやすいです。
外壁材によっては凍害の影響を受けやすい事も・・・
ベランダ床面は、塩ビ系のシート防水という
防水の構造です。
写真のお家は直接紫外線が当たらないようクッション
の敷物を敷いてあるため、紫外線による表面劣化を
有効に防げています。
こちらはベランダの角の写真になります。
鳥の住処になっていたらしく、大量のワラが
戸袋の隅に詰まっています。
塗装工事の際は足場組立作業後に、お水洗い
(高圧洗浄)の作業をおこないますが、この状態
のまま高圧洗浄を行うと雨樋や排水が詰まる恐れ
がありますので、洗浄作業前にできるだけ
取り除いてから洗浄作業を行います。
塗装前に清掃した後水洗いを行います。
外壁は色あせこそしていますが素材はしっかりしています。サッシ部の雨だれの汚れもありますが、塗装でお手入れを
行えばしっかり長持ちします。
塗料の製品は日進月歩で開発が進み最新の塗料では
この様な雨だれ汚れに強い塗料も製品化されています。
3,4年前では非常に高価な塗料でしたが、
需要の拡大とともに価格も安定してきています。
きれいが長持ちしてくれるのが一番良いですね。
こちらは雨戸の様子です。
やはり紫外線により色あせがおこっています。
外壁の塗装は基本刷毛やローラーで行いますが
雨戸は凹凸がおおいので専用のスプレーガンにて
塗装を行います。スプレーガンで行うことにより
きめが細かくきれいに仕上がります。
勝手口の庇です。
庇は鉄板の材質ですが工場で焼き付け塗装され製品化
されたものですが、紫外線により表面の塗装に寿命が
来ています。
再度塗装で保護することにより、長持ちします。
こちらもフッソ塗料にてお手入れします。
こちらは勝手口上の板金です。
コーキングが劣化してしまい、ビス頭が出ています。
再度コーキングを打ちその後塗装することで長持ちします。
お家はそれぞれのメーカーで構造や素材が多種多様です。
塗装工事を行う際はポイントを押さえた下地処理と素材、状況にあった塗料の選択が重要です。
ご相談おまちしております。
ミヤケン 星野