前橋市富士見町で2回目の塗装をご検討中の現場調査にお伺いしました。

2018.04.13 その他

この記事を書いた人

今回は、前橋市富士見町で、以前に塗装を行い今回2回目の塗り替えをご検討のお家にお伺いしました。

屋根はコロニアル（スレート屋根）
外壁はサイディングボードの吹付がされていました。

前回のは他社さんで塗装を9年前に行ったとの事でしたが、気になる箇所があるとの事でしたのでしっかりと調査させて頂きます。

先ずは屋根を見ていきます。

9年前に塗装を行っているとの事でしたので、コケやカビなどはほとんど見受けられませんでした。

しかし、屋根は外壁よりも紫外線の影響を受けやすい箇所な為、劣化のスピードはやはり外壁よりも屋根の方が早くなってしまいます。
画像ではわかりにくいですが、少し色褪せが見受けられますので、以前の塗装での撥水性（水を弾く力）は低下しているのが見受けられました。

コロニアル屋根は一枚一枚が薄い為、塗装を行う際は瓦と瓦の隙間をしっかりと確保しなければなりません。

塗装を行う際は、タスペーサーという隙間を確保する小さな器具を取付けてから塗装を行います。
良く見て頂くと、瓦と瓦の隙間にしっかりとタスペーサーが入っているのがわかります。

日の当たりにくい箇所では、既にコケの発生が見受けられました。

コケの発生は、瓦の撥水性が低下し水を含んでしまうことで起きてしまいます。

なので、もう一度瓦表面の防水性を高めるための塗装が必要になってきます。

次に外壁のサイディングボードを見ていきます。

各所にひび割れが発生してしまっているのが確認出来ました。

いくら表面の塗装の撥水性が保たれていても、ひび割れがあっては雨水が浸入してしまいます。

お客様曰く、横殴りの雨が降った際に窓枠の部分から雨漏りがしてしまったことがあったそうです。
窓廻りの部分ではひび割れは見受けられませんでしたので、このひび割れ部分がとても怪しいですね。

ひび割れ部分をしっかりとコーキング材で修繕してから塗装を行い、雨漏りの浸入を防ぐように致します。

目地コーキング部分では、一部膨れが発生してしまっている箇所も見受けられました。

コーキング部分での膨れは、主に施工不良で発生してしまいます。

もちろん放置をしていて良い物ではありません。

また、他の箇所ではすでに割れが起きてしまっている箇所がありました。

コーキング材は、地震の際にクッション材の役割をする他、内部への雨漏りの浸入を防ぐ役割もあります。

現状のコーキング材をすべて撤去し、新しく打ちかえる打替え工法を行い良好に施工していきます。

塗装を行って9年のお家を今回はみさせていただきましたが、１０年もたっていない状態で各所に劣化症状が見受けられました。

一度塗装を行って安心してしまう方は多いかもしれませんが、建物の環境や施工により耐久年数は短くなってしまう事もあります。
しっかりと、塗装を行っても定期的にメンテナンスを行い、良い状態を保っていく事が大切になっていきます。

もし、塗装を一度行っていて安心していたが、少し見てほしいというご要望などがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。