先日、「外壁のひび割れが気になる」とのことでお問合せいただきましたお客様のご自宅にお見積りに行ってきました！

今回のお家の外壁は、ALC外壁です！
まず気になったのは外壁と外壁の間にある目地のひび割れです。

写真からは大きくひび割れているように見えますが、表面の塗膜が割れているだけなのでここからの雨漏りの心配はありません！
とはいえ、ＡＬＣは「軽量気泡コンクリート」の略称で外壁材内部にはたくさんの気泡があります。
塗装によって表面の防水性を維持していますが割れたり欠けたりした無塗装の部分は水を吸いこみやすいため外壁材を傷める原因になります。
特に鉄筋コンクリートのお家の場合は、ひび割れから侵入したお水からサビが発生することもありますので、絶対に放置はだめです！！
ALC外壁の場合は既存のコーキングの上から施工する「増し打ち工事」を行います。

つぎに外壁表面の塗膜の様子ですが、紫外線の影響によって塗膜が粉状に劣化するチョーキング現象が確認できました。

色あせやチョーキング現象だけで雨漏りすることはありませんが、塗装工事のサインなので塗り替えの時期としてはとても良い時期です。
塗装工事をしてお水からお家を守ることで長く良い状態を維持することが出来ます！

次に付帯部の雨樋ですがサビが確認できました。

樋持ちの部分からのサビが出ているようですね。。
樋持ち部分自体は腐食して強度が落ちているということはなさそうなのでこれ以上劣化が進まないように塗装することが大事です。

今のようにサビだけならまだよいのですが、このまま放置すると腐食が進み穴が開くなど雨樋としての機能を果たさなくなってしまいます。。
そうなると本来、塗装工事でメンテナンスできるところが交換が必要になり費用が掛かってしまうことがあるので、外壁と一緒にメンテナンスをするのが一番です。
またその際にはサビ止めを樋持ち金具に塗ることでサビの発生を抑制し、塗装が長持ちします！

以上で今回の現場調査が終了しました！
外壁塗装では、足場を組んで作業を行うため雨樋や破風板など高所にある付帯部のメンテナンスを一緒に行うことをオススメしています。
その中で、よくお客様から「付帯部ってなに？」とお声をいただく事があります。
お客様のお家によって使用されている付帯部は様々です。塗装が必要か不要なのか、しっかりと調査・ご説明させていただきますのでご安心ください！

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