ラップサイディングのメンテナンス方法とは?
2019.10.12 その他
外壁材の中でもサイディングという建材はご存知かと思いますが
ラップサイディングはご存知でしょうか?
ラップサイディングとはサイディング外壁の一種であり、
幅の細井板を一枚一枚に重ねて仕上げる工法のことを呼びます。
凹凸がはっきりでるため、モダンな仕上がりが期待できることから
主に欧米の木造建築で使われることが多く、日本では別名「鎧張り」「横羽目」などと呼ばれています。
群馬県内でもラップサイディングのお家は見かける機会があるでしょう。
今回は、ラップサイディングについてご紹介しましょう。
サイディングとラップサイディングの違い
通常のサイディングでは外壁材を張り合わせた目地の部分にコーキングを施工します。
このコーキングは紫外線の影響を受け、硬化・表面のひび割れを引き起こすため、
新築時であれば約12年くらいで工事をする必要があるといわれています。
外壁の目地・窓回りとコーキングを施工する場所は多くあります。
そのためメンテナンスの費用は20万円前後と大きな工事になります。
しかし、ラップサイディングのお家はこのコーキングの工事の費用を抑えることができるのです。
冒頭でもお伝えしましたが、一枚一枚重ねて施工されており外壁に目地がありません。
そのため、窓周りのコーキングや外壁の四隅のみのコーキングのメンテナンスのみで施工するメーター数が少なくて済みます。
一方で、ラップサイディングが
一枚一枚重ねて張り合わせるため、通常のサイディングに比べて初期費用が1.5倍ほどと高額なことが挙げられます。
実際のメンテナンス方法は?
ラップサイディングといってもメンテナンス方法は塗装です。
基本的な工程で問題はありません。
しかし、注意しなくてはいけないのが塗布量です。
塗布量とは、メーカーによって指定された1㎡を塗装するのに必要な塗料の量を指します。
塗料は少なすぎても、多すぎても不具合を生じる恐れがあるので守る必要があるのですが、
特にラップサイディングが通常のサイディングよりも凹凸があるため塗りムラが出やすくなります。
細かな部分まで塗り込む必要があるのです。
まとめ
いかがでしょうか。
ラップサイディングはメンテナンスのしやすさの他にも、木目や陰影がはっきり出ることから非常に人気のある外壁材です。
ながく、外壁材を使用しつづけるためにも
業者選びの際には、塗布量をしっかり守るところにお願いするのがよいでしょう。
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