前橋市で現場調査にお伺い致しした。
2019.06.02 その他
お世話になります。
本日もお問い合わせがあり現場調査にお伺いしてきました。
やはり皆さん普段目につかない屋根の状態を気にされています。
本日も屋根の上からしっかりと調査しました。
ではさっそく屋根から調査していきます。
こちらのお家はモニエル瓦でした。
モニエル瓦も塗装が必要なセメント系の瓦になります。
モニエル瓦の塗装の際に注意が必要な方があります、
【洗浄】です。
もちろんどの屋根材でも洗浄は必要ですし大切な工程になります。
しかし、このモニエル瓦の際には特に注意が必要なのです。
このモニエル瓦の実は元々塗装がされているのではなく、
屋根材の表面にスラリー層(色のついたセメントの層)があります。
このスラリー層実はとても塗料との密着が悪いのです。
モニエル瓦の塗装の際には洗浄時にこのスラリー層をしっかりと取り除く事が大切なのです。
このスラリー層をしっかりと除去出来なければ
どんなに優れた塗料を塗装しても意味がありません。
業者さんが一言に【洗浄する】と言ってもこの【スラリー層】の事を分かっていて洗浄するかどうかが大切なポイントになります。
モニエル瓦塗装をご検討の方はしっかりと見極めてください。
話をこちらの屋根に戻します。
コケが生えていますね。
コケの発生は湿気が原因ですから、こちらの屋根は塗膜の劣化により水弾きが悪くなり、雨が染み込む、湿気を溜めやすい状態になっていると言えます。
この状態ですと、コケはもちろんのこと雨が染み込むことによってどんどんと劣化が進んでしまいます。
他の箇所も見ていきます。
やはり下屋根は紫外線の劣化は少ないものの、日当たりが悪く湿気が残りやすい為にコケの発生も目立ちます。
また、下屋根は窓から見える為皆さん特に気にされている箇所です。
屋根の調査の時は屋根表面以外もくまなく調査します。
屋根の調査が不十分だと、いざ足場を組んでから
あれもこれもと追加で工事をしなければならないところが見つかる可能性があります。
『せっかく、この値段だから契約したのに…』
そんな風にならない為にしっかりと調査します。
調査を進めていくとあれ?とカメラが止まりました。
お分かりになりますでしょうか?
棟瓦を留めている釘が浮いてしまっています。
こちらの屋根、ほぼ全ての釘が浮いていました。
風が棟瓦の下に吹き込むことによってこれだけ浮いてしまったのだと考えられます。
台風などによって瓦が飛んでしまう事を考えると恐ろしいですね。
このような場合は塗装の前に釘を打ち直し、釘頭をコーキングでスライム状に固定することによって再発を防ぎます。
皆さんも普段見れない屋根だからこそ
しっかりと、くまなく業者さんに診てもらいましょう。
安心して工事をご依頼していただく為に本日もしっかりと調査を行わせて頂きました。
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