タスペーサーが要らないスレート屋根もあります!
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ミヤケン編集部
ミヤケン編集部です。 皆様に外壁・屋根塗装工事やお家に関わるお役立ち情報を発信していきます。
スレート屋根の「縁切り」に一役買ってくれるタスペーサー。
タスペーサーを施工しないと雨漏りしてしまうなんて話を聞くと
「工事をしたけれど、タスペーサー工事なんて入っていなかった…うちは大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、タスペーサーを取り付けなくても雨漏りしない屋根材もあります!
今回は、どんな屋根が設置しないのかをご紹介します。
タスペーサーが要らない屋根材とは?
タスペーサーが不要なスレート屋根は大きく分けて3つあります。
今回はその理由と見分け方もお伝えします。
①屋根と屋根の隙間が4mm以上あるスレート屋根
長い間、塗装工事などのメンテナンスをしていない屋根材は色あせだけでなく、屋根材自体が反ってしまうことがあります。
この場合は縁切りによるタスペーサーの挿入は必要ありません。何故かと言いますと、既に隙間が広いため挿入しても固定されず落ちてきてしまうからです。
タスペーサーが落ちてしまうほどの隙間があれば、塗料で屋根の隙間が埋まる心配はありませんのでご安心ください。
また、同じ1軒の家においてすべての屋根にタスペーサーが必要かと言えばそうでもありません。
例えば、紫外線の当たる方角の屋根は反ってくるので自然と隙間が空き、タスペーサーは不要だけど、他の方角の屋根は隙間がないのでタスペーサーが必要だという事もあります。
同じ屋根でも方角によって劣化の状況は全く異なりますので、業者には必ず4面しっかり確認したうえで施工するか・しないかの判断をしてもらうようにしましょう。
②6寸以上の勾配の屋根
この場合は、タスペーサーが抜け落ちてしまうためタスペーサーは取付不要です。
確認せずに取付けてしまうと、強風などでタスペーサーが雨樋や地面に落下してしまいます。
勾配については三角屋根であればすぐにわかると思いますが、心配な場合は「屋根足場」が見積書に記載されているか確認してみましょう。
屋根足場とは屋根の上で作業するのに支障がある場合に足場の上にも足場を組んで安全対策をすることを言います。
屋根足場が必要な屋根は6寸勾配以上と定めている業者が多く、もしお見積書にどちらか一方がない場合には問い合わせる必要があります。
③屋根材が割れやすい場合
そもそも塗装工事に不向きな屋根材があります。
アスベストを含まないノンアスベストの屋根材やパミールが挙げられます。理由としては屋根材のもろさです。
屋根の上に移動しただけでも割れてしまうため、塗装工事に必要な高圧洗浄はもちろんできません。。
塗装ができない屋根材の場合はカバー工法や葺き替えでのメンテナンスをお勧めします。
以上がタスペーサーが要らないスレート屋根です。
屋根塗装を検討する際に、屋根からの雨漏りを発生させないためにも、自分のお家にはタスペーサーが必要か不要なのかしっかりと業者さんに確認してもらうことが大切です。
「タスペーサーの記載がないから悪い施工」というわけではありませんのでそこは覚えていただけるとよいかと思います。
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