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白木をよみがえらせるあく抜きとは?

この記事を書いた人
営業部宮下
管理部 宮下

管理部/2010年入社/前橋市出身 営業部を経て管理部へ。二級施工管理技士の資格を生かし工事着工中のお客様のご自宅へお伺いし品質向上のため中間検査・完了検査を行っています。書道初段の腕前。

新築したばかりの住宅は綺麗な状態ですが、長く住んでいると段々汚れが目立ってきます。
特に外壁は雨やほこり、カビなどによって汚れやすく、汚れを放置すると落としにくくなります。
木造住宅で表面の塗装がない白木を使用している場合、より汚れが目立ってしまいます。
今回は、白木のあく抜きをする方法や長持ちさせる仕上げについてご紹介します。

■白木のあくとは?
木の皮を剥き、表面にニスの塗装がされていない白木は、木の温かみやなめらかな手触りが特徴です。
寺や神社には白木が多く使われていますが、他の木材と比べて汚れやすいというデメリットも持っています。
雨・ほこり・カビ以外にも、紫外線によって綺麗な白木が黒くなってしまうことも多いです。
単に紫外線を受けて黒くなるのではなく、白木から出た樹液のアクが原因となっています。
アクは紫外線を受けると飴色になり、黒くくすんだような色になってしまいます。
経年劣化によるものなので、最初は綺麗な白木だったとしても時間が経てば黒ずみが気になってくるでしょう。
しかし、白木のあくは洗浄すると綺麗になり、元の綺麗な状態に戻すことができます。
白木の洗浄を行う業者は多くあるので、経験豊富な業者に依頼して美しい外観を取り戻しましょう。

■白木のあく抜き方法
ここからは、あくで黒くなった白木の汚れを落とす方法についてチェックしていきましょう。

・旧塗膜がないかチェックする
洗剤で洗う前に、白木の表面に塗料を塗って固まった塗膜が残っていないかを確認します。
塗膜が残っている状態では上手く洗浄できないので、事前のチェックが必要です。
旧塗膜がある場合は、洗剤を塗る前に塗膜を剥がして白木の表面を洗いやすい状態にしておきます。

・専用洗剤を塗る
塗膜のない白木の状態になったら、白木洗浄専用の洗剤を噴射器やハケを使って塗っていきます。
専用洗剤を使わないと白木が変色してしまうリスクもあるので、必ず専用洗剤を使用することが重要です。
合わない強い洗剤は白木の劣化にも繋がり、綺麗な状態を復元できなくなります。
白木の状態にもよりますが、弱アルカリ性の洗剤を使うと変色にしくいでしょう。

・汚れが浮き出てきたら水で流す
洗剤を塗ってしばらく経つと、汚れが浮き出てくるので水で流して綺麗にします。
広範囲を水洗いする時は高圧洗浄機の使用が便利ですが、圧が高いと白木を傷付けてしまう可能性もあります。
できるだけ圧を低くし、優しく水洗いしていくと傷付けずに白木の洗浄ができます
細かい部分や外壁が弱っている部分は、ハケを使って丁寧に汚れを落としていきます。

・乾かしながら2~3回水洗いを繰り返す
一度の水洗いで綺麗になることもありますが、長年の汚れが蓄積していると頑固な汚れは落ちない場合もあります。
水洗いするごとに乾かしながら、2~3回に分けて徐々にアクを綺麗にしていきます。
数回に分けた水洗いは汚れを綺麗にすることだけでなく、洗剤を残さないためにも重要です。
洗剤が残ったままだと臭いが気になるので、水洗いでしっかりと落としていきます。

・シミ、カビ、日焼け落とし
あく洗いをする時には、あく以外にもシミ・カビ・日焼けも落として綺麗な状態にします。
水洗いである程度の汚れは落ちますが、頑固なシミ・カビ・日焼けは専用の洗剤を使って落とします。
洗剤を使って汚れを落とした後は、あく抜きと同様洗剤が残らないよう念入りに水洗いをすることが大切です。
最後に濡れた雑巾を使って落とし切れなかった洗剤をふき取り、黒ずみを綺麗にしていきます。

■仕上げで長持ちさせる
洗剤での洗浄や水洗いなどで白木が綺麗になったら、長持ちさせるために仕上げを行います。
あく抜きをした状態のままだと、表面に塗装がないのですぐに汚れが付いて黒ずみやくすみなどが気になるでしょう。
専用の保護剤で仕上げをすれば、汚れ・シミ・カビ・日焼けなどによる劣化を防いでくれます。
木の質感を活かして保護できる浸透タイプの保護剤が効果的です。
木の木目を残すためにクリヤー塗料を使う方法もありますが、浸透タイプの保護剤と比べると白木が変色しやすい難点があります。
ただし、耐久性が高いので雨や風などから白木を保護するという面では、高い効果が見られるでしょう。
どちらを使っても良いですが、白木の質感や木の温もりを感じたいという方には、浸透タイプの保護剤がおすすめです。
保護剤を塗る時は、より効果を発揮できるように2度塗りをする場合も多いです。

専用の洗剤を使ってあく抜きをすれば白木の美しさを取り戻すことができ、最後の仕上げとして保護剤を塗ると長持ちします。
汚れの状態や白木の劣化具合によってあく抜きの方法は異なるので、
まずは状況の確認とお見積りによって最適な工事を行いましょう。

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