前橋市石倉町のアパートで建物診断を行いました。
2018.10.01 アパートマンション塗装
この記事を書いた人
営業部アフター課 木暮
営業部法人課/2011年入社/前橋市出身 48歳でミヤケンに入社。前職の経験と二級建築士の資格を生かし、建物を細かく確認します。ミヤケンの宴会部長。
今回は、アパートを管理している不動産屋さんからのご依頼で、
前橋市石倉町のアパートの建物診断に行ってきましたので、
ご紹介をさせていただきます。
屋根・外壁塗装の建物診断ということでしたが、
雪害や風害が適用される損傷がありましたので、
そちらの内容となります。
みなさんは「火災保険」で雪害や風害の被害が補償できることをご存知ですか?
以下のようなケースで補償対象となります。
(補償の内容はご加入の保険によって異なりますのでご確認ください)
「雪害」では、
・雨樋が、積もった雪の影響で壊れた(曲がった、歪んだなど)
・積もった雪の影響で窓ガラスが割れた
・カーポートや物置などが雪の重みで壊れた
・隣家からの落雪で自宅の壁や塀が壊れた
「風害」では、強風によって
・雨樋が壊れた
・屋根の棟板金が飛んでなくなってしまった(固定がゆるくなってパカパカしている)
・屋根の瓦が吹き飛ばされてしまった
などなどです。
こちらのアパートでは、雪害による雨樋の損傷がありました。
写真では分かりずらいかもしれませんが、
手前の集水器が破損していて、奥の方は歪んでいます。
そして、先ほどの集水器のさらに手前側は、雨樋が傾いて「おじぎ」をしてしまっていました。
こうなってしまうと雨樋としての役目を果たしていません。
写真に見えるベランダにビニールがかかっているのがお分かりでしょうか?
これは、
「雨樋から雨水が溢れてベランダに落ちてくるので、それを防ぐため」
に付けているそうです。
そして、屋根です。
「切妻屋根」や「棟寄せ屋根」には、
通常、そのてっぺんの所に「棟板金」という鉄板が付いています。
(この屋根は「切妻屋根」です)
写真でも分かると思いますが、
屋根の向こう側の棟板金がありません。
これは、強風による「風害」が適用されるケースです。
棟板金がなくなってしまって、この状態で雨漏りがないのか心配です。
不動産屋さんによると、住んでいらっしゃる方からの雨漏りの苦情はないそうです。
そして、残っている棟板金もご覧のように、
固定している釘が抜けて(緩くなって)
「パカパカ」している状態です。
不動産屋さんを通してアパートのオーナー様には、
この状況をお伝えしています。
ミヤケンでは、
塗装はもちろん、雪害や風災、雨漏り、リフォームなどに対応していますので、
何でも結構です。何か気になることがございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いします。