先日、富岡市にお住いのお客様から「家を建ててから年数が経って劣化が見られたので調査をしてもらいたい」とのお問い合わせをいただき、現場調査へお伺いしました。
築23年で初めてメンテナンスをするとのことで、入念に調査していきました。
この記事ではお家の劣化症状や、それぞれに対する適切なメンテナンス方法についてご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください！

■瓦屋根の調査

まず、屋根から調査していくと、棟瓦の釘浮きが確認できました。

このお写真では分かりにくいので、さらに近づいて確認してみます。

釘は、強風や地震などの振動によって瓦が動くことによって、段々と浮いてきてしまいます。
釘浮きや発生すると屋根と棟瓦に間に隙間が発生し、そこから雨水が侵入して雨漏りが発生してしまいます。
「こんな隙間から雨漏りするの？」と思われがちですが、雨漏りは雨が降ってすぐに発生するものではなく、長い時間をかけてじわじわと屋根裏全体に広がって発生するのです。
今回は釘打ちを行い、さらに隙間から水が侵入しないようにコーキングを打ち込む必要があります。
一方瓦全体も調査しましたが、ひび割れやかけもなく、漆喰も白くきれいな状態で問題ありませんでした！

■サイディング外壁の調査

続いて、外壁を調査していくと欠けが確認できました。

欠けの経緯は100%確定は難しいですが、考えられる要因として、
・あいじゃくりの給水により外壁材が脆くなってしまった
・地震による揺れに耐えられなかった
・なぜかこの部分にだけ上から負荷がかかり割れてしまった
ことが挙げられます。
いずれにせよ、この状態を放置してしまうと隙間から雨水が浸入し、ひび割れや欠けが外壁全体へ広がると、外壁材全体を張り替えなければならなくなります。
今回はこの部分だけが欠けてしまっていた状態だったので、パテで成形し形を整えた後、上から塗装を施す補修をオススメしました。

■コーキングの調査

さらに、外壁目地のコーキングを調査していくと剥離（はくり）が確認できました。

コーキングの剥離は、紫外線や雨風による経年劣化などが原因で発生します。
この状態で放置すると、雨が降った時に隙間から雨水が侵入して雨漏りが発生する可能性があります。
また、状態が悪化すると外壁材だけでなく躯体まで腐食してしまいます。
そうなる前に、既存のコーキングを撤去してから新しいコーキング材を打ち込むことで、雨水を防ぐことができます。

■軒裏天井の調査

最後にお家の付帯部である軒裏天井を調査していくと、汚れの付着が確認できました。

これは、軒裏天の塗膜の経年劣化によって空気中の汚れが付きやすくなっている状態です。
特に今回は、近くに畑があり、土埃が付着しやすい環境になっていました。
軒裏天井は屋根裏の湿気を逃がす役割があるので、汚れが付着したまま放置すると湿気を逃すことができずにシミが発生してしまいます。
さらに被害が拡大すると、軒裏天井が傷んではがれてしまう危険性もあります。
汚れが付着していると感じた時点で、高圧洗浄で汚れを落とし、通気性に優れた軒裏天井専用の塗料で塗装してあげることが必要です。

この他にもお家の付帯部を調査して、今回の現場調査は終了しました。
後日、お客様のご要望に合わせた外壁塗装・付帯部塗装の4プランをご提案しました。

皆様の大切なお家の長く、美しく保つためには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
「ほんの少しのひび割れだから」「メンテナンスしなくても過ごせる」などと決して思わず、少しでもお家に異変を感じたらまずはミヤケンまでお問い合わせください！
プロの目線から皆様のお家に合った最適なメンテナンスをご案内させていただきます。
また、ミヤケンでは塗装工事について知っていただく為にセミナーも随時開催しております。
「まったく知識がないけど大丈夫なのかな？」という方こそ大歓迎です！
皆様のお悩みを解消するために、親身になってご相談を受けさせていただきます！
もちろん、セミナー後のしつこい営業は一切ありませんのでご安心くださいませ。

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