ALCの外壁について
2018.08.31 その他
この記事を書いた人
今回は、ALC外壁材についてのお話をしようと思います。ALCという外壁、皆さんはどんな外壁なのか、思い浮かびますでしょうか?
写真をみると、すぐわかると思いますよ。

このような見た目の外壁材です。外観をみると、「あーー!見たことある!」となると思います。碁盤の目状に縦にも横にも線が入っていますね。ご近所のお家にもこの壁のお家があるかもしれませんね。

では、このALCという呼び方、何の略称なのかわかりますか?
「Autoclaved」(高温高圧蒸気養生された)「Lightweight aerated」(軽量気泡)「Concrete」(コンクリート)
この英単語の頭文字を取って呼ばれております。日本語に訳すと、「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」となります。
これでもまだ難しいですね。

コンクリートというと、重く、ズッシリした印象を持ちますが、ALCは軽量気泡という言葉が付いているように、軽いのです。それは、ALCの断面をみるとわかりますが、プツプツと細かい穴が空いてますね。気泡の穴が空いているのです。この気泡のお陰で、水に浮くほど軽いです。普通のコンクリートの1/4くらいの重さです。

更には、この気泡、言い換えると空気の部屋があるお陰で、2つの良き機能があるのです。それは、「断熱」と「防音」です。空気の部屋がたくさんあるお陰で、夏なら、冷房の冷気が外に伝わるのを防いでくれますし、冬なら、暖房の暖気が外に伝わるのを防ぎます。同じ原理で、内から外へ、外から内へ伝わる音を小さくしてくれるのです。

こんな、いい事づくしのALC外壁ですが、やはり、弱点や気をつけなければならないことはあります。その弱点は、碁盤の目状にある目地に施行されているコーキングです。このコーキングが、外壁材の間を塞いでくれています。このコーキングは、年数が経つにつれ劣化をし、割れてしまいます。この部分が劣化する前に手をつけるのか、予算面も変わってきます。
ちなみに、コーキングの施工方法は、一般的に「増し打ち」という方法です。今の目地を増してコーキングを打ちます。
そして、そのコーキングが劣化し割れてしまったらどうなるのかですが、目地から水の影響を受け始めます。目地の割れから侵入した水が外壁にしみこんでしまうのです。この外壁はコンクリートですから、水を良く含みます。そして、含んだ水が乾燥、蒸発、時期によっては凍結することで、素材自体を壊してしまうのです。ここまでならない為にも、早めのお手入れが必要です。
少しでも皆様のお力になれたら幸いです。
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