CM宣伝や大手ハウスメーカー「ヘーベルハウス」でお馴染みの旭化成。
メンテナンスフリー（塗装など不要）とも言われ、「ゾウが外壁の上を乗っても大丈夫！」というとても頑丈な作りが大きな特徴です。
しかし、お家を建ててから一度もメンテナンスをしなくてもOK!という訳ではありません。

そこで今回は、ヘーベルハウスの外壁の特徴とメンテナンス方法についてご紹介していきます。

ヘーベルハウスの外壁の特徴

冒頭でもお伝えしましたが、とても頑丈という事が特徴のヘーベルハウスの外壁は、「ALC外壁」を使用しています。
ALCを取り扱っているの1つのメーカーとして、
旭化成が「へーベル」・「ヘーベル外壁」・「ヘーベルパワーボード」というブランド名で売りに出しているものであり、通常のALC全く同じ外壁材なのです。

ここで、ヘーベル外壁（ALC）はどんな性質なのかご説明しますと
「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」、日本語に訳すと「高温高圧蒸気養生製法の軽量気泡コンクリート」と言います。
この英語の頭文字をとってALCと呼びます。
その大きな特徴としては、耐久年数が高い、断熱性・耐火性に優れている、軽量で、遮音性が高いという事です。

1.耐久性が高い

ヘーベル外壁は耐久性が高く、地震にも強いメリットがあります。
適切な条件で使用し、定期的なメンテナンスを行った場合、外壁自体の耐用年数は50年を超えるといわれています。
そのため、メンテナンスをする回数は少なくとも、全くしなくてもよいという訳ではありませんので、ここで注意をしていただければと思います。

2.断熱性・耐火性に優れている

ヘーベル外壁は内部の気泡が空気の層を作るため、熱伝導率が低く断熱性が高い素材です。
通常のコンクリートの約10倍も断熱性があるといわれていることから、断熱材と併用すると夏場は涼しく冬場は暖かい住宅環境を維持しやすくなります。
燃えにくい耐火構造を有しているため、耐火性・防火性も優れています。
また、無機質な原料で作られていることから、万が一火災が起きた場合にも有害物質を発生させません。

3.軽量で遮音性が高い

ヘーベル外壁は通常のコンクリートに比べて重量が1/4程度しかないのが特徴のひとつです。
軽量でありながら強度があり、遮音性が高いメリットがあります。
内部の気泡が音を吸収するため、騒音のある環境でも住宅内に音が伝わりにくく、プライバシーの保護にも役立ちます。

また、ヘーベルハウスでお家を立てる際に、お客様のご要望によっても異なりますが、
陸屋根を使用したデザインのお家を多く採用しており、軒樋や破風板がないため、細かな付帯部のメンテナンスが不要ということも特徴の一つです。
　
（※左の写真：旭化成ヘーベルハウス引用）

ヘーベル外壁のメンテナンス方法

上記の特徴の際にもお話しましたが、耐久年数が良いとはいいつつ、全くメンテナンスをしなくても良いという訳ではありません。
ヘーベル外壁（ALC）の主成分がセメントであるため、吸水性（スポンジのような吸い込み）が非常に高い素材となっています。
外壁表面を守る塗膜の劣化・目地のコーキングが劣化してひび割れが発生すると、その部分から雨水が侵入し、雨漏りの発生やお家の躯体（くたい）を傷めてしまいます。
また、これは冬季には「爆裂現象」という、外壁内部に侵入した雨水が凍結して膨張し、外壁が破裂してしまうリスクが高くなるのです。

こういった場合のメンテナンス方法としては
外壁目地に新しいコーキングの増し打ちをし、塗装を施すことで外壁の防水性を高めてあげる必要があります。
また、劣化が進んでしまった場合は塗装ではなく、外壁の張替えや既存の外壁の上に新しい外壁を張るカバー工法と言ったメンテナンス方法が必要になります。
この場合、塗装工事よりもかなり費用が掛かってしまいますので、劣化が進む前に10年に一度、外壁のメンテナンスをおすすめします。

ミヤケンではヘーベルハウスのお家の外壁塗装の実績が多数あります。
「うちの家ヘーベルだけど大丈夫かな？」「見てもらうだけ見てもらいたいな」と思った方は、
ぜひ一度ミヤケンまでご相談ください！

 

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