今回は、サイディングやALCの目地に使用されているコーキングについてお伝えします。
住宅をさらに綺麗にさせたい方、塗装工事を検討中の方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

◎そもそも目地とは？

　目地とは、外壁材と外壁材のつなぎ目のことを言います。つなぎ目の多くはコーキングが施工されています。
　コーキングはゴムのように弾力があるため、地震が起きた際に揺れを吸収します。
しかも、ひび割れを防ぐ役割があり、雨漏り、劣化からも守ってくれます。
　そのため、目地のコーキングはとても重要な役割があるのです。

 

①コーキングが傷むとどうなるの？

　外壁材にひびが入り、雨漏りの可能性が高まるほかにも、サイディングの反りや凍害を引き起こす危険性があります。
お家の傷みが進む原因になりますので、コーキングを劣化させないことが長持ちさせることにつながります。

 

②お家が長持ちさせるためには、処置が必要です

　サイディングでは、コーキングの打ち換えをします。コーキングを撤去し、プライマー（接着剤）を塗布します。

新しいコーキングを充填し、ヘラ均しをします。

　ALCでは、コーキングの増し打ちをします。サイディングと違い撤去はしません。
既存のコーキングの上からプライマー（接着剤）を塗布し、新しいコーキングの充填後、ヘラ均しをします。
　その後、どちらの壁も3日以上乾燥させます。この乾燥期間が実は非常に重要です。
しっかり乾燥しないと、コーキングが膨れることがあります。

 

③コーキングには種類があります

　同じ「コーキング」にも大きく分けて水回り用と外壁用の2種類があります。
家の中の水回り（お風呂、洗面台等）のコーキングでは、シリコンコーキングと呼ばれるコーキングを使用します。
油分が多く水をはじきす。
　一方、外壁のコーキングでは、変成シリコンを使用します。
油分が少なくコーキングの上から塗装をすることができます。
　水回り用のコーキングを外壁に使用するとコーキングの油分が外壁に染み出すブリーﾄﾞという現象がおこり、
せっかく綺麗にした外壁が数年後に汚れて見えることがあるので注意しましょう！

もう少し細かく、外壁用のコーキングを紹介していきます。
外壁用のコーキングにはグレードがあります。
・変成シリコン　　　　　　（耐久年数　7年）
・ウレタンコーキング　　　（耐久年数　10年）
・ポリウレタンコーキング　（耐久年数　15年）
　ミヤケンでは、耐久年数が15年と非常に信頼性の高いポリウレタンコーキングを使用しております。
塗装した後、隠れてしまうコーキングにもこだわっています。
 さらに、大手ハウスメーカーさんも使用していることもあり、安心できますね。

 

　いかがでしょうか。コーキングといってもたくさんあるので、選ぶ際には種類、耐久年数など確認してみてください！
お見積りを取った後、業者選びにぜひ、参考にしてください。また、気になる点や疑問に思ったことはお気軽にお問い合わせください。
　専門スタッフが全力でお答えいたします！