先日、太田市新田木崎にて「外壁のひび割れと雨樋が変形してるから見てほしい」とお問合せをいただき、現場調査に行ってきました。
今回は調査の内容とそれぞれの症状に対する適切なメンテナンス方法について紹介します。

■外壁のひび割れ調査

今回のお家ではモルタル仕様のお家でした。
まず初めに外壁のひび割れ箇所を確認していくと、縦に細いひび割れが確認できました。

ひび割れは経年劣化や地震の揺れによって発生します。実は、ひび割れには危険の度合いがあり、今回は比較的危険度の低い【ヘアークラック】と呼ばれる症状でした。
このヘアークラックは0.2ｍｍ～0.4ｍｍ程の細いため、意外と見落としがちです。
しかし、放置してしまうとひび割れも段々大きくなるだけでなく、お家の天敵でもある雨漏りにも繋がります。ヘアークラックは塗装工事で補修出来ますので、ひび割れが大きくなる前に外壁塗装を行いましょう。

■外壁のチョーキング調査

このまま塗装メンテナンスの初期サインでもあるチョーキング現象がないか調査すると、症状の確認ができました。

チョーキング現象は「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁を指で触った時に外壁と同色の粉がつくことをいいます。
この粉の正体は、紫外線によって外壁表面の塗膜が劣化したものです。前述のとおり、外壁塗装の初期段階のメンテナンス症状のため緊急性は低いですが、早めの塗装メンテナンスを行うことでお家を長持ちさせることが出来ます。

■雨樋のゆがみ調査

続いて雨樋のゆがみを調査していくと、本来真っ直ぐに取り付けられてる雨樋が外側に少しゆがんでいました。

数年前の大雪の重みでゆがんでしまったのでしょう。本来雨樋は屋根から降ってくる雨水を正しく地上へ流すためにあります。
しかし、写真のようにゆがんでいるとしっかりと雨水が流れず、一部停滞してしまう場合があります。これからの梅雨時期は特に雨が降り続く日が多いため、停滞している部分から雨水があふれて外壁に飛び散ることも…。場合によっては外壁にコケを発生させて雨樋だけの問題では済まないこともあります。

自然災害によるお家の不具合は「雪害」や「風災」扱いとなり、火災保険が適用でき、場合によっては実費負担0円で補修できるかもしれません！
「保険を使うと、毎月の保険支払い金額が上がるんじゃ…」と保険の使用を懸念される方も多いですが、自動車保険のように月々の保険料料があがることはありませんのでご安心ください。
ただ、下りた保険金を補修費用に充てず別のものに使用して何度も申請することはできません。他にもご家庭によって保険の下りる条件が異なりますので火災保険を適用した工事をご希望の方は、ご加入中の火災保険会社に問い合わせてみましょう。
また、保険手続きに必要な書類の作成や鑑定人の検査の立ち合いなども行っていますのでお気軽にご相談ください！

■支柱の塗膜のはがれ

次に支柱の調査をしていくと表面の塗膜がはがれ、下地が見えていました。

これは紫外線の影響で柱表面の塗膜が劣化している状態です。また、柱のサビも発生しているため塗膜がはがれてから年数が経っていることが分かります。
今回の柱のように鉄部のサビを放置してしまうと、腐食が進み穴が空いてしまう場合もあります。特にこれから梅雨にも入りますので、腐食が進んでしまうので注意が必要です。今回の状態であれば塗装工事で修復することが出来るので、雨樋を長持ちさせるために研磨で表面を整えてから塗装を行いましょう。

■色あせ・サビの発生は塗装メンテナンス&雨樋のゆがみは交換しましょう

他にもお家の周りを調査して今回の現場調査が無事終了しました。
後日、外壁塗装と火災保険を使った雨樋交換その他付帯部塗装のご提案をさせていただくことになりました。

この記事皆さまに抑えてほしいことは、

●外壁のひび割れを放置すると、ひびが拡大して雨漏りが発生する前に塗装工事をしましょう
●外壁を指先でこすってチョーキング現象が確認できた時は、お家を長持ちさせるために塗装工事をしましょう
●雨樋のゆがみは、外壁にも被害があるため交換をしましょう
●鉄部の塗膜のはがれはサビを発生させ、腐食が進んで穴が空くことがあるため交換・塗装工事をしましょう

以上4点です！

「工事をするか分からないけど調査と見積もりだけしてもらいたい」という方でも安心してご相談いただけるよう、見積もり提出後のしつこい営業は一切行いませんのでお気軽にご相談ください。
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