外壁塗装と一緒におススメしている付帯部のメンテナンス方法と劣化症状
2020.06.30 基礎知識
この記事を書いた人
営業部 森下
営業部部長/2009年入社/前橋市出身 一級建築塗装技能士の資格と元職人の経験と知識を生かし、お客様に安心を提供します。趣味はピアノと芝刈り。
前回のブログで外壁塗装の施工費用や期間、施工方法などをご紹介させていただきました。
今回は、外壁塗装と一緒におススメしている付帯部のメンテナンス方法と劣化症状について少しご紹介していきたいと思います!
もちろん、状態によって塗装をしなくても良い場合がありますので、その辺りは嘘偽りなく、しっかりとご説明をいたしますのでご安心ください!
まず初めに軒裏天井です!屋根と外壁から外側に出ている、矢印の部分のことですね!
軒裏天井は雨風が直接当たらないように外壁を保護する、いわば「傘」のような役割です。
また、下地材がむき出しになっていると、そこから雨風が吹き込み、屋根が劣化しやすくなりますが、
軒天がしっかりと屋根の裏部分をガードしていることで、湿気や強風から家を守る効果もあります。
そんな軒裏天井の主な劣化症状は
雨漏りによる雨シミの発生と、シミを放置した状態からの剥がれなどがあります。
▼軒裏天井 雨ジミ ▼軒裏天井 剥がれ
雨ジミの発生は、雨漏りを引き起こしているサインです!
軒裏天井が剥がれ落ちてしまうと、鳥やコウモリなどの害虫が住み着いてしまう恐れがあります。
コウモリが住みついた場合、フンによる衛生被害を受け、悪臭による被害や、糞に含まれる細菌による感染症、
さらにはコウモリの糞をエサにするゴキブリやハエなどの害虫被害にも繋がってしまいます。
まずは、雨漏りが発生している箇所を突き止めて補修することと、美観を失った軒裏天井を綺麗に塗装してあげましょう!
状態によっては塗装ではなく、張替えをする場合がありますので、しっかりと調査をしてもらいましょう。
続いては破風板です!矢印で指している、屋根の側面の板部分のことですね!
破風板の最大の役割は、雨や風を防ぐことにあります。
建物の屋根は上からの雨や風に対して強い構造になっており、屋根裏に侵入する雨風を防ぐ効果があります!
そんな破風板の主な劣化症状は、
表面の色あせ、剥がれやコーキング目地のひび割れなどがあります。
▼破風板 色あせ ▼破風板 表面の剥がれ
▼破風板 コーキング目地のひび割れ
紫外線や雨風の影響で、木製やケイカル板の破風板はどうしても劣化してきます。
破風板はほとんどの場合、「ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)」か「木材」で出来ています。
ケイカル板も木材もどちらも水を吸うようになると素材自体がボロボロになって劣化してしまうので、塗装して防水機能を持たせることが大切です。
塗装を行わずに放っておいてしまうと、最終的には塗装ではなくカバー工事が必要になり、費用が約3倍かかってしまいます。
メンテナンス費用を抑えるためにも定期的な塗装を行ないましょう。
また、ガルバリウム鋼板の破風板は水を吸い込まない素材なので、木製やケイカル板に比べて耐久年数も高く長持ちしますが、塗装工事が必要になります。
外壁塗装をご検討の際に、塗装が必要か必要でないかを聞いてみるのもよいでしょう!
最後は雨樋です!
皆様も耳にしたことはあるかと思います。下の写真が雨樋です!
雨樋の役割は、雨水を正しい場所まで流し、お水がお家の中に入らない構造になっています。
そんな雨樋の主な劣化症状は、
チョーキング現象、色あせ、金具のサビ、ゆがみなどです。
▼雨樋 チョーキング現象 ▼雨樋 色あせ
▼雨樋 金具のサビ ▼雨樋のゆがみ
雨樋は、屋根に積もった雪の重みでゆがんでしまったり、雨樋の種類にもよりますが、雨風や紫外線の影響で、サビが発生するなど
天候による不具合を受けやすい部分です。
万が一、雨樋を支えている金具が外れてしまうと、ぶら下がっている状態とともに、風が吹いた時に外壁を打ち付けて傷めてしまう危険性があります。
また落下する危険性もありますので、大変危険です。
チョーキング現象や色あせ程度ですと、塗装工事で済みますが、上記のお写真の場合、交換するメンテナンス方法もあります。
雨樋の状態によって、どう言ったメンテナンス方法がよいか、しっかりと確認しましょう!
以上3点はミヤケンで外壁塗装をご検討されているお客様へ、
塗装工事を一緒におススメしている付帯部です!
「付帯部だけでもできるの?」「ちょっとした塗装だけど大丈夫?」というお問い合わせもありますが、もちろん可能です!
必ずしも外壁塗装と一緒にしなくてはいけないという訳ではありませんので、お気軽にご相談ください!