ゲリラ豪雨の続く前橋市では雨漏りの調査に追われております。
2018.08.31 雨漏り修繕
この記事を書いた人
営業部 森下
営業部部長/2009年入社/前橋市出身 一級建築塗装技能士の資格と元職人の経験と知識を生かし、お客様に安心を提供します。趣味はピアノと芝刈り。
台風やゲリラ豪雨の続くこの夏。
私の担当する前橋市でも、ドシャ降り雨が降るたびに雨漏りのご相談が絶えません(>_<)
しかし一口に【雨漏り】といってもその原因は本当にそれぞれ様々多種多様(T_T)・・・・
まぁ色々な原因があるわけですが・・
例えば【天井からの雨漏り】だったとしても、外壁のヒビ割れ箇所から浸水している場合もあれば
屋根から浸水している場合もあります。。
はたまた【壁面からの雨漏り】であれば、もちろん外壁の場合もありますし
窓サッシから浸水している場合もございます。。
もう本当に『ここだー!!!』と特定する事は至難の技と言っていいほどなのです。。
それでも、お客様からのご一報は『雨漏りしている!』の一言のみ。。(T_T)
私達の『どこからでしょうか?』の問いに答えられる方は殆どいらっしゃらないのが現状です。
よく考えてみれば私達だって体調不良で診察に行けば『熱がある』『吐き気がする』『ここが痛い』
なんて抽象的に言っている事を思えば、それがお家の事になったとしてもうなずける回答なのかもしれませんね。
ミヤケンにおける雨漏り相談の場合・・・
まず浸入経路の調査から始める事なり、それ以前に目視による現場確認からがすべてのスタートとなります。
と、いう事で本日は何についてご紹介をするかというと・・・
最近特に多い【シート防水(陸屋根の防水)劣化におかれる雨漏り状況】
をご紹介させていただきます。
これはマンションの屋上シート防水状況の写真となります。
一般的には塩ビ系シート防水が多く使われておりますが、その種類をたどっていけば
塩ビ系シート防水だけでなくゴム系の物などもございます。
どちらにしても素材自体は石油製品で出来ておりますので、紫外線などの経年劣化によって
様々な劣化を引き起こしていきます。
特に多いのは↓↓↓の様なシートとシートの継ぎ目が剥がれてくる事ではないかと思います。
シートのつなぎ目は接着剤や熱を加えた溶着等で繋げていきますが
長年の劣化によって素材自体が激しく収縮しこの様に接合部が引き裂かれたり
剥がれたりする劣化が出てきてしまいます。
以前に部分的な補修をされた箇所であっても
激しき収縮の前には【裂け】は避けられないのが現状です。
よくガムテープやホームセンターでご購入された防水専用テープで補修をされてる方もいらっしゃいますが
数週間・・・数か月で雨漏りをしてしまう事がほとんどです。
多くの場合は、一日たりとも全く雨漏り解決になっていない事が多いですかね。。(T_T)
ああ・・・これこれ↑↑↑
非常~~によくありますね!!!
シート自体の【よれ】です。
こうなってくると必要の無い箇所に雨水が溜まり、やがては剥がれを生じさせていってしまいます。
意外と思うかもしれませんが、こんな個所に泥が溜まり・・・
草が生息し始め、夏場にはドえらいこっちゃとなっている光景も目にするほどです。
・・・・・
これ↑・・・・
凄くないですか??
何とも説明のしようがございません。。
もう完全に引き裂かれていますね!!
排水ドレンの周辺は金物にて完全固定されていてシートの柔軟性が他所より低い箇所となります。
よって・・・収縮に追随していけずに、この様な状況となってしまうのです。。
しかし本当に様々な劣化が起きています。
この状況が約20年を超えた時の塩ビ系シート防水の劣化状況なのです。
多くの方が雨漏りが起きた事によって調査を行い、初めて現状の劣化に驚かれます。
そして予期せぬ急な出費を余儀なくされる事となるのです。
こういった事というのは・・・
建物というのは・・・・
問題が起きた事への対処ではなく、起きないようにしていく事がとても大事な事となります。
要するに【治療】ではなく【予防】が本当に大切な事となるのです。
特に今回ご紹介させていただいた、マンションの様な集合住宅に於かれては
ご自分の我慢ではなく、ご入居者様の退去という形で直接的な被害に繋がってしまいます。
これから本格的な台風シーズンとなります。
まだまだ残暑によるゲリラ豪雨等もございます。
予防は検査・診断から始まるでしょう(^^)
皆さま是非とも!!ご自分の事として『俺の所は大丈夫かなぁ?』と思ってみてはいかがでしょうか?
当社では大型のマンション・戸建て住宅と幅広く無料診断をご案内させて頂いております。
是非とも一度お気軽にお申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
専門の調査員が・・新たなる建物の劣化を発見する事に息巻いております。。
お気軽にどうぞ^_^;