今回は、弊社のチラシをご覧になったお客様から、「外壁の欠けやコーキングの剥離が気になるので、メンテナンスが必要か調査してもらいたい。」とのお問い合わせをいただき、現場調査に伺いました。
この記事では、お家の劣化症状とそれぞれに対する適切なメンテナンス方法をご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は、約5分で読み終わります。

■外壁の調査

早速、外壁を調査するために、チョーキング現象がないか確認していきました。

チョーキング現象の確認方法は簡単で、外壁に指先をこすりつけて指先が白くなるか否かで確認することができます。
早速調査していくと、チョーキング現象が確認できました。

チョーキング現象は、紫外線や雨風によって塗膜が劣化し、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に露出することによって発生します。
これは、防水性が低下している証拠ですので、放置すると汚れやコケに繋がります。
汚れやコケはお家の美観を損ねるだけでなく、耐久性を低下させてひび割れや欠けの恐れがあります。
劣化が進行する前に、高圧洗浄で表面をきれいにした後、塗装を施して防水性を取り戻しましょう。

さらに、他の外壁面を調査していくと、ひび割れが確認できました。

外壁のひび割れは、地震や車の横行による振動に耐えることができなくなると発生します。
ひび割れを放置すると、雨が降った際にお水が浸透すると、外壁の浮きや反りのリスクが高まります。
浮きや反りは塗装メンテナンスでは補修することができませんので、張り替えや釘打ちによる再固定が必要になり、コストも手間も増えてしまいます。
今回は、ひび割れをコーキングで補修してから塗装を施すことで、お水の浸入を防ぐことをオススメしました。

■コーキングの調査

続いて、外壁目地のコーキングを調査していくと、剥離の発生が確認できました。

コーキングの剥離は、紫外線や雨風によるゴムの収縮・下地不足による施工不良などが原因です。
外壁目地に施工されているコーキングは、外壁からの雨漏りを防ぐことと、地震が発生した時に外壁にダメージを与えない緩衝材のような役割をもっています。
コーキングの剥離を確認すると、雨漏りしてしまうと思われる方もいらっしゃいますが、防水シートがあるのですぐの心配はありません。
しかし、防水シートも経年によって劣化していきますので、確認できた時点で新しいコーキングに打ち替えましょう。

■雨樋の調査

最後に、お家の付帯部である雨樋を調査していくと、チョーキング現象が確認できました。

これは、紫外線や雨風の影響で塗膜が劣化し、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れた状態です。
塗膜の防水性が低下している証拠ですので、放置すると、雨樋本体の金属部分を保護している塗膜が機能しなくなり、さびや腐食の原因になります。
さびや腐食が進行して、雨樋に穴が開いたり欠けたりすると、お水を流すという役割を果たすことができなくなってしまいます。
これらは放置しても自然に直ることはないので、まずケレンを行って表面を整えた後、さびを防止する塗料を塗布し、金属専用の塗料で塗装を施すことが必要です。

以上で、今回の現場調査は終了しました。
後日、お客様のご要望に合わせて、外壁塗装工事の5プランをご提案し、ミヤケンにて工事をお任せいただくことになりました。
このお家の塗装工事はすでに終了しており、ミヤケンホームページにも詳しい内容を掲載しているので、ぜひ参考までにご覧ください！
【高崎市新町O様　高崎補助金を使用して赤×ベージュツートンの外壁塗装工事】

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