外壁塗装はどれくらいの頻度で行うもの？
2023.04.25更新 外壁塗装
大切な自宅に長く住み続けるためにも外壁塗装は欠かせません。
しかし、「何年経過したら外壁塗装をすればいいのか」の答えがわからずにタイミングを逃してしまう方も多いです。
新築の場合、2回目の塗装の場合など、住んでいる住宅の状況によっても時期に違いがあります。
そこで、今回は外壁塗装のタイミングを詳しく解説していきます。
大切な住宅を守るためにも、正しい知識を身に付けて外壁塗装の時期を見極めていきましょう。
目次
■外壁塗装は何年経ったらするべき？｜年数の目安
外壁塗装のベストなタイミングは、外壁の種類や塗料の種類によって違います。
自身が住んでいる住宅の外壁の素材に何が使われているのか、どんな塗料が使われているのかをまずは把握し、外壁塗装のタイミングを計りましょう。
- 新築の場合｜築8～12年目が一つの目安
自身が住んでいる住宅が新築であれば、外壁塗装の目安は8～12年が目安だと覚えておきましょう。
ただし、外壁材の種類によって耐久年数に違いがあるので、外壁塗装のタイミングも変わります。
自身が住んでいる住宅の外壁材を調べ、適切な時期を判断しましょう。
外壁材の種類別耐久年をご紹介します。
- モルタル外壁
セメントと砂を混ぜた素材を壁に塗り仕上げる外壁材です。
職人さんが手作業で塗っていくため、自由にデザインできる点が魅力です。
ただし、ひび割れが起こりやすいので注意が必要です。
モルタルの耐用年数は8～10年なので、時期を見て塗装を検討しましょう。
- 窯業系サイディング
サイディングボードを張り付けて作る外壁で、レンガ調や石材調など、デザインが豊富な点が魅力です。
窯業系はサイディングの中でも最も使用されている種類で、主な成分はセメントです。
耐用年数は7～8年と言われています。
- 金属系サイディング
金属でできたサイディングで軽さが特徴です。
建物への負担も少なく耐震性や耐熱性に優れています。
ただし、サビが出やすい点や凹みや傷が付きやすい点がデメリットです。
耐用年数は10～15年程となるので、10年以上現在の住宅に住んでいるなら、外壁塗装について検討し始めた方が良いでしょう。
- 木質系サイディング
木材が使用されたサイディングでナチュラルな風合いが人気です。
ただし、他とサイディングと比較すると取り扱っているメーカーが少ないので選択肢が少ない点がデメリットです。
気温や湿度による変化もあるのでメンテナンスが大切でしょう。
耐用年数は8～12年となっています。
- 樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂が原料のサイディングです。
素材そのものが着色されているので塗装剥がれの心配がありません。
シーリングが必要ない場合がある、凍害に強い、塩害に強い点も魅力です。
代わりにデザインの種類が少ない、施工できる業者が少ない点がデメリットです。
耐用年数は10～25年程度となっています。
ただし、目地にシーリングを使用している場合はシーリング補修が7～10年に1度必要になるので覚えておきましょう。
- ALC外壁
耐久性・断熱性・耐火性・耐震性に優れている外壁で、有害物質も含まれていないので環境や人にも優しい性質を持っています。
ただし、水分に弱い性質があり防水性が低いので塗装で防水性を補う必要があります。
耐用年数は8～10年程度です。
このように外壁には様々な種類があります。
耐用年数に関してはあくまでも目安なので、住宅がある環境によって劣化具合や進行具合にも違いがあるはずです。
上記でご紹介した耐用年数よりも時期が早まる可能性もあるので、状態を確認してメンテナンスの時期を考えるのが大切です。
- 二度目の外壁塗装の場合｜塗料の種類によって年数は異なる
過去に1度外壁塗装を経験した住宅なら、前回使用した塗料の種類で外壁塗装の年数を見極めましょう。
※使用メーカーによって異なります※
- アクリル塗料
現在、あまり使用されなくなった塗料ですが、発色が良い、低価格な点が魅力です。
耐久性が低く耐用年数は3～8年程となっています。
- ウレタン塗料
塗る場所を選ばず価格も低めな点が魅力のウレタン塗料の耐用年数は7～10年程です。
- シリコン塗料
耐熱性・耐候性・耐水性があり、汚れがつきにくい特徴を持っているシリコン塗料ですが、アクリルやウレタンと比較すると費用がかかります。
ただし、種類が豊富なので多くの中から選べる魅力があります。
耐用年数は10～18年程です。
- フッ素塗料
公共施設にも多く利用されている塗料で信頼性の高さが魅力です。
オーバーコートを行えば耐用年数を長くすることも可能です。
耐用年数は13～20年程です。
- 無機塗料
耐候性が高くセルフクリーニング機能のある無機塗料は、耐久性の良さから魅力高い塗料ですが、ひび割れを起こしやすい、価格が高いデメリットがあります。
耐用年数は15～20年程と長いのが特徴です。
■年数以外で外壁塗装を見極める方法
外壁の素材や塗料の年数以外にも、塗装の時期を見極める方法があるのでご紹介していきましょう。
- 外壁塗装の時期は劣化症状で判断すると間違いない
長く住んでいれば劣化も増えていくので、症状で判断すれば外壁塗装の時期も判断しやすくなります。
よく発生する劣化症状について、細かく紹介していきます。
- 色あせ
紫外線による影響などによって起こり得る劣化症状です。
塗膜が劣化している初期段階の症状であり、美観性も低下します。
- チョーキング
外壁が白く粉っぽくなっている部分はありませんか？
顔料が分離して白色の顔料が浮き出ている状態で触ると手が白くなるのでわかりやすい劣化です。
- ひび割れ
外壁をチェックし、0.3mm以上のひび割れを発見したら塗装の目安です。
塗膜が割れている状態なので、早めに塗装をして劣化の進行を防ぎましょう。
- 塗膜のはがれ
塗膜のひび割れを放置するとはがれが発生します。
保護膜を失えばダメージも進行してしまうので注意してください。
- サビ
金属でできた外壁はサビに注意してください。
サビを放置すればそこから水が浸入し雨漏りを引き起こす可能性があります。
このほかにも、汚れやカビ、苔の発生など、劣化が目立ってきたら外壁塗装を検討してみてください。
- 外壁塗装の時期に迷ったらプロに診てもらうのがオススメ
外壁塗装のタイミングを見極める方法は、上記でご紹介したように外壁の種類や塗料の種類、劣化症状で見極められます。
しかし、高い場所であると見にくく、場合によっては怪我をする危険性もあります。
自分で判断するのが難しいと感じたら、業者に見てもらい判断してもらいましょう。
外壁塗装のプロなので必要な時期であるかを診断し、適切な対応を行ってくれます。
■【参考】定期的に「掃除」をすれば、外壁塗装の時期を遅らせることが出来る！？
外壁塗装は費用がかかるので、「タイミングを少してもずらしたい」と考える人は多いはずです。
少しでも塗装の時期を遅らせるには「定期的な掃除」をして外壁塗装の時期をずらしましょう。
土埃や排ガスによる汚れであれば柔らかいブラシで擦ればすぐに落とすことが出来ます。
しかし、コケや強い汚れは落としにくくなるので、ブラシでこすると返って外壁を傷めてしまう場合があります。
この場合は外壁用の洗浄剤を使用して掃除をするか、高圧洗浄機を使用して掃除をしましょう。
高圧洗浄機であれば、誰でも簡単に汚れを落とせるので便利ですが、高い位置に汚れがあれば自分で掃除をするのは難しいでしょう。
そんな時には無理をせず業者に依頼をして洗浄してもらいましょう。
■外壁塗装のタイミングを理解することがお家を長持ちさせる近道
外壁塗装のタイミングは、住宅に使用されている外壁の素材や塗料の種類によって違いがあります。
しかし、今回ご紹介した耐用年数はあくまでも目安なので、住んでいる状況によっては劣化具合が進行している可能性もあります。
長く住むためにも外壁塗装は欠かせないので、タイミングを逃さないよう注意が必要です。
自分の目で見て確認し、劣化していると判断できれば業者に相談して塗装が必要か判断してもらいましょう。
【この記事を読んだ方にオススメの記事・動画】
・サイディングの種類（窯業系・金属系）とメンテナンス時期とは？
・外壁塗装メンテナンスをオススメする理由
・【動画】外壁塗装のお悩みをプロが解決します！【工事の時期】
・外壁の塗り替えってなんで必要なの？いつ塗装をしたらいいの？
・外壁塗装をするなら使用する塗料のランクについて知っておこう
・外壁塗装をするならつやありとつやなしのどっちが良い？
▼WEB申し込みは24時間受付中！（深夜のお問い合わせもOK！）▼
▼お電話でのお見積もり依頼をご希望の方はコチラ▼
フリーダイヤル【0120-286-440】
前橋店【027-289-3838】
高崎店【027-384-3939】
太田店【0276-57-6969】
※受付時間9：00～18：00
▼塗装について直接お店でご相談をしたい方はコチラ▼
【ご来店予約】
※来店予約は24時間受付しております。
営業時間は9：00～18：00です。