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外壁塗装をするなら使用する塗料のランクについて知っておこう

外壁塗装や屋根塗装は、雨や風、紫外線などの影響を受けて劣化します。
劣化した状態で放置してしまうと、雨漏りなどのトラブルが発生してしまうことがあるので注意しなければいけません。
雨漏りを未然に防ぐためには外壁や屋根の塗装を行う必要があります。外壁塗装や屋根塗装を行う際に使用する塗料には、いくつもの種類がありランクが異なります。
ランクが異なると耐用年数に大きな差が出てしまうので、どれを使用するかしっかりと考えることが重要なポイントになるのです。
そこで今回は、塗料の種類によって異なるランクや特徴などについて解説していきます。

■アクリル系の塗料

最初に紹介するのは、アクリル系の塗料です。
今回紹介する塗料の中でもランクが一番低いアクリル系の塗料が持つ特徴についてみていきましょう。

・特徴
アクリル系の塗料は、アクリル樹脂が主な成分です。
この塗料が使われるようになったばかりの頃は、発色の良さから大きな注目を集めました。
しかし、ウレタン系やシリコン系の塗料が開発されるようになってからは需要が減ってしまいました。
しかし、色のバリエーションが多いなどのメリットもあるため、DIYで使われるケースは増えています。
色

・メリットとデメリット
メリットは、1,200~1,800円/㎡とリーズナブルでカラーバリエーションが豊富です。
さらに使いやすいといった点が挙げられます。シーラーレスで塗装できるアクリル系塗料もあるので、どなたでも使いやすいと感じられるでしょう。
デメリットは、紫外線に弱くて劣化しやすい、塗膜が硬くてひび割れしやすい、塗り替えのスパンが短いといった点が挙げられます。

■ウレタン系の塗料

次に、ウレタン系の塗料についてみていきましょう。
ウレタン系の塗料は、アクリル系の塗料よりもひとつランクが高い塗料です。

・特徴
ウレタン系の塗料は、ポリウレタンが原料になっている塗料です。
1930年代にヨーロッパで工業用として使われるようになったのが始まりと言われています。
外壁塗装業者によっては、アクリルウレタン樹脂と見積もりに記載していることもありますが、これはウレタン系の塗料になるので勘違いしないようにしましょう。
ウレタン塗料はひび割れしにくい塗料なので、メンテナンスをできるだけ簡単にしたいと思っている人におすすめです。

・メリットとデメリット
メリットは、ひび割れを抑制してくれる、密着性が高いので屋外に使用する建材との相性が良い、付帯部も塗装できるといった点が挙げられます。
ウレタン系の塗料は弾性を持っているので、少しのひび割れであれば抑止することができるのです。
また、密着性の高さによって雨どいなどの付帯部にも使いやすくなっています。
デメリットは、10年以内に劣化してしまう可能性があるため光沢を維持したい時は向いていないといった点が挙げられます。
外壁の光沢は紫外線による劣化で失われていきますが、ウレタン系の塗料は紫外線に弱いので光沢が長持ちしにくいのです。
また、紫外線の影響を受けやすい箇所での施工は耐用年数よりも早く色褪せなどの劣化がはじまることから早期にメンテナンスをしなければいけない可能性があります。
このような特徴を踏まえ、屋根塗装にウレタン系の塗料を勧めないという業者もあります。

■シリコン系の塗料

次に紹介するシリコン系の塗料は、総合的に見た時のバランスが良い塗料として知られています。
ウレタン系の塗料よりも上のランクと考えられおり、現在のスタンダードグレードの塗料です。

・特徴
シリコン系の塗料は、耐用年数やコストなどのバランスが良いため、多くのお家で採用されています。
光沢感のある外壁にしたい、ある程度長持ちさせたい、コスパの良い塗料を使いたい、メンテナンスのコストを少しでも抑えたいといったニーズに応えられる塗料でもあります。
歴史も長いことから、シリコン系の塗料を勧めてくる外壁塗装業者は多いです。

・メリットとデメリット
シリコン系の塗料のメリットには、前述したように光沢感のある外壁に仕上げられる、耐用年数が比較的長い、コスパに優れている、メンテナンスのコストを抑えられるといった点が挙げられます。
また、耐候性や耐熱性、耐水性にも優れているため、外壁や屋根に適しているという点も大きなメリットだと言えるでしょう。
ある程度耐用年数が短いとメンテナンスの回数が多くなり、その分の費用も増えていきます。
それが負担になってしまい、メンテンナンスを怠ってしまい住宅の寿命を縮めることになりかねません。
そのため、シリコン系の塗料は魅力的だと感じる人が多いのでしょう。
デメリットには、アクリル系やウレタン系よりもコストがかかる、弾性が低いのでひび割れやすい、扱いが難しいといった点が挙げられます。
下塗り剤などを使用しなければいけないなど専門知識が必要になるため、塗装専門業者が扱うのが好ましいでしょう。

■フッ素樹脂の塗料

最後に紹介するのはフッ素樹脂の塗料です。フッ素樹脂の塗料は、耐久性の高さに定評があります。
では、具体的にどのような特徴やメリット・デメリットがあるのかみていきましょう。

・特徴
耐久性や耐候性の高さに定評があるフッ素樹脂の塗料は、飛行機や調理器具、ビルのような大きな建物などに使われることも多いです。
一般の住宅の場合は、屋根や外壁、シャッターなど紫外線を日常的に浴びる場所に使用されるケースが多く見られます。
外壁塗装などの工事にかかるコストは高くなってしまいますが、耐用年数が長いのでメンテンナンスの頻度を少なくできます。
スカイツリー

・メリットとデメリット
メリットは、耐久性・耐候性に優れている、汚れが付きにくい、光沢を維持できる、酸性雨に対して強い、藻やカビが発生しにくい、紫外線や熱などによる劣化スピードが遅いといった点が挙げられます。
シリコン系の塗料だと10年ほどで光沢が落ちていることを感じますが、フッ素樹脂の塗料だと20年ほど経過してもそこまで光沢感がなくなっているとは感じにくいというのは大きなメリットだと言えるでしょう。
また、耐久性や耐候性にも優れているため、劣化のスピードも遅くなります。
それによって、外壁メンテナンスのスパンを長くでき、結果的にコストの削減につながるのです。
デメリットは、コストがかなり高めになってしまう、再塗装が難しい、塗膜が硬いのでひびが入りやすい、ツヤ消しが難しいといった点が挙げられます。
フッ素樹脂の塗料にはいろいろなメリットがありますが、この様なデメリットがあることも知っておく必要があります。
塗膜が硬いことが原因でひび割れが発生した場合、雨水が入り込んで外壁にダメージを与えることになりかねません。
そうなることを防ぐには、ひび割れを防ぐためにサイディングだけではなくコ-キングもするといった工夫が必要になります。
コーキング
また、ツヤ消しは三分艶までとなっているので、まったくツヤのない外壁にしたいと考えている場合は向いていない塗料だと言えるでしょう。
外壁塗料の種類や注意点は『元プロが教える「外壁塗装」の真実』といったサイトでも詳しく紹介されているようです。

塗料を選ぶときは価格と塗料のランクも確認しましょう


外壁塗装に使用する塗料には、今回紹介したような種類があり、ランク分けされています。
一番ランクが高いフッ素樹脂の塗料はさすがにコストがかかりすぎると感じる人が多いため、シリコン系の塗料を使用するケースが多く見られます。
ランク分けらされているとはいえ、それぞれの塗料にメリットとデメリットがあるので、それを踏まえた上で適切な塗料を選択することが重要なポイントです。
どれを選ぶべきか迷ったら、依頼する外壁塗装業者とよく相談してみると良いでしょう。

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