屋根の耐用年数は塗料で変わる?劣化症状や塗装の目安・費用相場も全解説!
2023.04.19更新 屋根塗装

「塗装に必要な劣化症状はどんなものだろう」
「屋根の耐用年数や費用相場が知りたい」
屋根塗装に関する疑問やお悩みはありませんか?
屋根の耐用年数は塗料で変わります。この記事では、屋根塗装の耐用年数や塗装が必要な劣化症状、費用相場などを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
塗装専門会社「ミヤケン」は、外壁だけでなく屋根塗装の実績も豊富です。
業者選びにお困りの方は、ぜひご検討ください。
目次
屋根の塗替え塗装の耐用年数は?
屋根の塗り替え塗装は、どれくらいの頻度でおこなうべきかご存じでしょうか。
屋根の塗り替え塗装の耐用年数は10年前後で、外壁と同じタイミングで塗り替えるのがベストといわれています。しかし、屋根は外壁より雨風や紫外線の影響を受けやすいため、耐用年数よりも早く劣化することが多いです。
さらに、屋根は外壁と違って自分で状態を確認するのが難しく、メンテナンスする機会を逃しやすいというデメリットもあります。
屋根のメンテナンスは、外壁のメンテナンス以上に重要なので、塗り替えに必要な劣化症状や耐用年数を、しっかりと覚えておくことが大切です。
屋根の耐用年数は、使用している屋根材や塗料によって異なります。ここでは、塗料別の耐用年数を解説します。後ほど屋根材別の耐用年数もご紹介するので、併せてご覧ください。
塗料によって耐用年数は異なる
屋根塗装は、塗料によって耐用年数が異なります。
塗料別の耐用年数は、以下の通りです。
- アクリル塗料:7年〜10年
- ウレタン塗料:6年〜10年
- シリコン塗料:10年〜13年
- フッ素塗料:15年〜20年
- 無機塗料:15年〜25年
- 遮熱塗料:10年〜20年
- 断熱塗料:15年〜20年
耐用年数が長いほど塗り替え頻度は少なくなるため、メンテナンスも楽になります。ご自宅の屋根に使用している塗料を把握し、次の塗装時期を確認しておくとよいです。
さらに、後ほど塗料別の特徴も解説しますので、塗料選びの参考にしてください。
関連記事:屋根塗装に適した時期は?
屋根塗装に使用する塗料の種類
塗り替えをする際に迷うのが、塗料選びではないでしょうか。
屋根塗装に使用する塗料の種類は、以下の通りです。
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
他にも、無機塗料、遮熱塗料、断熱塗料などがあります。
塗料だけでもたくさん種類があり、どれにすればいいのか困ってしまう方も多いです。今回は、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料について、特徴を詳しく解説していきます。塗料選びにお悩みの方は、比較し検討してみてください。
「ミヤケン」のHPでは、各塗料を使用した塗装プランや、塗装施工例などをご紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
アクリル塗料
ウレタン塗料
ウレタン塗料はウレタン系の合成樹脂でできた塗料で、柔らかい塗膜と密着性に優れているのが特徴です。木材や塩ビ素材、鉄部など多くの下地に対応しているため、住宅の中では雨樋などの付帯部や、鉄部に使用されることが多いです。
さらに、光沢があり艶のある仕上がりになるのも人気の理由となっています。
ウレタン塗料の耐用年数は、6年〜10年ほどです。
シリコン塗料
シリコン塗料は、シリコンやシリコン系の合成樹脂を主成分とした塗料です。機能性、耐久性、価格のどれも優れており、外壁塗装に欠かせない塗料となっています。
雨水や風などからの汚れを弾く効果も抜群のため、外壁だけでなく屋根塗装にも多く使用されています。
フッ素塗料
フッ素塗料は、鉱物の一種である蛍石にフッ素樹脂を混ぜた塗料です。15年〜20年と長い耐用年数が特徴で、汚れに強く人気があります。
耐用年数が長い分、費用は高くなりますが、きれいな外観を長期間保ちたい人におすすめです。
また、フッ素塗料は塗膜が硬く弾力性が劣るという特徴から、コーキングの上に塗装すると塗膜が割れる恐れがあるため、外壁より屋根塗装に適しています。
シリコン塗料の耐用年数は?
今回ご紹介した塗料の中でも、特に定番のシリコン塗料について詳しく解説します。
シリコン塗料の耐用年数は8年〜15年で、比較的長持ちします。一般的な塗料との比較は以下の通りです。
- アクリル塗料:7年〜10年
- ウレタン塗料:6年〜10年
- フッ素塗料:15年〜20年
耐久性や価格に優れているだけでなく、カラーバリエーションが豊富なのも人気の理由です。お客さま一人ひとりの、お好みの仕上がりになります。
遮熱性塗料の耐用年数は?
遮熱性塗料は、屋根の温度上昇を防ぎ、室内の温度を抑える効果がある塗料です。外壁や屋根に塗装することで、暑い夏でも快適に過ごすことができます。
遮熱性塗料の耐用年数は10年〜20年で、遮熱性だけでなく耐久性も優れています。耐用年数は他の塗料と比較すると長く、塗装後のメンテナンスがしやすいのも特徴です。
遮熱性塗料とは別に、同じ遮熱性のある断熱性塗料があります。遮熱性塗料と断熱性塗料の違いは、保温効果があるかということです。
断熱性塗料は、熱の侵入を防いで室内の温度を抑えるだけでなく、熱を逃さないので室内を適度な温度に保ってくれます。
遮熱性塗料には保温効果はありませんが、断熱性塗料より低価格で塗装ができます。
屋根塗装にかかる費用相場
屋根塗装にかかる費用相場を解説します。
塗装をする際、費用が一番気になるという方も多いのではないでしょうか。屋根塗装の費用相場は、屋根の坪数や塗料の種類によって変動します。坪数、塗料別の費用相場をそれぞれご紹介するので、ご自宅の屋根と照らし合わせて参考にしてください。
-
坪数別
- 30坪:80万円〜140万円
- 40坪:100万円〜170万円
- 50坪:110万円〜200万円
- 塗料別(1㎡あたり)
- アクリル塗料:1,000円〜1,800円
- ウレタン塗料:1,400円〜2,500円
- シリコン塗料:1,800円〜3,500円
- フッ素塗料:3,000円〜5,000円
塗料によって耐用年数や耐久性に特徴があるため、費用にも差がでます。塗装する際、耐用年数やコストなど、何を優先するのかをしっかりと決めておくことが大切です。
関連記事:外壁屋根塗装の相場は?
屋根塗装に活用できる助成金
塗装費用が高く、工事になかなか手が出せないという方もいると思います。そんな方に、屋根塗装に活用できる助成金制度がおすすめです。
- 築年数10年以上
- 屋根や壁のひび割れなどの劣化が気になる
- 外壁塗装を検討している
- 外壁塗装費用を少しでも抑えたい
これらに1つでも当てはまる方は、助成金を活用した塗装が可能です。
外壁塗装は費用が高いイメージがありますが、工事前に地域の自治体に申請すれば助成金が貰える場合があり、工事費用を安く抑えることができます。詳細は、お住まいの自治体HPなどでご確認ください。
減価償却として国税庁が定めている法定耐用年数
持ち家の場合、外壁塗装工事費用は確定申告が必要になります。ですが、計算の仕方が難しくお困りの方も少なくありません。ここでは、減価償却について解説します。
減価償却とは外壁塗装の費用を計上する方法の1つで、家を購入した年に一括で計上するのではなく、資産を使用できる期間で分割して処理していきます。
減価償却を使用することで、資産を分けて計上できるため、節税対策になります。
減価償却として国税庁が定めている法定耐用年数は以下の通りです。
- 木造・合成樹脂造の建物:22年
- 木骨モルタル造の建物:20年
- れんが・石造りの建物:38年
建物の構造によって法定年数が異なるので、ご注意ください。
見積書の見方
塗装工事をする際、希望にあった価格や施工内容をおこなってくれる業者に依頼しましょう。信頼できる業者を選ぶには、複数の業者に見積もりをもらって比較することが重要です。
ここでは、見積書を確認するときのポイントをご紹介していきます。
- 商品名、塗料メーカー
- 塗装面積
- 細かい項目が記載されているか
- 「一式」と記載していない
商品名、塗料メーカー
商品名、塗料メーカーが記載してあるかを確認します。
商品名の記載がないと、塗料のメーカーやグレードが分からず価格も変動する恐れがあるため、塗料の種類だけでなく商品名まで記載してもらうと安心です。
塗装面積
屋根塗装の場合、見積書に記載された塗装面積から、塗装の量が計算されます。
塗装面積が正確か確認することが大切です。
細かい項目が記載されているか
見積書の項目から、どのように施工していくのかが把握できます。塗装以外にも、足場組み立て、養生シート貼り、高圧洗浄、研磨作業などの塗装に必要な作業項目が記載されているか確認します。
また、塗装回数もチェックしてみてください。基本の塗装回数は3度塗りなので、回数が1回〜2回となっていないか確認します。
さらに、屋根塗装以外にも雨樋などの付帯工事が加わっているか確認することで、追加費用がどれくらいなのか大体把握できます。
「一式」と記載していない
見積書に「〇〇一式」と記載されていても、何のことなのか具体的に把握できません。
後に工事の不備などトラブルにもなりかねないので、このように「一式」としか記載しない業者は選ばないようにします。
関連記事:相見積もりで分かる業者の選び方のポイントと見積もりの見方
屋根材別の耐用年数と塗装時期の目安
屋根には様々な屋根材が使用されていますが、屋根材により耐用年数や塗装時期の目安が異なります。
さらに、耐用年数に限らず、雨漏りをしている、屋根にコケや汚れがついている、色あせしているなどの劣化症状がみられた場合も塗装が必要です。
今回は、主な屋根材別の耐用年数と塗装時期の目安をご紹介します。
- スレート屋根
- 金属製屋根
- トタン屋根
- ガルバリウム屋根
- 日本瓦屋根
ご自宅の屋根材と照らし合わせてみてください。
スレート屋根
スレート屋根は、薄い板にセメントを加工した屋根材です。国内の住宅に最も使用されており、ほとんどの業者がリフォームに対応しています。
価格が安く、カラーバリエーション豊富なのも特徴です。
耐用年数:5年〜10年
塗装時期:5年〜10年
他の屋根材と比べると割れやすく耐久性が低いため、メンテナンスの頻度は高くなります。
金属製屋根
金属製屋根は、金属板が長く板状になった屋根です。
金属製屋根は全部で6種類あります。
- ガルバリウム鋼板
- ジンカリウム鋼板
- トタン
- 鋼板
- ステンレス
- チタン
今回は、その中からトタン屋根、ガルバリウム屋根を例に挙げていきます。
トタン屋根
トタンは、鉄板を鋼板の一種の亜鉛メッキでおおってできた金属です。
耐用年数:10年〜15年
塗装時期:5年〜10年
低コストで施工も簡単なトタン屋根ですが、耐久性が低いためリフォームで使用されることは少なくなりました。
ガルバリウム屋根
金属製屋根の中で最も普及しているのが、ガルバリウム鋼板です。アルミニウム、亜鉛、シリコンなどからできた鋼板で、軽量で比較的安価なのが特徴です。
耐用年数:15年〜30年
塗装時期:5年〜10年
耐久性と費用のバランスがよいため、リーズナブルに済ませたい方はガルバリウム鋼板がおすすめです。
日本瓦屋根
日本瓦屋根は、日本家屋の象徴でもある屋根材です。
耐用年数:20年〜30年
塗装時期:塗り替え不要
瓦屋根は耐久性が非常に高いですが、劣化や不具合が生じることで、雨漏りや破損などの発生リスクが高くなります。定期的に状態をチェックし、適切なメンテナンスをすることが大切です。
屋根塗装を自分でおこなうのは危険
屋根塗装は、自分でできるのか知りたいという方もいると思います。中には、脚立を用意してDIYしようとしている方がいるかもしれません。ですが、屋根塗装を自分でおこなうのは危険です。
高所作業は落下など危険が伴うため、業者への依頼が望ましいです。屋根の劣化を調べたい場合も、業者に連絡することをおすすめします。
「ミヤケン」の無料建物点検では、高所カメラを使用し、普段なかなか見ることのできない細い箇所も点検しますので、お気軽にご依頼ください。
屋根塗装後のメンテナンス
塗り替え塗装が完了しただけで、満足してはいけません。屋根塗装後も定期的なメンテナンスをすることで、きれいな状態を保つことができます。
「ミヤケン」は屋根塗装後のメンテナンスも充実しています。
「ミヤケン」の定期点検は塗装工事から1年、3年、5年、7年、10年、12年後の計6回です。定期点検の担当スタッフが、チェックシートを元に細かく点検していきます。気になる箇所や疑問があれば、お気軽にご相談ください。
お客様がご不在の場合でも点検可能です。補修箇所があった際は、補修日程を決めお知らせいたします。定期点検時に聞き忘れたことも、ご連絡いただければすぐに対応させていただきますのでご安心ください。
関連記事:業界唯一!最長12年間無料!調査スタッフによる訪問点検
まとめ
屋根塗装の耐用年数や、費用相場などを詳しく解説しました。
屋根の耐用年数は、使用している屋根材や塗料などで異なります。費用相場も劣化症状や坪数などで変動しますので、まずは業者に見積もりを依頼してみてください。
信頼できる業者に工事を依頼すれば、満足のいく仕上がりになります。「ミヤケン」は屋根塗装の実績も豊富で、建物点検からアフターフォローまで丁寧に対応させていただいています。
まずはお気軽にご連絡ください。
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