外壁塗装diyのよくある失敗例は?失敗しない方法をプロが解説
2024.05.01更新 外壁塗装

そろそろ外壁のメンテナンスの時期だけど、自分でやっても大丈夫?
高いところの塗装は、足場を組まなくてもペンキ塗りはできる?
外壁塗装のDIYを考え中で、こんな疑問をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
「実際に外壁塗装をDIYでチャレンジしたら、イメージした色にならなくて失敗してしまった!」
「色見本や画像をよくみて決めたはずなのに仕上がりが不満!」
このように外壁塗装を失敗してしまったというブログをとてもよく見かけます。
今回の記事では、外壁塗装DIYの失敗例や業者に依頼した場合の作業工程を詳しくご紹介します。
目次
外壁塗装のDIYでよくある失敗
塗料の耐用年数などをふまえて、外壁塗装は一般的に10年に1度おこなうのがよいとされています。
費用を抑えるために、動画などを参考にしてDIYにチャレンジする方はとても増えていて、ホームセンターでは専用の道具も充実してきました。
うまく仕上げられればいいですが、実はDIYでは失敗も多く、手直ししてほしいとミヤケンにご相談いただく方もたくさんいらっしゃいます。
ここからは、実際に外壁塗装のDIYでよくある失敗例をご紹介します。事前に知っておけば失敗を防げるので、ぜひ参考にしてください。
仕上がりに不満がでる
頑張って塗装してみたものの、仕上がりが思ったものと違ったというのはDIYでは特に多い失敗です。塗ってからではやり直しがきかないので、色選びはみなさん慎重に時間をかけておこなうと思います。
しかし選び抜いた塗料でも、塗ってみたらイメージと違ったという方が多いので、できればアプリなどを使用して、カラーシミュレーションをするのもおすすめです。
塗料を選ぶ際には、カタログ見本だけでなく、大きい色見本で確認するようにしましょう。
カタログ見本は小さいチップなので、実際にお家の外壁に塗装したときに、どうしても色の印象が異なって感じます。A4サイズ程度の大きな色見本を見ながら、完成をイメージして塗料を選びましょう。
こちらの記事では、外壁塗装の色選びのポイントやおすすめのシミュレーションアプリについて、解説しています。あわせてご覧ください。
足場なしで塗装をおこないケガをする
2階建てのお家の高さは約6メートルで、高いところの作業は足場を組んでおこなうのが効率的です。足場の有無で安全性も仕上がりも大きく変わってくるので、必ず用意するようにしましょう。
ひとりで作業するのに足場を組むのが面倒だと考えて、はしごを使って塗装をするとかなり危険な作業となってしまい、ケガにつながる可能性も。
塗装に失敗してもやり直しはききますが、怪我をすると取り返しのつかないことになってしまうので、安全の確保は必ずおこなう必要があります。
足場がなくても、柄の長いローラーを使えば安全なのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、柄の長いローラーをつかうと、塗料が垂れてくることがあるので、今度は仕上がりの面で問題が発生する可能性もあります。
DIYの際には、塗装の段取りをしっかり立てた上でスタートするようにしましょう。
関連記事:外壁塗装のDIYをお考えの方に!足場の必要性について
色ムラが出る
外壁塗装のDIY失敗で多いのが、色ムラが出ることです。人の手で作業するので多少のムラは覚悟しておく必要がありますが、現在の塗装では、ローラーを使用するのが主流なので、ある程度は色むらが少なくなるとされています。
色ムラがあると見た目の美しさに納得いかないほか、防水性も失われてしまう原因になるので注意が必要です。塗料には防水性や耐候性などの外壁を守る効果があるので、塗りが足りないところは劣化が早まってしまいます。
外壁を長持ちさせるためにも、丁寧な下塗りや適切な下処理をしてから塗装するようにしましょう。
関連記事:太田市にて屋根外壁にDIY塗装をされたお家の現場調査にお伺いしました。
DIYで外壁塗装はできるのか?
外壁塗装をDIYでおこなうと、費用がかからないので、最近では動画を見ながら自分でチャレンジする方がとても多くいらっしゃいます。もちろん、DIYで外壁塗装するのは不可能ではありません。
しかし、お家に合った塗料を選び、正しい手順で塗装しないと、将来的に手直しや修繕で費用がかかってしまう可能性があります。外壁塗装は、雨や風、紫外線の影響を受けると、雨漏りやひび割れなどの劣化症状があらわれます。
塗料には外壁を守る効果があり、耐用年数や効果は塗料のグレードによってさまざまです。DIYで使用する際、ホームセンターで手軽に購入できるおすすめの塗料をご紹介します。
- アクリル系塗料 お手頃価格でバリエーションが豊富、発色がいい
- ウレタン系の塗料 ポリウレタンが原料で、ひび割れしにくい
- シリコン系の塗料ついて 耐用年数・コストのバランスがよくDIYで人気がある
- フッ素樹脂塗料 耐候性・耐久性が高く、汚れがつきにくいため美しい仕上がり
このほかにもまだまだ種類があるので、塗料選びに迷ったときには専門業者などに相談してみるのがいいと思います。DIYで外壁塗装するときには、まずは塗料や道具選びに気をつけてみましょう。
【関連記事】
DIYもいいけれど、やっぱり塗装はプロに頼んだ方がいいかも?
外壁塗装をするなら使用する塗料のランクについて知っておこう
DIY外壁塗装の手順は?
ここからはDIYで外壁塗装する手順をご紹介します。DIYでは段取りをしっかりおこなうのが、成功への近道と言われるほど大事なポイントです。
まずは、外壁塗装で必要な道具をそろえましょう。
- 家庭用高圧洗浄機
- バケツ
- ブラシ
- 中性洗剤
- シート(養生用テープ)
- サンドペーパー
- コーキング材
- ローラー
- ハケ
- 下塗り塗料
- 上塗り塗料
これらはホームセンターで手軽に購入できるので、最低限の道具として準備するといいと思います。
こちらの記事では、実際に外壁塗装業者が塗り替えリフォームする流れを紹介しています。
あわせてご覧ください。
関連記事:家の外壁塗り替えリフォームの流れ
外壁を洗浄する
まずは塗装する外壁をキレイに洗浄してから作業スタートです。ブラシで水洗いしただけでは、細かい部分の汚れを落とすことができないので、ホームセンターなどで販売している高圧洗浄機を使用するようにしましょう。
長年、雨水や紫外線の影響を受けた外壁は、ホコリや塗膜の劣化など、目に見えない汚れもあるため、パワーのある洗浄機で汚れを落とします。汚れが残ったまま塗装してしまうと、完成直後はキレイに見えますがすぐに劣化し、せっかく塗布した塗料も落ちてしまいます。
高圧洗浄機のパワーにもよりますが、家庭用ではどうしても洗い残しがあるので、完全に汚れを落とすことを考えると、プロにお願いするのが望ましいかもしれません。
まずは、外壁の汚れを落とし、塗料を塗るための下地を整えましょう。
こちらの記事では、高圧洗浄の注意点やリスクについて解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:外壁の高圧洗浄はデメリットが多い?汚れ落としの注意点を外壁のプロが解説!
養生をする
塗装をしない窓や金属などに塗料が飛散しないよう、マスカーテープで保護する作業を養生といいます。
養生の正確さが、作業の仕上がりを左右するといっても過言ではないくらい大事で、業者に依頼した際には約半日かけておこなう大事な作業です。
マスカーテープの貼り方が適当だと、養生を外したときにテープと塗装した箇所の境目が歪んで、見栄えが悪くなるため丁寧におこないます。
さらに、テープやビニールシートを使用し、作業中に塗料が飛散して附帯部や床に付着するのを防ぎましょう。ご自宅や近隣宅の自動車や自転車など、飛散が予測される物はすべてビニールシートで保護しておくことがおすすめです。
庭の植木など移動が可能な場合は、飛散しない場所にうつし、塗装環境を整えましょう。
下地処理をする
外壁にひび割れが見られたときには補修などの下地処理が必要です。目地のコーキング材には弾力があり、地震の衝撃を吸収する重要な役割があるので、劣化が見られたときには打ち替えや増し打ちをします。
コーキングなどの下地処理は、高圧洗浄の前に施工する場合もありますのが、作業順序が前後しても問題はありません。
ホームセンターで多く販売されているコーキングは、シリコーン系とよばれるものが大半をしめているのでご注意ください。シリコーン系のコーキングは、キッチンや水回りで使用する種類なので、外壁には不向きです。
雨漏りや衝撃からお家を守るはたらきのあるコーキングを選ぶ必要があるので、店員さんに用途を伝えて購入するようにしましょう。
こちらの記事では、下地処理の大切さについて解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:下地処理が塗装の保ちを左右します
下塗りをする
下地がキレイになったら、塗料を塗る前の下地材を塗布していきます。外壁と塗料を接着する役割があり、仕上がりの美しさや持ちに差が出るため、下地材は必ず塗るようにしましょう。
一般的には白色が多く、塗り残しがはっきりわかるので、気をつけながらたっぷりと塗るのがポイントで、2回塗りがおすすめです。下塗り材は、上塗り材で隠れてしまいますが、塗装を長持ちさせるためにも重要な工程になるので、丁寧に塗布していきます。
どの下塗り材も使用目的は同じですが、塗る場所の素材に適した下塗り材を使用しないと塗膜の膨れや剥離の原因となります。重ね塗りする際には、初めの下塗り材が完全に乾燥してから重ねていきましょう。
上塗りをする
下塗り材が乾燥したら、いよいよ塗料を塗布していきます。上塗りは全部で2回で仕上げるのが一般的で、耐久性を高め、見た目も美しく仕上がるよう、丁寧に塗布しましょう。
作業の順番は、まず外壁全体に塗布して、続いて雨樋や鉄部分など付属品に塗って仕上げていきます。
ほとんどの上塗り材は、中塗りと上塗りを2度重ね塗りします。塗布する際には、適切な乾燥時間を設けないと、塗膜の剥離や色ムラの原因になる可能性があるのでご注意ください。
それぞれの塗料の説明書には、乾燥時間の記載があるので、それを参考に時間の余裕を持って作業にあたりましょう 。
内部までしっかりと乾くには、想像以上に時間がかかるため、一定期間が過ぎるまでは、塗装箇所に、物を立てかけたり触ったりしないようにお気をつけください。
関連記事:外壁塗装の期間は?作業工程を画像付きで詳しく解説!マンション事例もご紹介
DIYか専門業者どちらに依頼するのがよいのか?
外壁塗装は、専門的な知識や作業手順・注意点を抑えておけば、DIYでおこなうことは可能ですが、確実性を求めるのであれば、専門業者に依頼することをおすすめします。
DIYの流行から、一般の方でもホームセンターで塗料や刷毛・ローラーなどの塗装用品をそろえることができるようになりました。
自分のペースで仕上げる過程を楽しんだり、家族の思い出をつくったりと、楽しみ方は千差万別のDIY。バルコニーや机、ベンチ、小物入れなどはDIYに向いていますが、外壁や屋根のDIYは専門的な知識を熟知してからでないと、とても難しい作業になると思います。
外壁塗装工事は、ただ色を変えるだけではなく、お家を守るための防水工事ともいえます。塗料だけでなく、下地処理が適切におこなわれることで塗膜の防水効果が発揮されるため、塗装前の準備もとても大事な工程です。
コーキングの適切な処理や、ひび割れ補修を施してから塗布する必要があるので、専門的な知識も必要になるでしょう。下地処理をどのようにするのかは、慣れない方にとってはわかりにくいと思います。
失敗した場合の手直しにかかる費用や時間を考えると、専門業者に依頼することも選択肢のひとつとしてご検討されてはいかがでしょうか。
関連記事:外壁塗装のDIYと業者へ依頼、総合的に見てどっちがお得?
DIYで外壁塗装をするメリット
これから外壁塗装をDIYでやってみようとお考えの方に、どのようなメリット・デメリットがあるかご紹介します。
【メリット】
・費用が抑えられる
いちばんのメリットは、外壁塗装をDIYすれば、業者に依頼するより安く費用を抑えられることでしょう。
30坪程度の戸建て住宅で、塗装を業者に依頼した際の費用は100万円ほどかかります。
同じお家をDIYした場合、上塗りの塗料は36万円ほどで、シーラーで下塗りする場合は、さらに10万円上乗せされるので、塗料の合計は50万円ほど。
DIYした場合の費用は、業者に依頼したときよりも半分ほどに抑えられるのが1番のメリットです。
・好きなタイミングで作業できる
外壁塗装を依頼した場合、業者のスケジュールがうまく合わないということがあります。
DIYであれば自分の好きなタイミングで作業ができるので、自分のペースで進められるのがメリットのひとつです。
また業者との打ち合わせも必要ないので、施工期間も短縮でき、手続きも省けます。
【デメリット】
・道具代が高い
初めてのDIYでは、道具を一式揃えなければいけません。
塗装に必要な道具が多く、家庭用高圧洗浄機などを揃えると意外に費用がかかってしまうことがあります。
何度も使用する機会がない方は、レンタルや中古品などが見つかれば利用してもいいかもしれません。
このほかにも、色ムラができて完成に満足できない、ケガをする可能性がある、下処理が難しいなどのデメリットも。
メリット・デメリットをよくお考えのうえ、DIYするかどうかご検討ください。
専門業者に外壁塗装を依頼するメリット
DIYはやっぱり難しそうなので、業者への依頼をお考えの方は、ぜひ外壁・屋根塗装専門店ミヤケンにご相談ください。
専門業者に外壁塗装を依頼するメリットは、熟練の職人が手がけることで、仕上がりが美しいのはいうまでもありません。下処理でも、ひび割れや雨漏りなどがあれば適切に補修するので、長持ちする外壁になります。
最近では、塗装専門店に依頼をすると塗膜保証や工事保証を付けることが一般的になりつつあります。業者やメーカーによって保証内容は異なりますが、アフターフォローがある会社に工事を依頼すると安心できるのではないでしょうか。
ミヤケンのアフターフォローはこのような流れで、工事のサポートをしています。
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定期点検のお知らせ
塗装完了後、保証年数によってお電話かおハガキで点検のご連絡をお送りし、ご希望の日程をご相談のうえ、点検のスケジュールを決定します。
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調査スタッフが点検に伺います
定期点検担当スタッフがチェックシートをもとに点検をおこないます。
点検スケジュールが合わない場合は、お客様ご不在中に作業にあたることも可能です。
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結果を点検チェックシートでご報告
定期点検の結果は、チェックシートでご報告します。
点検で補修するべき箇所が見つかった場合は、補修すべき箇所を記録し、お客様に後日補修に伺う旨をご説明します。
塗膜の異常は、無償で手直し可能ですのでご安心ください。
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ミヤケンでは定期点検以外でも、心配なことがあればいつでもご対応します。
アフターサポートも充実
今ではどの業者でも、10年ほどのアフターサービスが付帯しているプランは珍しくありません。ミヤケンでは、業界唯一12年のアフターフォローで、工事後も安心していただけるサービスを提供しています。
塗装工事後は専任スタッフが、1年・3年・5年・7年・10年・12年後にお家の点検に伺い、補修箇所があれば、工事の段取りを立て、お客さまにご連絡します。
末長く安心して暮らせるように、外壁のメンテナンスもミヤケンにお任せください。
関連記事:業界唯一!最長12年間無料! 調査スタッフによる訪問点検
まとめ
今回の記事では、外壁塗装をDIYでおこなう際のポイントや、DIYの失敗例・作業の手順もあわせてご紹介しました。専門業者に依頼するよりも、DIYで仕上げたほうが費用を安く抑えられるのはメリットのひとつです。
ただ、コーキングなどの下処理では専門知識が必要で、適切に補修できないとすぐに塗料がはがれて、せっかく塗った塗装が台無しになってしまいます。
長い目で考えると、確実に仕上げてくれる専門業者に依頼するのも、選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
アフターフォローも充実しているミヤケンでは、現地調査や見積もりなど完全無料でおこないます。
お電話やメール、LINEでもお気軽にお問合せいただければ幸いです。
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