外壁塗装で雨漏り修理はできる？費用と原因・DIY補修方法をプロが解説！
2023.01.04更新 外壁塗装
自宅に雨漏りが起きたら焦ってしまいますよね？一般的に雨漏りは、屋根に穴が開いてしまうなどの欠陥で起こると思われがちですが、実際には雨漏りの原因はさまざまです。
ネットの情報を見ていると、外壁塗装で雨漏りの修理ができるという記事を目にしますが、実際はどうなのでしょうか？
この記事では、雨漏りの原因やDIYでの応急措置をはじめ、外壁塗装で雨漏りが修理できるかどうかを外壁塗装のプロが詳しく解説します。
目次
外壁塗装で雨漏り修理はできる？
外壁塗装で雨漏りの修理ができるかどうかを解説していきますが、結論から申し上げますと、塗装だけで雨漏りを完全に補修することはできません。屋根や壁に穴やひびがある場合は、それらを補修してから塗装する必要があります。
写真は、弊社に雨漏り診断のご依頼をいただいたお宅の事例ですが、1階の屋根の上に増設したテラスの下に雨漏りの原因がありました。増設したテラスの重みで、1階の屋根部分が沈んでしまい隣接する外壁との間にすき間ができてしまった状態です。
詳しくは、前橋市駒形町にて雨漏りの診断を行いましたをご覧ください。
以前にも一度雨漏りしたことがあったようで、ご主人がDIYですき間にコーキング材を使って補修していました。台風のあと、再び雨漏りするようになったため診断のご依頼をいただきましたが、DIYで補修した後は、屋内への雨漏りはなかったそうです。
この事例のように、雨漏りの原因がすぐに判明する場合もありますが、実際には雨漏りの原因は特定が難しいのが現状です。
雨漏りの原因となり得るいくつかの症状をご紹介しますので、ご参考にしてください。
コーキングの劣化
コーキング（シーリング）は、ボード状の外壁材の目地や開口部まわりのすき間を埋めて、気密性や防水性を高めるための建材です。
打ち込んだばかりのコーキング材は弾力性がありますが、紫外線や風雨などの外的な刺激によって劣化が進み、徐々に弾力性がなくなり固くなります。ひび割れが生じてさらに亀裂が入るとすき間ができるため、内部に雨水が浸透するようになります。
特に雨が直接あたる外壁のコーキングは、セルフチェックをおこない、ひび割れなどを見つけたら早めに補修するのがおすすめです。
雨漏りは屋根の欠陥だけではなく、外壁まわりの欠陥が原因の場合もあります。雨漏りが起きると、天井裏や壁内部の大がかりな改修工事が必要になる場合があるため、屋根からの雨漏りだけじゃない！？雨漏りの考えられる原因とコーキング対策も、雨漏りの予防対策としてご覧になってください。
外壁のひび割れ
上記の写真は、ひび割れのなかでもヘアークラックと呼ばれる、髪のように細い幅のひび割れです。ひび割れはへアークラック程度ならば、すぐに雨漏りを心配する必要はありません。
ただ、上記の写真のように横にヘアークラックが入っている場合は、雨水が伝わる幅が広いため注意が必要です。
小さなひび割れから、少しずつ雨水が染み込むことを想像してください。ひび割れが自然消滅することはありませんし、雨のたびに壁内部に水が浸透していくため、徐々にひび割れの幅が大きくなったり、毛細血管のようなひび割れが増えたりします。
壁内部に雨水が浸透する量が増えると、内部の腐食や雨漏りの原因になるため、ひび割れが小さいうちに専門業者に点検を依頼し、適切な方法で補修するのがおすすめです。
ひび割れについては、小さなひび割れからの雨漏り。塗装では雨漏りは直せない？も参考にしてください。
外壁の浮き・反り
外壁に使用されるサイディングボードは塗膜に覆われていて、塗膜は防水機能の役割も果たしています。特に窯業系サイディングボードの場合は、塗膜が劣化して防水機能が失われると、雨が降るたびに内部に水が浸透していきます。
上記の写真は、サイディングボードが水の浸透と乾燥を繰り返すうちに、ボードに反りが出て浮いてしまった事例です。反りが出るとボードの継手にすき間ができるため、より多くの水が浸透し、危険な状態になります。
さらに詳しい内容は雨漏りの原因は意外なところにあった？もご覧ください。
壁内部への水の浸透量が増えれば、いずれは腐食や雨漏りの原因になるほか、白アリ発生の原因にもなります。
塗膜の劣化のみならば、塗料を塗り直すリフォームのみで済みますが、ボードが沿ってしまうとボードの張り替えが必要です。
大がかりな改修工事を避けるためにも、気になることがございましたら弊社の無料建物診断をご利用ください。
外壁の雨漏り修理の費用相場
外壁の雨漏りの原因の多くは、塗膜の劣化によるものです。雨漏りの程度や破損している状況、範囲によって費用は変わりますが、コーキングの打ち替えやヘアークラックなどの部分的な補修の場合は5万円〜50万円が相場です。
外壁まわりの雨漏りの場合、原因となる部分をなかなか特定できないことがあります。そんなときは、可能性が考えられる場所に見当をつけて、壁をはがすなどの大がかりな調査が必要です。
壁の内部の断熱材や間柱が腐食していた場合は、部材を取り換えた上で、劣化した外壁の補修が必要です。窯業サイディングボードに反りや歪みがある場合や、ひび割れなどの破損状況によっては、ボードの取り換えが必要になります。
雨漏りを再発させないためにも、破損個所の補修を終えてから外壁の塗装工事をおこなうのが一般的です。
塗装工事の費用は、塗料のグレードによって変わるため弊社の塗装プランもご参考にしてください。
外壁の雨漏りの多くは、適切な塗り替え工事によって防げるものがほとんどです。塗り替え後は、定期点検を含むアフターサービスが保証に含まれる専門業者を選ぶのがおすすめです。
雨漏りをDIYで修理補修する方法
上記の写真は、弊社が雨漏り調査にうかがったお宅の写真です。1階上部が陸屋根（平らなテラスタイプの屋根）で、その上に上階の外壁が立ち上がっていますが、陸屋根から防水層も外壁の下部分まで立ち上がっています。
立ち上げた防水層と外壁材の間にアルミの金物が入っていますが、この金物と外壁の境目に大きなすき間が出来た状態です。横方向に大きなすき間が出来ているため、雨が降るたびに水が入り雨漏りの原因になっています。
速やかな補修が必要で応急的な措置になりますが、雨漏りの原因箇所が明確なので、この部分のすき間をDIYで埋めることで一時的に雨漏りを止められます。
コーキング材や必要な道具は、ホームセンターですべてそろいますので、DIYですき間を埋めることは可能です。
その他の応急措置については、急な雨漏りの応急処置をご覧ください。
ただし、外壁まわりのすき間が原因で雨漏りしている場合は、壁の内部や屋根裏などにも水が浸透していることは明らかです。
見えない部分に、腐食やカビが起きている可能性が高いため、さらに状態を悪化させないためにも、専門業者に調査をご依頼いただくことをおすすめします。
外壁塗装のDIYと業者へ依頼、総合的に見てどっちがお得？の記事も参考にしてください。
雨漏り修理はどこに依頼するのか
水回りの故障は水回りの専門業者、電気関係は電気の専門業者など、依頼する場所が明確ですが、雨漏りはどこに相談すればいいのか迷う場合も多いと思います。
特に雨漏りの原因が明確にわからない場合は、雨漏り修理の経験豊富な弊社にご相談ください。専門スタッフが現地調査にうかがい、お客様立ち合いの元調査し、結果によって適切な修理方法をご提案します。
雨漏りは生活にも支障がでますし、適切に補修しないと建物内部の躯体部も破損してしまうかもしれません。どこに依頼するか迷われる場合は、まずは無料建物診断をご利用ください。
その他にも、雨漏りのご相談先を状況に合わせて3つご紹介しますので、ご参考にしてください。
工務店・ハウスメーカー
ご自宅の雨漏りの原因がわからない場合は、まずはご自宅を建設した工務店やハウスメーカーに相談するのが良いと思います。自宅を建設した工務店やメーカーなら、構造も熟知しているため雨漏りの原因も早く見つかるはずです。
特に外壁に塗膜の劣化が見られるほど築年数が経っていない場合は、構造上の欠陥が原因の場合もあります。物件によって保証の内容や期間が変わりますが、あきらかな欠陥による雨漏りの場合は保証の対象になるはずです。
ハウスメーカーの住宅は、屋根や外壁のメンテナンスもメーカーごとの保証基準があるのが主流ですので、保証書の内容をご確認ください。
リフォーム会社
一般的な木造住宅は10年を過ぎると、本格的なリフォームが必要になる場合が多々あります。特に雨漏りの場合は、表面的な補修だけではなく、根本的な原因を見つけて適切なリフォームをおこなうことが重要です。
外壁や屋根の傷みが激しい場合は、塗装の塗り替え工事だけでは対応できないため、部材交換などの改修工事が必要です。ご自宅の部材の破損状況に応じて、リフォーム会社にご相談いただくほうがスムーズな場合がございます。
劣化した部材を交換するほか、本格的に傷む前の外壁や屋根の上に耐久性の高い金属製のサイディングを重ねて設置するカバー工法もあります。屋根の吹き替えやカバー工法を依頼する場合は、建築板金の技術がある業者を選ぶと安心です。
屋根・外壁の塗装専門業者
外壁の塗膜の劣化やひび割れが原因の雨漏りの場合は、屋根や外壁の塗装専門業者に依頼するほうが、最速で雨漏りを直せる可能性があります。工務店やハウスメーカーの場合、混み合っていて順番待ちを余儀なくされることも少なくありませんが、雨漏りは早急な対策が必要です。
塗装専門店の場合も繁忙期は、本格的な補修までにお時間を頂く場合もございますが、それまでの間、応急措置で雨漏りを止めます。何らかの対応をすぐにしてくれない場合は、ほかの業者もあたるのがおすすめです。
雨漏りを長く放置した場合、構造部分にカビや腐食が起きるほか、湿気を好む白アリ発生の原因にもなるため、内部の状態をしっかり調査することが必要です。
住宅の構造を熟知した建築家でも雨漏りの原因の特定は難しいと言われます。弊社では専任のスタッフが、長年培ったノウハウと調査技術によって雨漏りの原因を徹底的に探ります。
散水調査とサーモカメラを使った調査をおこないますが、詳しい調査の内容などは雨漏りのプロが徹底調査！ どこに依頼しても止まらなかった雨漏りが 根本から「ピタっ」と 止まります！をご覧ください。
雨漏りはプロが補修しても1度でおさまらない場合があるため、アフターフォローについても確認するのがおすすめです。
外壁の雨漏り修理は火災保険を確認
外壁まわりが原因の雨漏りには、火災保険が適用される場合があることはご存じでしょうか？火災保険の対象になるにはいくつかの条件があるため、詳しくご紹介させていただきます。
住宅火災保険では、火災・落雷・破裂・爆発・風災・雪災・雹災の自然災害に対応しています。自然災害が原因で外壁や屋根が劣化し、雨漏りが発生した場合は保険対象になる可能性があります。
あらかじめ加入している保険の補償内容を確認していただくのがおすすめですが、経年劣化や人的な被害による雨漏りは、保険適用にはならないのでご注意ください。
火災保険のほかに火災共済がありますが、火災共済の補償範囲は火災のほか風水害などに限定されています。自然災害による雨漏りであっても、適用にならない場合もあるため、判断に迷う場合は、雨漏り修理の見積りも兼ねて、弊社にお気軽にご相談ください。
火災保険適用にならない主な例をご紹介します。
築10年未満の場合は要確認
新築物件を販売する際には、買い手が安心して住宅を購入するために『住宅の品質確保の促進等に関する法律（通称：品確法）』があります。
品確法では、住宅品質を守るための3つの事柄が制定されています。
- 瑕疵（かし）担保責任
- 住宅性能表示制度
- 紛争処理体制の整備
築10年未満の場合は要確認というのは、新築で購入してまだ10年未満なのに雨漏りが起きた場合は、売り手側に責任を追及できる可能性が高いです。
瑕疵担保責任は平たくいうと、購入した住宅がルールに則った性能を満たしていない欠陥品だった場合は、売り手側が責任を負わなければいけません。住宅品質確保法では『新築住宅の売主等は、構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分について、10年間の瑕疵担保責任を負うこと』と定められています。
住宅性能の基準や欠陥住宅に対する紛争処理については、国土交通省の品確法をご確認ください。
経年劣化による雨漏りは対象外
築年数10年以上の住宅の雨漏りの場合は、その原因が各部材の経年劣化によることが多いため、品確法の対象にはなりません。
耐久性が高い部材を使った性能の高い家でも、経年によってまったく劣化しない住宅はないですし、定期的なメンテナンスは必須です。外壁の塗膜に限らず、サイディングの継ぎ目や開口部まわりのコーキングは、劣化しますし、放置すれば雨漏りの原因になります。
経年劣化が原因の雨漏りは、定期的な点検とメンテナンスによって防げます。築10年以上または前回の塗装から10年以上経過している場合は、屋根および外壁のメンテナンスをそろそろお考えいただく時期になります。
外壁塗装後の雨漏りはなぜおこる？
雨漏りは塗膜の劣化が原因だと思って外壁塗装をしたのに、それでも雨漏りする場合は、それ以外に原因があると考えるのが妥当です。
雨漏りの診断は構造を熟知した建築士でも難しく、一度で雨漏りが止まらない場合は、考えられる原因をひとつひとつ潰していく必要があります。
雨漏りの原因と考えられる一つ目は、屋根部の破損です。外壁の塗り替えは屋根の塗り替えと共におこなうことも多いですが、瓦屋根の場合は基本的に塗装しません。
瓦の寿命は50～60年と長いのですが、接着目的で塗られている漆喰（しっくい）の寿命は20年程度と言われ、定期的なメンテナンスが必要です。
表面にある瓦の劣化は見た目で判断できますが、漆喰の劣化はわかりづらいため、雨漏りの原因になっていることが、しばしばあります。
屋根や外壁、またはコーキングに劣化があっても、その下にある防水シートが機能していれば、通常は雨漏りには至りません。
長期間、雨水に触れたことで内部が腐食してしまっている場合もあるため、雨漏り発生後に塗装工事する場合は、内部もしっかりチェックしたうえで適切な補修が必要です。
専門スタッフによる建物診断
ここからは、弊社の専門スタッフによる建物診断の様子をご紹介します。雨漏りの診断はとても難しいため、確実に原因を見つけるためには長年の経験が役に立ちます。
雨漏り診断の詳しい様子は、難しいぜ雨漏り診断！や雨漏りの場所を特定するには？も参考にご覧ください。
雨漏りは直上にある部材が劣化しているとも限らないため、原因として考えられる場所にアタリを付けて、上記の写真のような散水調査をおこないます。
散水した場所が原因の場合は、雨の日と同じように屋内で雨漏りが起きるため、場所が特定できます。雨漏りは屋内の部材の劣化に関わる症状なので、できるだけ早く診断し水の侵入を止めることが重要です。
雨漏りの原因特定をお急ぎの場合は、弊社の無料建物診断をご検討ください。経験豊富な専任スタッフが散水調査のほかサーモグラフィーカメラなどを使い、原因の特定を急ぎます。
外壁塗装業者の雨漏り修理と散水調査
雨漏りは生活が不便なだけでなく、建物の構造の不具合にもつながるため、原因特定を急ぎ、適切に対応することが重要です。
もし外壁塗装業者に雨漏りの修理を依頼するならば、散水調査やサーモグラフィーカメラによる赤外線調査など、雨漏りの原因を特定できる技術を持った業者を選ぶのがおすすめです。
必要な調査をおこなうことで、迅速な原因特定が可能です。
散水調査は雨の日を再現する調査で、原因となりそうな箇所に水をかける人と、雨漏りの箇所を目視して水の垂れ具合を見る人と二人体制の調査をします。一か所の散水調査で雨漏りが見つかればラッキーですが、見つかるまで根気よく調査することが重要です。
特殊なサーモグラフィーカメラを使った調査では、表面温度の違いによって水が貯まっている場所を見つけます。原因箇所を特定して適切な場所を補修することで、雨漏りは通常、止まるはずです。
しかし、経年劣化が進んでいる住宅では、雨漏りの原因がひとつとも限らず、補修後も再度雨漏りが発生してしまう場合がございます。雨漏りを完全に修理するには、修理後のアフターサービスが充実している優良な業者をお選びください。
雨漏り修理工事の実例①
以前から1階の店舗部分の天井に雨漏りによるシミがあり、放置した結果、壁にも水がつたわり内装のクロスが湿気でたわんだ状態でした。
原因を調査すると、外壁材のALCの目地周辺にひび割れの症状が数か所見つかり、これが雨漏りの根本的な原因です。
天井の雨漏り箇所も数か所あったため、天井裏や外壁の中にもダメージがあることが予測できました。構造部に腐食などの症状がある場合は、内部の補修が必要です。
弊社では内装リフォームもうけたまわっており、さまざまな工事に対応できるため、雨漏りでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
こちらの物件の雨漏りを補修する外壁工事としては、ひび割れなどの劣化部分を補修したあと塗料の塗り替えをおこないました。塗り替え工事完工後は、散水調査をおこなって雨漏りがきちんと解消されたかを確認して終了となります。
雨漏り修理工事の実例②
前橋市の雨漏りによる改修工事の事例です。実はこちらのお宅は、数か月前に弊社が外壁の塗装工事とバルコニーの防水工事をおこないました。
外壁塗装後、数か月経ってからリビングの天井から雨漏りをしてお困りとのご連絡を受け、さっそく現地調査に向かいました。雨漏りしている箇所の上はバルコニーの排水溝部分ですが、バルコニーの防水工事はしたばかりです。
さらに調査を進め、雨漏りしている箇所のクロスを剥がしてみると、広範囲に水が浸透し、カビが繁殖していました。壁のボードの状態やカビの繁殖状況をみると、何年も前から水が浸透していたと考えられます。
あらためてバルコニーの排水溝部分を調査すると、針で刺したくらいの本当に小さな穴が見つかり、そこから少しずつ水が入り込んだのが原因のようです。
こちらのお宅を施工されたメーカーにも調査してもらいましたが、原因が施工時の工事に起因することから、屋内の天井と壁のボードを無償で張り替えてくれました。
その後、弊社がクロスの張り替えをおこない、改修工事は無事に終了しました。
雨漏り対策の散水調査
伊勢崎市で雨漏りの散水調査をおこなった事例です。散水調査は、雨漏りの原因と考えられるところに水をかける調査ですが、実際の雨の状態に近づけるために、熟練したスタッフが水量や向きなどを調整しながら時間をかけておこないます。
どの部分に水をかけるかは、長年の経験による勘がとても大切で、ただやみくもにかけても原因は簡単には見つかりません。
このお宅の屋根は、瓦屋根だったので瓦屋根の破損しやすい場所とサッシ周りなど、雨漏りの原因となる可能性が高い場所を重点的に調査しました。
瓦屋根は耐久性がとても高いため、見た目に破損していない場合は瓦が原因になることはまずありません。ただ瓦屋根の下の防水層が劣化によって破れている場合は、雨漏りの原因になります。
瓦屋根で最も雨漏りが考えられるのは、屋根の上方にある棟と瓦の隙間を塞ぐ漆喰の劣化です。漆喰は定期的なメンテナンスが必要で、劣化によりはがれたり割れたりするため雨漏りにつながります。
漆喰の劣化から雨漏りにつながると、その奥に詰めている土にも影響して棟ごと崩れる可能性もあります。雨漏りはしていないけれど、屋根や外壁の劣化が気になるという場合は、調査だけでもご依頼ください。
外壁塗装・雨漏り修理後の安心保証
外壁塗装はどんなにいい塗料を使っても、乾燥時間や適切な手順を守らないと、施工不良が起き、塗料の耐用年数は守られません。塗装工事の施工の良し悪しは、完工後しばらく経ってからわかることがほとんどです。
雨漏りもまた、外壁塗装後に別の原因によって起きることもあるため、施工後の定期点検はもちろんのこと、何か不具合が起きたときに気軽に相談できる業者がいると安心です。
今や、どんな工事にもアフターサービスがあるのはあたり前ですが、サービスの内容や実際の対応はさまざまなので入念なチェックをおすすめします。契約時に、お客様の気になることは全て聞き、アフターサービスの内容も確認し、納得したうえで契約してください。
弊社は1年・3年・5年・7年・10年後、そして塗料のグレードによっては最長で12年後の定期点検をおこなっています。
専任のスタッフがお客様立ち合いの元、チェックシートに記入しながら必要箇所をくまなくチェックします。
お客様が立ち会えない場合は、こちらでチェックしたチェックシートをご覧いただいてから、補修が必要な場合は改めてご相談いただきます。
もちろん、施工不良による不具合には無償で対応いたしますし、定期点検だけでなくご自宅の気になることは、何でもご相談ください。
まとめ
この記事では、雨漏りの原因や修理方法についてご紹介しました。雨漏りが発生する原因はさまざまで、屋内に水が染みたり垂れたりする頃には、雨漏りが始まってから時間が経っていることも少なくありません。
特に外壁の塗膜劣化が原因の雨漏りは、定期点検を適切な時期におこなっていれば防げます。雨漏りによる大規模改修を避けるためにも、屋根や外壁のメンテナンスは重要です。
ご自宅の現在の状態が気になる方は、まずは無料の建物診断とお見積りをご依頼ください。
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