【2025年最新版】軒天塗装の費用は?材料ごとの相場や注意すべきポイントをプロが解説!
2025.09.20更新 外壁塗装

外壁と同じように軒天部分も定期的な塗装のメンテナンスが必要です。
軒天とは、外壁よりも外側に出っぱった屋根のひさし部分やベランダの裏側部分をさします。
軒天の塗装は、外壁や屋根の塗り替えと同時におこなうのが主流ですが、
費用がどのくらいかかるのか気になりますよね?
この記事では、軒天の塗装費用の相場や、
材料によって注意すべき⚠️ポイント💡を外壁塗装のプロが詳しく解説するので、参考にしてください。
目次
【軒天塗装工事の単価と費用】

さっそく軒天塗装工事の単価と費用をご紹介します。
軒天は屋根やベランダの裏側になるため、雨があたることは少ない場所ですが、
経年劣化するため定期的な塗り替えが必要です。
塗り替えに使用する塗料によって平米あたりの単価が異なりますが、
1平米あたりの相場は900円〜1,500円です。
外壁塗装時に軒天塗装をおこなうのが一般的なので、
塗装工事の単価×塗装範囲が軒天塗装の費用になります。
たとえば、単価が1,500円で塗装範囲が50㎡だった場合の費用は、1,500×50 = 75,000円です。
軒天塗装のみを単独でおこなう場合は、上記の費用に足場の設置費用が別途必要です。
足場費用の相場は15万円~20万円くらいで、外壁塗装工事にも必要なものなので、
外壁と軒天塗装を一緒におこなうと、1回分の足場費用が浮きます。
また足場は、設置にも撤去にもそれぞれ1日ずつ工期が必要なため、
費用と工期の両方を考慮すると、外壁と軒天の塗装工事を一緒におこなうのがおすすめです。
【軒天の劣化症状と塗装の必要性】

ここでは軒天の劣化症状と塗装の必要性についてご紹介します。
軒天は屋根やベランダの裏部分なので、見上げないと見られません。
いざ汚れや傷を見つけても、普通に見ると見えづらい裏側のため、
あまり気にしない方や、補修をあとまわしにしてしまう方が多い部分です。
軒天に直接雨があたることはほぼありませんが、風や紫外線などの影響を受けて経年劣化するため、
劣化が進むと補修が必要になることもあります。
悪化すると湿気が溜まりやすい状態になり、最悪の場合、野地板や野地垂木など屋根の構造材を傷めてしまいます。
構造材が傷んだ場合は、部材を取り替えるなどの改修工事が必要です。
建物の構造を守って安心して暮らすためにも、
余分な出費を増やさないためにも、定期的に軒天塗装をおこなうのがおすすめです。
ここからは、具体的な軒天の劣化事例をご紹介します。
関連記事:外壁塗装と一緒におススメしている付帯部のメンテナンス方法と劣化症状
■シミができている

▲上記画像は、ベランダの下にある軒天に雨が染みてシミができている状態です。
雨水が軒天に回ってシミができたと思われますが、
軒天の補修と同時に雨水が回った根本的な原因を探り、補修する必要があります。
軒天に雨水が回る原因は、雨どいが詰まっているケースや、
軒天の上にあるベランダなどの防水機能が衰えて雨漏りを起こしているケースが考えられます。
こちらのお宅の場合は、軒天の上にあるベランダの防水シートが劣化によって
部分的に浮いてしまっているのが確認できました。

▲ベランダの防水機能がなくなったことで、直下にある軒天に雨水が流れてしまった状態です。
雨漏りの原因であるベランダの防水シートを取り替えるなど、
ベランダの補修を終えたあと、雨漏りが止まったことを確認したうえで軒天の塗装工事をおこないました。
軒天自体に原因がなくても、軒天のシミがきっかけで他の部分の不具合や破損が見つかる場合があります。
雨漏りを放置すると建物の構造部に大きな影響を及ぼしますので、
軒天にシミを見つけたら、専門業者へ点検依頼するのをおすすめします。
関連記事:ベランダ下の軒裏天井に雨染みがあるとのお問い合わせをいただき現場調査に行ってきました。
■カビやコケが生えている

特に北側など、1日中陽が当たらない面の軒先は、
湿気がこもりやすいため、軒天にカビやコケが生えている場合があります。
カビやコケが発生するのは、塗膜の劣化が原因なので、
本来は発生する前に、塗料を塗り直すのがベストです。
すでに発生している場合は、カビやコケをきれいに落としてから塗装します。
外壁や屋根の場合は高圧洗浄とバイオ洗浄によって洗い流せますが、
軒天には換気口がある場合も多く、水を使っての洗浄が難しい状況です。
カビやコケは洗浄ではなく、ケレン作業によって削り落とします。
カビやコケは細菌なので残ったまま塗装すると、有機物である塗料をエサに増殖するため、塗膜はがれの原因となります。
ケレン作業によって、カビやコケをきれいに削ったあとは、
軒天の材質にあった防カビ性のある塗料を使っての塗装がおすすめ✨です。
■はがれがおきている

長年、外的刺激を受けた影響で劣化が進み、最終的に軒天にはがれがおきている状態です。
軒先は屋根や外壁と同様に外の環境によって劣化が進むため、
少しのはがれを放置すると、上記画像のように軒天が割れる可能性があります。
特に雨が強くあたる面や、陽当たりのいい方角にある軒天は、劣化が進みやすい傾向にあります。
屋根と違って直射日光の影響は限られますが、下からの照り返しによる紫外線の影響はあります。
また、特に寒い地域にお住まいの場合は、軒天と接する他の部材の見切り部分に結露が発生します。

結露するたびに、水滴が軒天に少しずつ浸透することも、はがれの原因になります。
軒天への水の浸透を防ぐには、定期的に塗装を施して塗膜を保護するのが有効です。
軒天の劣化を進行させないためにも、まずはミヤケンの無料建物診断での点検をおすすめ✨します。
関連記事:軒天の剥がれの原因とは
【軒天塗装はDIYより業者へ】

軒天塗装はDIYよりも業者へ依頼するほうが良いのでしょうか?
「軒天の塗装なら自分でもできるかも!」と考える方もいらっしゃると思います。
必要な材料や道具はホームセンターでそろえられますし、
とりあえず塗料を塗るだけならばDIYでも可能です。
実際にDIYで塗装する場合は、専門業者がおこなう塗装と同じ工程で進めてください。
塗料は正しく施工すれば表記どおりの耐用年数が保たれますが、
施工が悪ければ施工不良が起き、再び塗り直しが必要になります。
軒天塗装で注意すべきポイント💡は、のちほど詳しくご紹介しますが、
塗装前の下処理から含めたすべての工程をきちんと守って施工することが重要です。
軒天は一般的な住宅なら、専門業者は1日で塗り終えますが、
DIYで塗る場合は倍以上の時間がかかるかもしれません。
DIYで軒天塗装する場合は、はしごや脚立を使っての⚠️危険⚠️をともなう作業となります。
安全で確実な塗装工事をおこなうなら、専門業者への依頼をおすすめします。
関連記事:DIYもいいけれど、やっぱり塗装はプロに頼んだ方が良いかも?
【軒天塗装で注意すべきポイント💡】

軒天塗装で注意すべきポイント💡をご紹介します。
軒天は高所で見上げながらの作業になるので、しっかりした足場の設置が必要です。
その他にも塗装の⚠️注意点⚠️がいくつかあるので、工程順にご紹介します。
①軒天にカビやコケをはじめ、
汚れが付着したままだと塗膜はがれの原因になるので、しっかり落として乾燥させる
②塗料のはみ出しや飛び散りを防ぐため、しっかり養生する
③凸凹している部分はパテを使って補修する
④材質に合った下地材を均一に塗って、しっかり乾燥させる
⑤本塗装する
軒天の洗浄に水圧の強い高圧洗浄機を使うと、
部材を傷める可能性があるため、頑固な汚れはケレン作業によって削り取ります。
養生を施したら、本塗装する前に下地材を丁寧に塗り、十分に乾燥させます。
下地の乾燥が不十分だと、塗料の不具合の原因になるため、
しっかり乾いたことを確認してから塗装することが重要です。
細かなことを、ひとつひとつ丁寧におこなうことで塗料の耐用年数が守られ、
次の塗り替え時期まで快適に過ごせます。
【軒天塗装をおしゃれで綺麗に仕上げる方法】

軒天塗装をおしゃれで綺麗に仕上げる方法をご紹介💡します。
軒天は、屋根の野地板や垂木などの構造部を隠したり守ったりするのが目的の部材です。
ただし、外観に関わる部分でもあるため、
家の全体的な雰囲気と合わせて、おしゃれできれいに仕上げることもできます。
軒天は火災時の延焼を防ぐために、ケイカル板などの不燃材を用いるのが一般的です。
意匠性を高めるために、天然木を使用する場合もありますが、
不燃材と比べると耐久性に乏しく、小まめにメンテナンスしないときれいな景観や機能を保てません。
また天然木は、地域によっては建築基準法で軒天に設置できない場合があるので、
お住まいの地域の建築基準法をご確認ください。
もし、天然木を使えない場合は、ケイカル材に木目をプリントしたデザインボードがおすすめです。
それでは、軒天の材質ごとに塗装の⚠️注意点⚠️をご紹介します。
■ケイカル板の軒天塗装

ケイカル板は、水酸化カルシウムと砂を原料としているため耐火性に優れ、
多くの住宅の軒天に採用されている部材です。
同じく不燃材である石膏ボードと比べると、湿気に強く反りが生じづらいので、屋外にも向いた材質といえます。
ケイカル板の塗り替え時期の目安は10年前後です。
汚れやカビなどはケレン作業できれいに取り除き、小さなひび割れはパテで補修します。
補修しきれない大きな破損がある場合は、ケイカル板を取り替える必要があります。
塗料や下地材はケイカル板に合ったもので、カビやコケを防ぐ防カビ性の高い塗料を選んでください。
また屋根内部の熱や湿気を逃がすために、透湿性に優れた塗料を選ぶことも重要です。
■デザイン板の軒天塗装

デザイン板はケイカル板をデザイン的に加工したものなので、
基本的な注意点はケイカル板と同様になります。
軒天は意匠的な役割もあるため、外観の雰囲気に合わせてデザイン板を取り入れる場合があります。
塗り替え時にそのデザインを活かすためには、デザインに影響しないクリア塗装がおすすめです。
しかし、クリア塗装はデザイン板を活かす透明な塗料のため、軒天に汚れや傷があればそのまま表に見えてしまいます。
デザイン板を使っている場合は、塗膜が劣化して本格的な補修が必要になる前に塗り直すのがおすすめです。
■木の軒天塗装

木の軒天は、ケイカル材を使った一般的な軒天のように塗装はできません。
木部には、木専用の染み込むタイプの塗料を使います。
木材の防水性や耐久性は低いため、表面の塗膜で保護する必要があります。
一般的な塗料の耐用年数が10年くらいあるのに比べ、木部の塗料の耐用年数は長くても5年程度です。
色あせなど塗膜の劣化を感じるようになったら、木材自体の劣化を防ぐためにも早い段階で塗り替えをおすすめします。
木材に水が染み込むようになると、カビやコケの原因になり、最悪の場合は腐ってしまいます。
軒天に気になる症状を見つけた場合は、なるべく早く専門業者へ相談するのがおすすめです。
関連記事:軒天上(ケイカル・デザイン板・木)の塗装のポイントとは?
【まとめ】

この記事では、見落としがちな軒天の塗装工事の仕方や費用についてご紹介しました。
軒天も屋根や外壁と同じように定期的にメンテナンスをおこなうことで、
きれいに保つだけではなく、軒天の奥にある屋根の構造が守られます。
軒天の破損から雨漏りにつながることもあるので、目視による定期的なチェックも重要です。
汚れや傷など気になることがあれば、信頼できる専門業者に調査をご依頼ください。
屋根や外壁の塗り替え時には、軒天の塗装工事も一緒におこなう
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