破風板塗装の単価は?補修が必要な理由と施工費用の削減方法もご紹介!
2023.01.25更新 外壁塗装

家屋の補修として、外壁塗装や屋根塗装が必要なことを知っている方は多いと思いますが、家屋では塗装すべき場所が他にもいくつか存在します。
そのひとつが破風板です。
この記事では破風板塗装の単価と合わせて、軒天塗装、雨樋塗装の単価について紹介します。
また、破風塗装が必要な理由、破風板補修の注意点などについても解説します。外壁塗装を検討している方は、破風板塗装も重要ですので、参考にしてみてください。
目次
破風板塗装の単価
ここでは、破風板塗装の単価について紹介します。
破風板とは、屋根の側面についている板の部分で、雨風が外壁に吹きこむのを防ぐ役割があります。
また、雨樋がついている場所の板のことを鼻隠しと呼び、破風板と鼻隠しを合わせて破風板塗装と呼んでいます。破風板塗装で見積もりを取った場合、塗装する面積は破風板だけでなく鼻隠しも含まれます。
破風板塗装の単価は、1㎡あたり800円〜1,500円程度ですが、塗装する面積にかかわらず、業者によっては一律で25,000円からになる場合が多いようです。ここには交通費や工賃も含まれます。
また、2階などの高所の塗装になると、別途足場代が必要になります。足場代などを考慮して、破風板塗装は外壁塗装と同時に施工するケースが一般的です。
破風板塗装を単体で施工する場合もありますが、養生などの手間がかかるため、費用は少し割増しになる傾向があります。
軒天塗装の単価
ここでは、軒天塗装の単価について紹介します。
屋根が外壁よりも出ている部分を軒と言いますが、その裏側にある軒の天井部分にあたるのが軒天です。軒天にはケイカル板などの耐久性が高い素材が使われていて、塗装の頻度が少なくて済むようになっています。
軒天塗装の単価は、1㎡あたり1,000円〜1,500円程度が相場です。ただ、一律で25,000円からとなっている業者もあります。
また、高所部分を塗装する場合は、別途足場代も必要になります。足場代は高額になるため、破風板塗装と同様に、他の部分の塗装と合わせて施工するのが一般的です。
軒天塗装を単体で施工することもできますが、養生など費用がかかるため、費用が割増しになります。
関連記事(内部リンク):軒天塗装の費用は?材料ごとの相場や注意すべきポイントをプロが解説!
雨樋塗装の単価
ここでは、雨樋塗装の単価について紹介します。
雨樋は、屋根に落ちた雨水をまとめ、地上に流す役目がある部材です。もし雨樋がないと、屋根の水が地上に垂れ流されることになり、結果として木材が腐ったり、雨漏りの原因になることもあります。
雨樋は日焼けや経年劣化により傷むことがあり、他の部材の塗装と同様に雨樋も塗装する必要があります。
雨樋塗装の単価は、1mあたり800円〜1,500円程度が目安です。ただ、塗装する面積が狭い場合は、一律で15,000円からとなっています。
また、高所部分を塗装する場合は、別途足場代もかかります。足場代は高額になるため、雨樋塗装単体で施工することは少なく、他の部分と同時に施工するのが一般的です。
雨樋塗装単体での施工も可能ですが、養生などが必要なため、費用が割り増しになる傾向があります。
破風塗装が必要な理由
ここまで、破風板塗装の単価などについて紹介しましたが、ここでは、破風塗装が必要な理由について紹介します。
家屋の塗装では、外壁塗装や屋根塗装をおこなう方は多いと思いますが、それ以外にも付帯部の塗装もする必要があります。家屋の付帯部には、軒天や破風板、鼻隠し、雨樋などがあり、破風塗装もこの付帯部の塗装になります。
破風板も外壁や屋根などと同様に、日光や紫外線、風雨にさらされているため、経年劣化が起こります。外壁や屋根の塗装は家屋の寿命を延ばすためにおこないますが、破風板などの付帯部の塗装も同様、家屋の寿命を延ばすために重要です。
破風板などの付帯部を塗装せずに、外壁や屋根のみを塗装すると、付帯部の劣化が目立ってしまうのも破風塗装が必要な理由です。付帯部の劣化が目立つと、家屋の景観も悪くなります。
また、破風塗装の施工時に足場を組む必要がある場合は、外壁や屋根と同時におこなうことでコストの削減になります。
破風板補修の注意点
破風板は、日光や風雨にさらされているため、経年劣化が起きやすい場所です。そのため、破風板が劣化した場合は補修する必要があります。塗膜がはがれかかっているなど、軽度の劣化の補修は、研磨してから塗装をおこないます。
ただ、破風板の塗装がほぼはがれているような場合は、塗装では修復しきれないため、板金を巻いておおう板金巻きという補修が必要です。
板金巻きは、サビに強く耐久性の高いガルバリウム鋼板で破風板を巻く補修方法です。費用は塗装より高額ですが、耐久性が高くなり、補修後はメンテナンスの必要がありません。
破風板の塗膜が完全にはがれ、木材が劣化している場合は、塗装や板金巻きでは補修しきれず、破風板を部分的に交換するか、すべて交換する必要があります。破風板をすべて交換すると、塗装や板金巻きと比較して、コストが高額になります。
破風板は劣化が激しくなると、補修に多くの費用がかかりますので、劣化する前に補修するようにしましょう。
関連記事:【工事部】お家の破風板の塗装工事の注意点をご紹介します
下地処理をしっかりとおこなう
破風板の塗装では、下地処理をしっかりとおこなうことが重要です。これは、破風板の耐久性を高めるために重要な工程です。
破風板の下地処理は、まず最初に研磨をおこないます。破風板は、経年劣化や紫外線の影響で塗膜が浮いていることがありますが、この塗膜を研磨して除去します。
研磨をおこなわず塗装すると、浮いている塗膜の上から塗装することになり、その部分からすぐに塗装がはがれてしまいます。
破風板の素材が木材だと劣化している場合があり、その場合、表面の保護や吸い込み防止の目的で、下塗りをおこなう必要があります。
破風板での下地処理は、塗装の仕上がりだけでなく、耐久性の高さにも関係するため、重要な作業です。
外壁塗装とまとめることで施工費用の削減になる
破風塗装は単体で施工することもできますが、外壁塗装や屋根塗装と同時に施工するのが一般的です。破風塗装では、高所部分の塗装をおこなう場合、足場を組む必要がありますが、この足場代はかなり高額で、破風塗装全体のコストが高くなります。
そのため、破風塗装を外壁塗装や屋根塗装とまとめておこなうことで、足場代を節約することができます。全体としての工事の費用は高くなりますが、それぞれ個別に工事をおこなうよりはコストを低く抑えることが可能です。
外壁や屋根が劣化し、塗装が必要になるタイミングでは、破風板も劣化しているため、同時に塗装をおこなえば効率がよくなります。
もし外壁塗装や屋根塗装を検討しているなら、破風塗装も同時に施工することを検討してみてください。
まとめ
ここまで、破風板塗装の単価や破風板塗装が必要な理由、補修の注意点などについて解説しました。
破風板塗装の単価は塗装する面積で計算されますが、面積によっては一律料金になる傾向があります。
破風板は日光や風雨にさらされているため、外壁などと同様に経年劣化があります。破風板の補修では下地処理が重要で、処理せずに塗装すると、塗料がはがれ落ちたり耐久性が低くなることがあり、注意が必要です。
破風板塗装では、2階部分の作業に足場を組む必要があるため、外壁塗装や屋根塗装と同時に施工すると費用を抑えることができます。工事をまとめておこなうと合計の費用は高くなりますが、それぞれ個別におこなうよりは費用が安くなります。
実際にかかる費用は業者や家屋の状態によって異なるため、工事の前には必ず業者に詳細な見積もりを依頼することをおすすめします。
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