外壁塗装の工程と日数の目安を全12段階で分かりやすく解説
2026.09.24公開 2026.09.30更新 外壁塗装

外壁塗装は、ただ外壁に塗料を塗れば終わる工事ではありません。
現地調査や足場の設置、下地処理・高圧洗浄・下塗り・中塗り・上塗りなど、順番を守って進めることで仕上がりと耐久性を確保します。
本記事では、外壁塗装の全12工程と日数の目安をはじめ、工程表の役割、シーリングと塗装の順番、乾燥時間の考え方まで分かりやすく解説します。
工事前に流れを知っておくと、見積もりや施工内容を確認しやすくなるため、ぜひ外壁塗装を検討する際の参考にしてください。
目次
外壁塗装の工程の流れと工期の目安
外壁塗装は、契約前の打ち合わせから足場解体まで複数の工程に分かれます。
全体像をつかむため、まず以下の4つを確認しておくと工事の進み方を把握しやすくなります。
- 外壁塗装の全12工程の流れ
- 工程ごとにかかる日数の目安
- 工事の日程をまとめた工程表の役割
- 工程表が渡されないときの対応
各工程の役割と日程を知り、見積もり内容と実際の作業を照らし合わせて確認できるようにしておきましょう。
外壁塗装の全12工程の流れ
外壁塗装は、ミヤケンの施工の流れでは「工事前のお打合せ」から「足場解体」まで12段階で進みます。
- 打ち合わせ
- 近隣へのあいさつ
- 足場設置
- 下地処理
- 高圧洗浄
- 乾燥と養生
- 下塗り
- 上塗り1回目
- 上塗り2回目
- 付帯部塗装
- 解体前の確認
- 足場解体
実際には建物の状態や外壁材、補修箇所によって作業の前後や追加工程が生じます。
工程名だけを見るのではなく、どの作業が何のために行われるのかを把握しておくと、工事中の説明も理解しやすくなります。
まずは全体の順番を知り、各作業の確認へ進むことがポイントです。
工程ごとにかかる日数の目安
戸建ての外壁塗装は、一般的に10日前後から2週間程度が工期の目安とされます。
ただし、これはすべての住宅に当てはまる固定日数ではありません。
ミヤケンでは、足場の設置は基本的に1日で行い、高圧洗浄後は約1日かけて乾燥させています。
塗装は下塗り、上塗り1回目、上塗り2回目と乾燥を挟みながら進める工程です。
雨や雪、強風などで作業を休む場合や、補修箇所が多い場合は工期が延びます。
見積もり時には総日数だけでなく、どの工程に何日ほど見込んでいるかを確認すると安心です。
予定には予備日が含まれているかも聞いておきましょう。
工事の日程をまとめた工程表の役割
工程表は、着工から完了までに何をいつ行う予定かをまとめた日程表です。
足場や高圧洗浄、下地補修、塗装、検査、足場解体などの予定が分かるため、施主側も工事の進み具合を確認しやすくなります。
外壁塗装は天候の影響を受けるので、工程表どおりに進まないこともあります。
そのため、予定変更が起きた場合の連絡方法も確認しておくとよいでしょう。
ミヤケンでは、担当職人が作業終了時に「塗り替え交換日記」へその日の作業内容を記入し、工事中の情報を共有しています。
工程表が渡されないときの対応
工程表が渡されない場合でも、それだけで施工会社に問題があるとは判断できません。
ただし、着工日や足場の設置日、高圧洗浄、塗装、検査、足場解体などの予定が分からない状態は避けたいところです。
書面やメールなどで大まかな日程を確認し、雨天時に予定が変わった場合の連絡方法も聞いておきましょう。
さらに、見積もりに記載された塗装回数や補修内容と、実際の作業が合っているか確認できる方法があると安心です。
契約から着工までに行う工程
外壁塗装は、契約してすぐに足場を組むわけではありません。
着工前には建物の状態を確かめ、塗料や色を決め、周囲にも配慮する準備があります。
おもに以下の3工程を進めます。
- 現地調査で外壁の劣化を確かめる
- 塗料の種類と色を決める
- 着工の前に近隣へあいさつをする
着工前の確認が具体的であるほど、工事内容や完成後の見た目について施工会社との認識を合わせやすくなります。
現地調査で外壁の劣化を確かめる
現地調査では、外壁のひび割れ、チョーキング、コケや汚れ、シーリングのひび割れや剥離などを確認します。
建物の状態によって、塗装だけで済むのか、補修を先に行うのかが変わるためです。
見積もり前には、気になるひびや雨漏りの有無、過去の修繕歴なども伝えておくと、調査結果と工事内容を照らし合わせやすくなります。
写真を撮ってもらうと、補修前の状態もあとから確認できます。
塗料の種類と色を決める
塗料は価格だけでなく、耐久性や汚れにくさ、遮熱性などの特徴を比べて選びます。
同じ住宅でも外壁材や劣化状態、今後どれくらい住む予定かによって適する塗料は変わるからです。
色は小さな色見本だけで決めると、実際の外壁で印象が異なることがあるため、大きめの見本や施工事例も参考になります。
塗料と色は工事後の見た目だけでなく、保証や将来の塗り替え時期にも関係するため、条件を整理して選ぶことが大切です。
色だけでなく、塗料の持ちや機能も一緒に比較しましょう。
着工の前に近隣へあいさつをする
着工前の近隣あいさつは、足場の組み立てや高圧洗浄による音、工事車両の出入りなどを事前に知らせる目的があります。
施工会社が対応する場合は、訪問する範囲や時期を確認しておくと安心です。
近隣との行き違いを避けるためにも、駐車や騒音が発生しやすい日を共有しておくとよいでしょう。
施主側からも工事期間を近隣へ知らせると行き違いを減らせます。
足場の設置から下地処理までの工程
塗料を塗る前の準備には、足場・高圧洗浄・下地補修・養生があります。
完成後は見えにくくなる工程ですが、仕上がりを安定させるために欠かせません。
着工後は以下の3工程を確認します。
- 足場を組んで塗料の飛散を防ぐ
- 高圧洗浄で汚れと古い塗膜を落とす
- 下地を補修して養生を行う
見積もりに含まれる作業と現場で行われる作業を比べ、塗装前の準備が十分かを確認しましょう。
足場を組んで塗料の飛散を防ぐ
足場は、職人が高所で安全に作業するための作業場所です。
建物の周囲に足場を組み、外側へメッシュシートを張ることで、洗浄水や塗料が周囲へ飛散するのを抑えます。
足場の設置日は金属音や車両の出入りが増えやすいため、在宅予定や駐車場所も事前に相談しておくと安心です。
施主自身が足場へ上るのは危険なので、気になる箇所は担当者へ確認を依頼してください。
工事前には周辺の荷物も移動します。
高圧洗浄で汚れと古い塗膜を落とす
高圧洗浄では、外壁に付着した砂ぼこりやコケ、汚れ・劣化した塗膜の粉などを洗い流します。
汚れが残ったまま塗ると、新しい塗料が下地へ十分に密着しにくくなるためです。
洗浄した外壁はすぐに塗らず、水分を乾かしてから次の工程へ進みます。
ただし、乾燥にかかる時間は天候や外壁の状態によって変わります。
洗浄日は窓まわりへの水の飛散も考えられるため、窓の閉め忘れや屋外の荷物について事前に確認しておきましょう。
外壁が十分に乾いたことを確かめてから、次の作業へ進みます。
下地を補修して養生を行う
下地補修では、ひび割れや傷んだ部分を直し、塗装できる状態に整えます。
外壁の種類や劣化状態によっては、シーリング補修や研磨なども行います。
その後、窓や玄関ドア、設備など塗料を付着させたくない部分をビニールなどで覆う作業が養生です。
ミヤケンの工事メニューでは、下地処理としてひび割れ補修やコーキング工事、付帯部の研磨を含めています。
高圧洗浄後にコーキングを行う場合もあるため、現場では建物や工法に応じて順番が変わります。
作業順だけで判断せず、補修内容と塗料の仕様を確認しましょう。
シーリングの工程と塗装との順番
シーリングは、外壁材の継ぎ目や窓まわりから雨水が入り込むのを防ぐ役割があります。
塗装と同時に補修する場合は、工法や材料によって進め方が変わります。
確認したいのは、以下の3つです。
- 打ち替えと増し打ちを使い分ける
- 塗料や工法によって順番が決まる先打ちと後打ち
- 乾燥する時間を確保してから塗る
一律の順番や日数で判断せず、使用するシーリング材と塗料に合った施工になっているかを確認しましょう。
打ち替えと増し打ちを使い分ける
シーリング補修には、おもに「打ち替え」と「増し打ち」があります。
打ち替えは既存のシーリング材を撤去し、新しい材料を充填する方法です。
増し打ちは既存部分を残し、その上から新しい材料を重ねます。
どちらを選ぶかは、目地の形状や劣化状態、施工箇所によって変わります。
見積もりでは「シーリング工事一式」だけでなく、打ち替えか増し打ちか、どの範囲を施工するかまで確認すると比較しやすくなるでしょう。
塗料や工法によって順番が決まる先打ちと後打ち
シーリングと塗装の順番には、シーリングを先に施工して上から塗装する「先打ち」と、塗装後に施工する「後打ち」があります。
どちらが常に正しいというわけではなく、外壁の仕上げ方や塗料、シーリング材の仕様によって選ばれます。
たとえば、ミヤケンの前橋市広瀬町K様の施工事例では、通常部分のコーキングを塗装前に行う一方、クリヤー塗装部分は塗装工事が終わったあとに施工しました。
見積もり時には、採用する工法と順番、その理由まで説明を受けると納得しやすくなります。
乾燥する時間を確保してから塗る
新しく充填したシーリング材は、所定の硬化時間を確保してから次の作業へ進みます。
表面だけが乾いて見えても、内部まで十分に硬化していない場合があるため、見た目だけで判断はできません。
乾燥や硬化にかかる時間は、製品の種類や気温・湿度、施工する厚みによって異なります。
具体的な時間を一律に決めるのではなく、使用する製品の仕様に従うことが基本となります。
塗装を重ねる場合は、施工会社へ製品名と次工程へ進める条件を確認しておくと安心です。
急いで次の工程へ進めないことがポイントです。
下塗りから上塗りまでの塗装の工程
外壁の塗装は、一般的に下塗りと上塗り2回の計3回で仕上げます。
ただし、塗料によっては2回塗りの仕様もあるため、回数だけで良し悪しは判断できません。
おもに以下の3つを確認します。
- 下地に合う下塗り材を選ぶ
- 中塗りと上塗りを塗り重ねる
- 乾燥時間と塗り重ねの間隔を守る
塗料メーカーの仕様に沿った材料や回数、塗布量、乾燥時間で施工されているかを見ることが大切です。
下地に合う下塗り材を選ぶ
下塗りは、外壁材と仕上げ塗料を密着させるために行う工程です。
下地の吸い込みを抑えたり、小さな凹凸を整えたりする役割もあり、外壁材や劣化状態に応じてシーラー、プライマー、フィラーなどを使い分けます。
名称だけで優劣が決まるものではなく、仕上げ塗料との組み合わせを含めて選ぶことが基本です。
下塗りの色や回数も製品や下地によって異なるため、見積もりに材料名まで記載されているか確認すると安心です。
中塗りと上塗りを塗り重ねる
中塗りと上塗りは、仕上げ用の塗料を重ね、所定の塗膜を作る工程です。
「中塗り」と「上塗り」と呼び分けることもありますが、同じ上塗り塗料を2回使う仕様も一般的です。
ミヤケンでは、上塗り1回目と2回目に同じ色の塗料を使用しています。
色を変えないのは、年月が経って表面が色あせた際に下塗りとは異なる色を目立ちにくくするためです。
メーカー規定の塗布量を守り、塗りむらや塗り残しを確認しながら仕上げています。
なお、外壁パックでもフッ素クリヤーとスーパーウレアコートは2回塗りです。
回数は塗料の仕様で確認しましょう。
乾燥時間と塗り重ねの間隔を守る
塗料は、前の層が適切に乾燥してから次の塗装へ進めます。
乾燥が不十分なまま重ねると、本来の塗膜性能を発揮しにくくなるおそれがあります。
塗り重ねまでの時間は、塗料の種類・気温・湿度・天候などで変わるため、一律に「何時間」とは決められません。
下塗りと中塗りを同じ日に行える場合もありますが、使用する製品の規定時間を満たしていることが前提です。
日付だけで良否を決めず、製品の仕様と当日の施工条件を確かめることが大切です。
工期を短くするためだけに乾燥を省かないことが基本となります。
付帯部の塗装から引き渡しまでの工程
外壁本体の塗装が終わったあとも工事は続き、雨樋や破風板などを仕上げ、検査で塗り残しや不具合がないかを確認してから足場を解体します。
終盤では以下の2工程を確認します。
- 付帯部を塗って全体を仕上げる
- 検査と手直しを終えて足場を解体する
完成後に見えにくくなる箇所もあるため、足場が残っている段階で気になる部分を確認してもらうことがポイントです。
付帯部を塗って全体を仕上げる
付帯部とは、雨樋・破風板・水切り・雨戸・戸袋・庇屋根など、外壁本体以外の外装部分です。
外壁だけがきれいになっても、付帯部の色あせやサビが残ると全体の印象が整いません。
素材や劣化状態によっては、研磨やサビ止めなどの下地処理をしてから塗装します。
また、付帯部ごとに適した塗料を使い分けることで、仕上がりと耐久性を保ちやすくなります。
見積もりでは、どの付帯部まで塗装範囲に含まれているかを確認し、塗装しない部分がある場合は事前に把握しておきましょう。
検査と手直しを終えて足場を解体する
塗装が終わったら、塗り残しや色むら、仕上がりに問題がないかを確認し、気になる箇所があれば手直しします。
ミヤケンでは、足場解体前に工事管理スタッフと担当職人が一緒に最終確認を行います。
担当職人だけでなく別の立場から確認することで、細かな部分まで点検するためです。
確認が終わったら足場を解体し、周囲を清掃して引き渡しへ進みます。
足場を外したあとは高い場所を近くで見られないため、解体前の確認は大切です。
施主側でも気になる箇所があれば、足場が残っているうちに担当者へ伝えましょう。
工程の記録が残るミヤケンの施工事例
ミヤケンでは、足場や高圧洗浄、シーリング・下塗り・上塗り・付帯部塗装など、工事中の工程を写真と日付で残しています。
たとえば前橋市粕川町月田M様邸は、2026年4月1日の足場設置から高圧洗浄、下塗り、極コート無機による上塗り1回目・2回目まで記録がある事例です。
太田市東本町T様の現場でも、洗浄後の乾燥やコーキング、3回塗りの流れを追えます。
完成後には見えなくなる工程ほど写真が役立つため、工事前に施工記録をどのように残すか確認しておくと安心です。
実際の日付から工程間の間隔も把握できます。
3回塗りで仕上げる極(きわみ)コートシリーズ
極(きわみ)コートシリーズは、アステックペイントとミヤケンが共同開発したオリジナル塗料です。
外壁塗装では上塗り材として使用し、標準的な3回塗りでは下塗りのあとに極コートを2回塗り重ねます。
中でも極コート無機は耐久年数26〜30年、工事保証15年です。
ミヤケンの極コート無機プランは、30坪で87万7,800円~(税込概算)です。
塗料の性能だけでなく、規定の工程と塗布量を守ることも仕上がりには欠かせません。
工程と塗料は切り離さずに確認しましょう。
群馬と埼玉で外壁塗装をお考えならミヤケンにご連絡ください
群馬と埼玉で外壁塗装をお考えなら、ミヤケンへご相談ください。
建物診断からお見積もりの提出まで、料金はかかりません。
年間1,500棟以上、創業以来27年間で累計3万5,000棟以上の塗り替え実績があります。
工事中は塗り替え交換日記で作業内容を共有し、工事管理スタッフも点検します。
見積もり後に必ず契約する必要はなく、相見積もりも可能です。
外壁の劣化や塗料、工事工程で気になる点があれば、現地の状態を確認したうえでご提案します。
まとめ:外壁塗装の工程を理解して納得できる工事にしましょう
外壁塗装は、現地調査や打ち合わせから始まり、足場・高圧洗浄・下地処理・シーリング・下塗り・上塗り・付帯部塗装・検査・足場解体へと進みます。
工程ごとの役割と日数の目安を知っておくと、見積もり内容や工事の進み方を確認しやすくなります。
とくに、乾燥時間や塗り重ね回数は塗料ごとの仕様に従うことが基本です。
施工前には工程だけでなく、使用する塗料や補修内容、工事中の記録方法まで施工会社へ確認し、納得できる外壁塗装につなげましょう。
工事メニュー

外壁塗装
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