外壁塗装の保証期間は何年が目安?保証内容と確認したい注意点を解説
2026.09.24公開 2026.09.24更新 外壁塗装

外壁塗装の保証期間は、長ければ長いほど安心とは限りません。
保証年数は施工会社や塗料によって異なり、対象となる不具合や免責条件もそれぞれ違います。
本記事では、外壁塗装の一般的な保証期間、施工保証とメーカー保証の違い、保証対象になる症状、契約前に保証書で確認したい項目を解説します。
保証年数だけでなく、保証内容まで確かめて外壁塗装を検討する際の参考にしてください。
目次
外壁塗装の保証期間に法律上の決まりはない
外壁塗装の保証期間を比べる前に、法律上の保証と施工会社が独自に設ける保証を分けて考えることが欠かせません。
確認したいのは、以下の2つです。
- 業者が任意に決めている保証期間
- 法律で守られる契約不適合責任の範囲
まずは制度の違いを整理しておくと、保証年数を正しく比較できます。
業者が任意に決めている保証期間
外壁塗装の施工保証は、法律で一律の年数が決められているものではありません。
施工会社が使用する塗料や施工内容、自社の基準に応じて期間を設定します。
工事保証は一般的に3〜10年程度が多く、長ければ安心とは限りません。
対象となる部位や症状、免責事項まで確認することが欠かせません。
ミヤケンでは塗料に応じて5年・8年・10年・12年・15年の塗膜保証書を発行しています。
保証年数を見るときは、塗料の耐久年数と工事保証を同じものとして扱わず、保証書の記載内容や点検体制もあわせて確認すると判断しやすくなります。
法律で守られる契約不適合責任の範囲
外壁塗装の工事に契約内容との不一致があれば、民法上の契約不適合責任が問題になります。
請負契約では修補や報酬減額、損害賠償、解除を求められる場合があります。
施工会社の任意保証とは別の制度です。
新築住宅の10年間の責任は、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分を対象とするもので、塗り替え工事の一律保証ではありません。
住宅を新築する建設工事の請負契約(略)においては、請負人は、注文者に引き渡した時から十年間、住宅のうち構造耐力上主要な部分又は雨水の浸入を防止する部分として政令で定めるもの(略)の瑕疵(略)について、民法(略)に規定する担保の責任を負う。
(引用元:e-Gov法令検索「住宅の品質確保の促進等に関する法律 第94条第1項」)
保証書の内容とは分けて確認してください。
外壁塗装の保証は施工保証とメーカー保証に分かれる
保証年数が同じでも、誰がどの不具合に対応するのかによって実際の内容は変わります。
外壁塗装で押さえておきたい保証は、以下の2つです。
- 工事の不具合を対象とする施工保証
- 塗料そのものを対象とするメーカー保証
見積もりに「保証付き」と記載されている場合は、保証する主体と対象まで確認して比較することが欠かせません。
工事の不具合を対象とする施工保証
施工保証は、塗装会社が自社の施工に対して設ける保証です。
たとえば、下地処理や塗り方に問題があり、施工不良によって塗膜のはがれや膨れが起きた場合は、保証対象になることがあります。
ミヤケンでは自社保証を最大15年としており、施工上の過失がある場合は無料で対応しています。
塗膜保証書は工事完了後に発行され、塗料に応じて期間が異なる仕組みです。
ただし、すべての劣化が無償補修になるわけではありません。
対象部位や症状、補修方法、免責事項まで保証書で確かめておくと、施工後の行き違いを防ぎやすくなります。
塗料そのものを対象とするメーカー保証
メーカー保証は、塗料や外壁材など製品側の不具合を対象とする保証です。
施工会社の施工保証とは責任を負う相手や対象が異なります。
塗料は現場で希釈や塗布、乾燥を経て塗膜になるため、施工条件によって仕上がりが変わります。
そのため、塗料メーカーがすべての塗装工事に同じ年数の施工保証を付けるわけではありません。
見積もりに「メーカー保証」と書かれている場合は、塗料そのものの保証なのか、指定施工店による制度なのかを確かめてください。
保証期間だけでなく、誰がどの不具合に対応するのかまで把握しておくと、保証を比べやすくなります。
外壁塗装の保証期間は3年から10年が一般的
外壁塗装の工事保証は、一般的に3〜10年程度が多いとされます。
ただし、すべての塗装工事に同じ期間が設定されるわけではありません。
年数ごとの考え方は、以下の3つに分けて確認すると分かりやすくなります。
- 5年保証が設定される理由
- 10年保証が標準とされる理由
- 20年保証に付いてくる継続条件
期間だけで優劣を決めず、塗る部位や塗料、適用条件までそろえて比較することがポイントです。
5年保証が設定される理由
5年保証は、比較的短めの工事保証として設定されることがあります。
ただし、「5年だから短すぎる」と一律に判断するのは適切ではありません。
保証年数は塗る場所や塗料、施工条件によって変わるからです。
保証を比較するときは、外壁と屋根、付帯部を同じ条件で見ないことがポイントです。
対象部位ごとの保証年数と塗料の耐久性を分けて確認すると、見積もりの違いを正しく判断しやすくなります。
対象範囲もあわせて確かめてください。
10年保証が標準とされる理由
10年保証は、フッ素系など耐久性の高い塗料を使うプランで見られる年数です。
外壁塗装では3〜10年程度の工事保証が多いため、10年は比較的長い部類に入ります。
ただし、10年という数字だけでは施工品質まで判断できません。
施工会社によっては同じ10年保証でも対象範囲や免責条件が異なります。
保証対象となる症状や補修費の負担、施工会社の点検体制まで比べると、保証の実質的な内容を把握しやすくなります。
同じ年数でも条件の違いを比べてください。
20年保証に付いてくる継続条件
20年保証を掲げる会社もありますが、契約前には適用条件を細かく確かめることが欠かせません。
一定年数ごとの有料点検や補修、指定されたメンテナンスの実施が継続条件になっている場合があるためです。
塗料の耐久年数が20年以上であっても、工事保証が同じ20年とは限りません。
長期保証を比べるときは、途中で求められる点検や補修の費用、対象部位まで確認してください。
施工会社が保証対応を続けられる体制も含め、実際に利用しやすい内容かを判断しましょう。
保証の対象になる不具合と対象外になる不具合
保証期間内であっても、起きた症状がすべて無償補修になるとは限りません。
判断では、症状だけでなく発生原因を確認することが欠かせません。
代表的な違いを以下の3つに分けて見ていきます。
- 施工不良が原因のはがれや膨れ
- 経年劣化による色あせやコケの発生
- 天災や第三者が原因の損傷
同じ「はがれ」でも原因によって扱いが変わるため、自己判断で補修せず、まず施工会社へ相談することが適切です。
施工不良が原因のはがれや膨れ
塗装後のはがれや膨れは、施工不良が原因と確認できれば保証対象になる可能性があります。
原因として、下地処理が不十分だった場合や、外壁と塗料の密着に問題があった場合などが考えられます。
ただし、症状が同じでも原因が施工不良とは限りません。
建物の下地や雨水の浸入など別の原因が関係する場合もあります。
異常を見つけたら自分で手を加えず、施工会社へ連絡して原因と保証範囲を確認してください。
発生時期が分かる写真も残しておくと安心です。
経年劣化による色あせやコケの発生
色あせやチョーキング、コケの発生は、紫外線や雨風による経年劣化が関係するため、一般的には施工保証の対象外となることがあります。
チョーキングとは、塗膜の劣化によって外壁を触ると白い粉が付く現象です。
コケも塗膜の防水性低下や日当たり、湿気など複数の条件が関わります。
そのため「保証期間内だから無料で直せる」とは限りません。
実際の扱いは保証書と発生原因によって判断されるため、気になる症状があれば施工会社へ確認してください。
天災や第三者が原因の損傷
台風や地震、飛来物による破損など、施工会社の工事とは別の原因で生じた損傷は、一般的に施工保証の対象外となることがあります。
家の所有者による傷や、別の施工会社が補修したことで生じた不具合も同様です。
外壁の構造や下地に原因があるひび割れは、塗装工事だけでは解決できない場合があります。
保証期間内でも、発生原因によって対応が分かれる点に注意してください。
契約前に保証書で確かめたい項目
保証書は、保証年数だけでなく「どこまで対応してもらえるか」を確かめるための書類です。
契約前には、保証の対象部位と対象症状、保証期間・免責事項、補修方法や費用負担を確認してください。
あわせて、定期点検の条件や連絡先、施工会社が廃業した場合の扱いも確かめておくと安心です。
口頭で「10年保証」と説明されても、保証書に対象範囲が記載されていなければ認識のズレが生じやすくなります。
見積書と保証書の内容を照らし合わせ、不明点は契約前に質問しておくことがトラブル防止につながります。
保証期間の異なる塗料で実施した外壁塗装の施工事例
ミヤケンでは、使用する塗料によって工事保証の年数が異なります。
前橋市上小出町I様では、外壁に極コート無機を使用し15年保証、屋根には遮熱フッ素を使用し10年保証が付いています。
前橋市広瀬町K様では、2階外壁の遮熱シリコンと1階外壁のフッ素クリヤーが8年保証、屋根の遮熱シリコンが5年保証です。
同じ住宅でも部位や塗料ごとに保証期間が変わります。
ミヤケンでは見積もりや保証書で、外壁・屋根・付帯部の保証年数を分けてご案内しています。
15年の工事保証が付く共同開発塗料の極コート無機
極コート無機は、アステックペイントとミヤケンが共同開発したオリジナル塗料です。
耐久年数は26〜30年で、ミヤケンでは15年の工事保証を設定しています。
耐久年数と保証期間は同じ意味ではないため、26〜30年保証ではありません。
ミヤケンの極コート無機プランは、30坪で87万7,800円〜(税込概算)です。
保証内容と、施工後の定期点検もあわせてご案内しています。
外壁塗装の保証で迷ったら前橋市・高崎市・太田市のミヤケンへ
保証内容を比べても判断に迷う場合は、塗料の種類だけでなく、施工後の対応まで確認できる会社へ相談すると安心です。
ミヤケンでは前橋市・高崎市・太田市に店舗を構え、相談・建物調査・見積もりは無料です。
工事完了後は塗料に応じた塗膜保証書を発行し、保証期間に応じて無料の定期点検も実施しています。
年間1,500棟以上、創業から27年間で累計3万5,000棟以上の塗り替え実績があります。
保証年数や塗料選びで迷っている場合は、現在の外壁の状態を確認したうえでお気軽にお問い合わせください。
まとめ:外壁塗装の保証期間は年数の長さより内容で見極めましょう
外壁塗装の工事保証には、法律で一律に決められた年数はありません。
一般的には3〜10年程度が多く、施工会社や塗料、部位によって期間が変わります。
長期保証でも、経年劣化や天災などが対象外になる場合があるため、年数だけで判断するのは避けたいところです。
契約前には、保証書で対象部位や症状、免責事項・補修費の負担、点検条件まで確かめてください。
保証期間と内容の両方を比べ、自宅に合う外壁塗装を選びましょう。
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