屋根塗装の塗料の選び方とは?押さえておきたいポイントやおすすめ商品を紹介
2023.01.06更新 屋根塗装
「屋根塗装ではどの塗料を選べばいいだろうか」
「屋根塗装におすすめの塗料が知りたい」
屋根の塗装を検討する際に、上記のようなお悩みを持つ方もいらっしゃるでしょう。
屋根塗装は人生の中で何度も経験することではないので、塗料選びの際に迷ってしまう方も多いです。
そこで、この記事では屋根塗装の塗料に関して以下のような情報を解説していきます。
- 屋根塗装で使用される塗料の種類
- 屋根塗装の塗料を選ぶ際のポイント
- 屋根塗装におすすめの塗料
記事を最後までお読みいただければ、屋根塗装の塗料やおすすめ商品などについてより詳しく知っていただけます。
屋根塗装の塗料選びにお悩みの方は、ぜひ参考になさってみてください。
目次
屋根塗装で使用される塗料の種類
屋根塗装で使用される塗料の種類は、主に以下の6つです。
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
- 無機塗料
- 遮熱塗料
- 断熱塗料
それぞれの塗料の特徴や耐用年数、施工単価などを解説していきます。
※参考単価になります。
ウレタン塗料
ウレタン塗料とは、ポリウレタン樹脂を主成分とした塗料です。
一定の耐久性はありますが、シリコン塗料やフッ素塗料に比べると劣ります。
屋根に使うには耐久性が低いため、近年では敬遠される傾向にあります。
塗装後は光沢のある仕上がりとなるため、高級感を感じられるでしょう。
耐用年数は6〜10年です。
1平方メートルあたりの施工単価は、1,700〜2,200円ほどです。
シリコン塗料
シリコン塗料は、シリコン樹脂を原料とした塗料です。
機能性に対するコストパフォーマンスが高いため、屋根や外壁の塗装ではよく採用されている塗料です。
耐用年数は10〜13年です。
1平方メートルあたりの施工単価は、2,300〜3,500円ほどです。
フッ素塗料
フッ素塗料はフッ素樹脂が主成分の塗料で、耐久性や耐候性が非常に高いです。
防カビ・防藻性にも優れているため、湿気が高い日本の屋根塗装に向いています。
耐用年数は15〜20年です。
1平方メートルあたりの施工単価は、3,600~4,800円ほどです。
無機塗料
無機塗料とは、石やガラスなどの無機物が配合された塗料で、紫外線の刺激を受けても劣化しにくいというメリットを持っています。
耐候性が高く、汚れが付着しにくいのも特長です。
ただし、無機物が含まれているため塗膜の弾力性が低いです。
そのため、ひび割れが発生しやすくなります。
耐用年数は15〜25年です。
1平方メートルあたりの施工単価は、4,000~5,500円ほどです。
遮熱塗料
遮熱塗料は屋根に当たる太陽光の熱を反射するため、室内が暑くなりすぎず、一定の温度に保てる効果が期待できます。
エアコンの電気代を安く抑えられるため、省エネ効果が高い塗料となります。
耐用年数は10〜20年ほどです。
1平方メートルあたりの施工単価は2,500〜4,000円程度です。
断熱塗料
断熱塗料は、屋根に塗装すると住宅内部に熱が伝わりにくくなり、室内の温度を一定に保つ効果が期待できる塗料です。
遮熱塗料と同じく、エアコンの使用量を抑えられるほか、冬には室内の保温にも役立つため省エネ効果が非常に高い塗料といえます。
耐用年数は15〜20年ほどです。
1平方メートルあたりの施工単価はおおよそ3,500~4,000円です。
以下にて、各塗料の耐用年数と施工単価を一覧表にしてまとめました。
【耐用年数】
【施工単価】
塗料選びの際に、ぜひお役立てください。
屋根塗装の塗料を選ぶ際のポイント
屋根塗装の際の塗料選びで押さえておきたいポイントは、以下の3つです。
- 必要な機能性を持つ塗料を選ぶ
- 塗料の耐久性で選ぶ
- 健康被害が気になる際は水性を選ぶ
それぞれのポイントの内容を、以下で解説していきます。
必要な機能性を持つ塗料を選ぶ
塗料にはそれぞれ特長があるため、必要な機能性を持っている塗料を選んで塗装するようにしましょう。
塗料には、主に以下のような機能性があります。
- 遮熱性
- 断熱性
- 低汚染性
- 防水性
- 防カビ・防藻性
- 透湿性
どのような機能を持つ屋根塗装にしたいかを業者に相談して、最適な塗料を選ぶようにしましょう。
塗料の耐久性で選ぶ
屋根塗装のメンテナンス頻度を抑えたい場合は、耐久性が高い塗料を選ぶようにしましょう。
ただし、耐久性が高い塗料は価格が高くなります。
塗装費用が高額になりやすいので、まずは業者に塗料に対する希望と予算を伝えて、どのタイプを選ぶとよいか相談するようにしましょう。
塗装時の臭いや健康被害が気になる場合は水性タイプを選ぶ
塗料を塗装する際の健康被害が気になる方は、水性タイプを選ぶようにしましょう。
塗料には「水性タイプ」と「油性タイプ」があります。
水性タイプは、主成分が水分なので臭いや刺激がほぼありません。
油性タイプの場合は有機溶剤のシンナーが配合されているため、臭いは強いです。
そのため、塗装時に臭いや頭痛、めまいといった健康被害が気になる場合は、水性タイプを選ぶとよいです。
ただし、水性塗料の方が油性タイプよりも耐久性が劣る点は注意しておきましょう。
屋根塗装におすすめの塗料10選
屋根塗装の際におすすめしたい塗料は、以下の10商品です。
- ルーフスターU
- エスケープレミアムルーフSi
- ファインパーフェクトベスト
- ルミステージ
- ガイナ
- クールタイトF
- シャネツロックルーフ F
- アレスクール
- サーモアイSi
- キルコート
それぞれの商品について、以下で詳しく紹介していきます。
ルーフスターU
エスケー化研が製造・販売しているルーフスターUは、耐候性と耐水性に優れたウレタン塗料です。
トタンやガルバリウム鋼板といった金属製の屋根材に向いています。
鉛やクロムといった金属を含んでいないため、環境に優しい塗料です。
公式サイト:ルーフスターU:エスケー化研
エスケープレミアムルーフSi
エスケープレミアムルーフSiは、エスケー化研が製造・販売するシリコン塗料です。
ラジカルの発生を防ぐ独自技術を採用しています。
ラジカルとは、塗料に含まれる白色顔料が劣化することで発生する因子です。
ラジカルが発生すると、塗膜の色あせやチョーキングの原因となります。
エスケープレミアムルーフSiは、高緻密無機シールド層によって顔料の表面をカバーすることで、ラジカルの発生を抑制します。
公式サイト:エスケープレミアムルーフSi|エスケー化研
ファインパーフェクトベスト
ファインパーフェクトベストは、日本ペイントが販売するスレート屋根専用の塗料です。
特殊光安定剤を複数配合しており、ラジカルを制御できるため高い耐候性を持っています。
また、防カビ・防藻性の効果も期待できます。
公式サイト:ファインパーフェクトベスト|日本ペイント
ルミステージ
ルミステージは、AGCコーテックが販売するラジカル制御タイプのフッ素塗料です。
密着性が高いため、どのような屋根材にも施工可能です。
屋根だけでなく、外壁用もあります。
公式サイト:ルミステージ|AGCコーテック株式会社
ガイナ
ガイナは日進産業が開発した遮熱・断熱塗料です。
塗装することで消臭や空気清浄の効果、騒音対策なども期待できます。
また、水性タイプの塗料なので健康被害の心配もありません。
公式サイト:ガイナ|株式会社日進産業
クールタイトF
クールタイトFはエスケー化研が製造・販売しており、遮熱性と低汚染性に大変優れた塗料です。
塗料の樹脂同士が強く結合する架橋構造により、高い耐久性や耐薬品性も持っています。
防カビ・防藻性にも優れているので、湿気が高い地域での施工もおすすめです。
公式サイト:クールタイト|エスケー化研
シャネツロックルーフ F
シャネツロックルーフ Fは、ロックペイントが販売する遮熱塗料です。
高品質のフッ素樹脂を配合したことで、高い耐候性・耐久性を持ちます。
また、塗膜の表面は親水性があるため、雨で汚れを洗い流してくれます。
セルフクリーニング効果のおかげで、長くきれいな屋根を維持できるのです。
公式サイト:シャネツロックルーフ F|ロックペイント
アレスクール
関西ペイントが販売するアレスクールも、高い遮熱性を持ち、省エネ効果が期待できる塗料です。
独自工法により、上塗りと下塗りともに太陽光の赤外線を反射できるため、室内の温度上昇を徹底的に抑えます。
エアコンの使用量を減らせるため、電気代を最大で40%削減することも可能です。
省エネ効果で環境にも優しい塗料のひとつです。
公式サイト:アレスクール|関西ペイント
サーモアイSi
サーモアイSiは日本ペイントが販売するシリコン系の遮熱塗料です。
赤外線を上塗りと下塗りで徹底的に反射するため、高い遮熱性を保てます。
淡い色から暗いカラーまでカラーバリエーションが豊富な点も、嬉しいポイントです。
ただし、遮熱効果をより高めたい場合は、ホワイト系や淡い色を選ぶようにしましょう。
公式サイト:サーモアイSi|日本ペイント
日本ペイントのサーモアイSiについては「日本ペイントの屋根塗料【サーモアイ】の特徴と価格」でも詳しく解説しています。
キルコート
キルコートは、太陽熱を90%ほど反射させられる断熱塗料です。
塗膜の中空ビースが蜂の巣状になっており、熱の侵入を防いで高い断熱効果が期待できるのです。
2~6度ほどの室内温度の上昇を抑えられて、電気代を15~40%程度削減できるため省エネ効果も高いです。
公式サイト:キルコート|株式会社シンマテリアルワン
屋根塗装の塗料は求める機能性と予算に合ったタイプを選ぼう
屋根の塗装は見えにくい部分ではありますが、住宅の美観や耐久性の維持のためにも重要な役割を持ちます。
そのため、屋根に適した塗料を選ぶことが大切です。
塗料を選ぶ際は、必要な機能性と予算に合ったタイプはどれかを施工業者に相談してみましょう。
【こちらの記事を読んだ方にオススメ】
・日本ペイントの屋根塗料【サーモアイ】の特徴と価格
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