【2025年最新版】外壁塗装の臭いはいつ消える?塗料ごとの違いと対策方法を解説!
2025.10.06更新 外壁塗装

「外壁塗装で家がキレイになるのは嬉しいけれど、あの独特の臭いはちょっと心配…」
「小さな子どもやペットがいるから、健康への影響も気になる」
このようにお考えではありませんか?
外壁塗装と塗料の臭いは切っても切れない関係ですが、正しい知識があれば、不安を最小限に抑えることが可能です。
そもそも塗料の臭いは、塗料に含まれる「揮発性有機化合物(VOC)」が気化することで発生します。
特に油性塗料では、このVOCを多く含むシンナー(有機溶剤)を塗料を薄めるために使用するため、強い臭いが生じるのです。
「水性塗料なら完全に無臭?」
「窓を閉め切っていれば大丈夫?」
といったよくある誤解も含め、この記事では塗装のプロ「ミヤケン」が、臭いに関するあらゆる疑問にズバリお答えします!
- 塗装の臭いが続く期間と、臭いのピークはいつ?季節による違いは?
- 臭いの元凶!「油性塗料」と「水性塗料」を性能面から徹底比較
- 臭いによる人体(赤ちゃん・ペット・化学物質過敏症の方)への具体的な影響
- 工事前に知っておくべき臭い対策と、ご近所への正しい配慮
- よくある質問(エアコンの使用、洗濯物など)
この記事を最後まで読めば、臭いへの不安が解消され、ご家族もご近所も安心の外壁塗装を実現できますよ!
目次
結論:外壁塗装の臭いは「約3日間」がピーク。ただし環境要因も

まず結論からお伝えすると、外壁塗装の臭いが最も気になる期間は「約3日間」が目安です。
外壁塗装は、塗膜の強度と美観を確保するために、基本的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りを重ねて仕上げます。
この中で、下塗りで使用するシーラーやフィラーといった塗料は、接着剤のような役割を担い、比較的臭いの少ないものが使われることが多いです。
しかし、外壁の色や機能性を決める「中塗り」と「上塗り」の工程では、耐久性の高い油性塗料が使われることがあり、その場合に強い臭いが発生します。

一般的な戸建て住宅(約30坪)の場合、中塗りに1日、上塗りに1日、そして上塗り後の塗料が乾燥して臭いの元となる溶剤が揮発しきるまでにさらに1日程度かかります。
この合計で3日間ほどが、臭いが最も発生しやすい期間となります。
もちろん、お家の大きさや塗装面積が広くなれば、各工程に日数がかかり、臭いが気になる期間が4~5日と長くなる可能性もあります。
また、この期間は季節や天候にも大きく左右されます。
例えば、気温が高く乾燥している夏場は溶剤の揮発が早いため、臭いは短期間に集中して強くなりますが、早く収束する傾向があります。
逆に、気温が低く湿度が高い冬場や梅雨時期は、揮発が遅くなるため、弱い臭いがダラダラと長く続くことがあります。
風が強い日は臭いが拡散されやすいですが、風向きによってはお隣の家に臭いが集中してしまうリスクもあるため、注意が必要です。
臭いの原因は?「油性塗料」と「水性塗料」を徹底比較

そもそも塗料は、色をつけるための「顔料」、耐久性を高める「合成樹脂」、機能を追加する「添加剤」という固体の原料から作られています。
これらを液体状にして塗りやすくするために「希釈剤」で溶かす必要があり、この希釈剤の種類によって塗料の性質と臭いが大きく変わります。
油性塗料(溶剤塗料)

希釈剤としてシンナーなどの有機溶剤を使用する塗料です。
このシンナーが気化する際に、ツンとした特有の強い臭いを発生させます。油性塗料は、使用するシンナーの種類によって「強溶剤」と「弱溶剤」に分けられます。
「強溶剤」はラッカー系塗料などに使われ非常に強い臭気を放ちますが、現在の外壁塗装で主流なのは比較的臭いがマイルドな「弱溶剤」タイプです。
それでも、水性塗料に比べると臭いは格段に強くなります。
【メリット】
- 高い耐久性と密着性:塗膜が化学反応によって非常に強く硬く形成されるため、紫外線や雨風に長期間耐えることができます。また、鉄部や木部、様々な古い塗膜の上からでもしっかりと密着する万能性も持ち合わせています。
- 美しい仕上がり:塗料の伸びが良く、均一で滑らかな塗膜を作りやすいため、光沢(ツヤ)の強い、高級感のあるピカピカの外壁に仕上がります。そのツヤも長期間持続します。
- 幅広い施工環境:低温時でも乾燥しやすいため、冬場の塗装にも対応しやすいという利点があります。
【デメリット】
- 強い臭い:最大のデメリットがこの臭いです。健康への影響や近隣への配慮が特に必要となります。
- 価格と環境負荷:水性塗料に比べて価格が高く、大気汚染の原因となるVOCの排出量が多いため環境への負荷も大きくなります。また、シンナーは引火性があるため、消防法に基づいた厳重な保管が義務付けられています。

水性塗料

希釈剤として水を使用する塗料です。
シンナーなどの有機溶剤をほとんど使用しないため、臭いが非常にマイルドです。
(絵の具のような臭いがする程度で、全くの無臭ではありません)
【メリット】
- 臭いが非常に少ない:最大のメリットです。ご家族やご近所への臭いの心配を大幅に軽減できます。
- 安全性と環境性:シックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の含有量が極めて少なく、環境や人体に優しいです。非引火性なので保管も比較的安全で、作業者の健康も守ります。
- コストパフォーマンス:油性塗料に比べて価格が安い傾向にあり、塗装費用を抑えやすいです。
【デメリット】
- 性能面の懸念(過去の話):かつては「水性=耐久性が低い」というイメージがあり、ツヤ持ちや寿命の面で油性塗料に劣るとされていました。特に、鉄部への塗装ではサビやすいという弱点がありました。
- 天候に左右されやすい:気温5℃以下、湿度85%以上の環境では乾燥不良を起こしやすく、塗装に適した季節が限られることがあります。
ただし、塗料技術の進歩は目覚ましく、最近では「ラジカル制御技術」などを取り入れ、油性塗料に匹敵するほどの高い耐久性を持つ高性能な水性塗料が多数開発されています。
水性でありながら2つの液体を混ぜて使う「2液型」の塗料も登場し、密着性や耐久性が飛躍的に向上しました。
これにより「臭いが気になるけど、耐久性も譲れない」という方には、こうした最新の水性塗料が今や主流の選択肢となっています。
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【健康は大丈夫?】塗装の臭いによる人体への影響

特に心配なのが、臭いによる健康への影響ですよね。
油性塗料に含まれるシンナー(トルエン、キシレンなど)の臭いを長時間吸い込むと、個人差はありますが、頭痛、吐き気、めまい、目がチカチカする、喉の痛みなどの症状が出ることがあります。
これは「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」に似た症状です。
もしご家族の誰かが体調に変化を感じたら、無理せずその場から離れて新鮮な空気を吸うようにしましょう。
まれに塗料に含まれる特定の化学物質にアレルギー反応を起こす方もいますので、症状がひどい場合や改善しない場合は、速やかに医療機関を受診してください。
事前にアレルギー体質であることを業者に伝えておくと、より安全な塗料を提案してもらえます。
赤ちゃん・妊娠中の方への影響

現在の塗料は安全基準が厳しくなっており、健康な大人が短期間臭いを嗅ぐ程度では過度に心配する必要はありません。
しかし、まだ体の解毒機能が発達していない赤ちゃんや小さなお子様は、大人より化学物質に敏感です。
また、妊娠中の方が吸ったシンナーの成分は、血液を通じてお腹の赤ちゃんに影響する可能性もゼロではありません。
ご家族に該当する方がいらっしゃる場合は、安全を最優先し、原則として臭いの少ない水性塗料を選ぶこと、そして臭いが強い期間は実家やホテルに一時的に避難するなどの対策を強くおすすめします。
ペットへの影響

犬や猫などのペットは、人間よりも嗅覚がはるかに鋭いため、私たちが感じる以上に臭いのストレスを強く感じてしまいます。
人間には平気な濃度でも、ペットにとっては非常につらい状況かもしれません。
ストレスから食欲不振や嘔吐、元気がなくなる、ずっと吠えているなど、体調や行動に変化がないか注意深く見守ってあげてください。
特に鳥類や爬虫類などは化学物質に非常に弱いとされています。
心配な場合は、臭いが強い期間だけペットホテルや信頼できる知人宅に預けるのが、ペットにとって最も安全な対策と言えるでしょう。
【今日からできる】外壁塗装の臭い対策4選
臭いへの不安を和らげるために、事前にできる具体的な対策をご紹介します。
業者任せにせず、ご自身でも知識を持っておくことが大切です。
対策① 臭いの少ない「水性塗料」や「F☆☆☆☆」規格の塗料を選ぶ

最も効果的で根本的な対策は、契約前に業者と相談し、臭いの少ない塗料を選ぶことです。
臭いの原因となるシンナーをほとんど含まない水性塗料はその代表格です。
また、塗料のカタログなどで「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」というマークを探してみてください。
これは、シックハウス症候群の原因となる化学物質ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない(使用面積の制限がないレベル)ことを示す、JIS(日本工業規格)の最高等級です。
Fの横の☆の数が少ない「F☆☆☆」や「F☆☆」の製品は発散量が多く、使用面積に制限がかかります。
安全性を最優先するなら「F☆☆☆☆」規格の塗料を選ぶことが絶対条件と言えるでしょう。
外壁塗装においても、この規格の塗料を選ぶことはご家族とご近所への安心材料の一つになります。
対策② 臭いの強い日は外出する

工事が始まったら、業者から工程表をもらいましょう。
そして、臭いのピークとなる中塗り・上塗りの日(約3日間)は、朝から夕方までお買い物やレジャー、日帰り温泉などで外出する計画を立てるのが賢い方法です。
物理的に臭いから離れるのが最も確実な対策と言えます。
数日間のことなので、思い切って近場のホテルに泊まるという選択肢もあります。
対策③ こまめに換気する(ただし注意点あり)

塗装中は窓やドアを養生(ビニールで覆う)しますが、事前に業者に「換気がしたい」と伝えておけば、窓を開閉できるよう工夫してくれます。
臭いは空気より重く下に溜まりやすい性質があるため、1階の窓やドアを開けて風の通り道(対角線上に2か所開けるのが理想)を作ると効果的です。
また、換気扇(レンジフードなど)を回すのも良いでしょう。
ただし、空気清浄機は、機種によっては臭いの化学物質を分解できず、フィルターを通過させて部屋中に拡散させてしまうだけになる可能性があります。
根本的な消臭効果は期待できないため、使用は避けた方が無難です。
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【トラブル回避】ご近所への配慮も忘れずに

塗装の臭いは、風に乗ってご近所にも流れていきます。
何も知らせずに工事を始めると、「洗濯物に臭いがついた」「気分が悪くなった」などのクレームやご近所トラブルに発展しかねません。
良好なご近所関係を維持するためにも、工事前の「近隣挨拶」は非常に重要です。

工事開始の1週間~10日前までには、両隣・向かい・裏のお宅など、影響が考えられる範囲へ挨拶に伺いましょう。
その際、以下の内容を伝えておくと丁寧です。
- 工事の期間:工事開始日と終了予定日を明確に伝えます。
- 作業時間:「朝9時頃から夕方5時頃まで」など、具体的な作業時間帯を伝えます。
- 臭いの可能性:「塗料の臭いがする日があります」と正直に伝え、特に臭いが強くなる期間(中塗り・上塗りの日)を知らせておくと、お相手も洗濯物を干す時間などを調整しやすくなります。
- 騒音や車両の出入り:足場の設置・解体時に大きな音が出ることや、工事車両が出入りすることを伝えます。
- 緊急連絡先:万が一何かあった際の、業者の連絡先を伝えておくと安心です。
事前に一言伝えておくだけで、ご近所の方の心象は大きく変わります。優良な塗装業者は、こうした近隣挨拶を施主様に代わって行ってくれます。
ミヤケンでももちろん、担当者が工程表や粗品を持って責任を持ってご挨拶に伺いますので、ご安心ください。
よくあるご質問(Q&A)
臭いに関連して、お客様からよくいただくご質問にお答えします。
- Q1: 塗装中、洗濯物は外に干せますか?
- A: 申し訳ございませんが、工事期間中は基本的に外干しはご遠慮いただいております。塗料の臭いが付着するだけでなく、万が一塗料が飛散してしまった場合、お洋服を汚してしまう可能性があるためです。特に臭いの強い3日間は、部屋干しや乾燥機のご利用をお願いしております。
- Q2: 塗装中、エアコンは使えますか?
- A: はい、お使いいただけます。エアコンの室外機は、塗料が付かないように専用のカバーでしっかりと養生しますが、通常通り運転できるように配慮しますのでご安心ください。ただし、室外機が臭いを室内に取り込んでしまう可能性はありますので、臭いが気になる期間は換気と併用していただくのがおすすめです。
- Q3: 塗料の臭いで、庭の植物は枯れたりしませんか?
- A: 基本的に、外壁塗装の臭いが原因で植物が枯れるといった心配はほとんどありません。ただし、大切な植木や家庭菜園がある場合は、塗料が直接かからないよう、養生の際に細心の注意を払いますので、必ず事前に職人にお伝えください。
まとめ:しっかり対策すれば、塗装の臭いは怖くない!

外壁塗装の臭いについて、その期間から原因、対策まで詳しく解説しました。最後に重要なポイントを振り返りましょう。
- 臭いのピークは中塗り・上塗りの工程とその乾燥期間を含めた約3日間。
- 臭いが心配なら、「水性塗料」や安全基準の高い「F☆☆☆☆規格」の塗料を選ぶのが最も効果的。
- 赤ちゃんやペットがいるご家庭は、ピーク時の外出や一時的な避難を計画的に行うことで、健康リスクを回避できる。
- 工事前の近隣挨拶で、臭いによるご近所トラブルを未然に防ぐ。
外壁塗装の臭いは、事前の知識と対策、そして塗装業者とのしっかりとした連携で十分にコントロールできます。
臭いに関する不安や、ご自身の家庭環境に合った塗料選びで迷っていることがあれば、どんな些細なことでもミヤケンにお気軽にご相談ください。
お客様一人ひとりの状況に合わせた、最適なプランをご提案させていただきます。
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