外壁のコケの落とし方は?自分でおこなう正しい掃除方法や予防ポイントも解説!
2023.03.02更新 外壁塗装

「外壁のコケの落とし方は?自分で取りたいけど難しい?」
「コケを取るのにおすすめの洗剤や重曹の使い方を知りたい!」
外壁のコケが気になっていて、このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
今回の記事では、これから外壁メンテナンスを自分でおこなう正しい清掃方法や予防ポイントを解説!コケをキレイに落としたい方におすすめの洗剤やアイテムをご紹介します。
コケの放置で起こる劣化症状や、業者に依頼した方がいい高所のコケ取りなど、参考にしていただけたら幸いです。
目次
外壁に生えたコケの落とし方は
新築から10年ほど経つと、外壁のコケが目立ってきて、目につくたびに気になってしまうという方が多くいらっしゃいます。
外壁や屋根のコケは、美観性を損なうだけではなく、お家の健康状態に悪影響を及ぼしかねないので、放置するのは危険です。
コケの広がりを抑えるには、早めの対処がポイントになります。
外壁に生えたコケの落とし方は、大きく分けてこの2つです。
- 専門業者に依頼してキレイにする
- 自分で掃除をおこなう
どちらの方法を選ぶかは、コケの程度と発生した場所によって決まるといえます。
低い位置の小さいコケは、自分で落とすことができるので、手の届く範囲であればぜひチャレンジしてみてください。
汚れがひどい場合や、屋根や高い位置の作業はとても手間がかかる危険な作業なので、業者に依頼するのがいいかもしれません。
ご自身で判断がつかない場合には、まずは専門業者にみてもらって判断するのがおすすめです。
コケは何で落ちる?
外壁をキレイにするために、まずはコケの性質を理解し、コケは何で落ちるかを確認しましょう。お家にコケができたからといって、すぐに外壁の劣化が進み、使いものにならなくなるわけではありません。
しかし、コケは劣化の初期症状で、メンテナンスの時期が近づいているサインとして見逃さないことが大事です。
コケの胞子は、水分と栄養分があればどんどん増えてしまいます。特に、日が当たらず、風通しが悪い北側の外壁や屋根に多く見られるのが特徴です。
外壁材や塗料によって、コケが出やすいものと、出にくいものもあるので、耐久性のある塗料を選ぶことで、コケを防ぐことができます。
今すぐお金をかけてのメンテナンスは考えていない方は、応急処置として漂白剤やカビ取り剤を使用し、ブラシでゴシゴシ擦ると効果的です。
関連記事:なぜ外壁にコケが生えてくるの?
外壁のコケを自分で落とす方法
まずは、手が届く範囲の外壁のコケを自分で落とす方法をご紹介します。正しい道具や洗剤を使用すればキレイになるので、ポイントを押さえてチャレンジしてみてください。
まず、注意していただきたいのが、高圧洗浄機の使用です。高圧洗浄機は、汚れを一気に落とせる便利な掃除用具なので、コケや藻を取り除く際に使用する方が多くいらっしゃいます。
しかし、高圧洗浄機は圧力が強すぎるため、コケや汚れと一緒に塗料もはがしてしまう可能性もあります。塗料の塗り替えでは、もともとあった古い塗料をキレイに洗い流す必要があるので、高圧洗浄機はとても効果的。
しかし、コケを落とす目的だけの場合には、塗料をすべて落としてしまうと、外壁の耐久性が保てなくなります。一時的にはキレイになりますが、コケや藻の繁殖が進む原因になるのでご注意ください。
道具と洗剤類を準備する
外壁についてしまったコケを自分で落とすときには、水拭きではなかなか落ちないので、道具と洗剤類を準備するといいと思います。
まずは、お家の健康状態を知るために、コケの部分に水をかけてみてください。外壁が水を弾く状態は、自分でお手入れできる健康な状態なので、コケを落とせば元通りのキレイな外壁になります。
このような状態であれば、ホームセンターで購入できる道具と洗剤で作業ができるので、コケ取り専用ブラシやスプレーを購入するといいと思います。
一般的にブラシかスポンジで擦り洗いする場合が多いですが、固いものでなく柔らかい道具を選ぶのがおすすめです。塗膜を傷つけてしまうと、ひび割れや雨漏りの原因になるので、できるだけソフトなスポンジやブラシをご使用ください。
コケ落としにおすすめのアイテム
ここからは、コケ落としにおすすめのアイテムを何点かご紹介します。初めて自分でチャレンジする方は、こちらを参考にして必要な道具をご準備ください。
コケ取りスプレー
水拭きではなく、コケ取りスプレーを使用したほうが効率よく落とせます。
コケ取りスプレーはホームセンターで手に入りますが、ハイターやカビキラーなどの塩素漂白剤でも代用できるのでお試しください。
スポンジかブラシ
外壁のコケを擦り洗いする際に必要です。
安い製品でもかまいませんが、柔らかい素材のものをお選びください。
大きく分けると、この2点があれば作業ができます。
コケ取りスプレー
ホームセンターなどでは数多くのコケ落としの薬剤が販売されているので、水だけで落としきれなかったコケがあればご使用ください。
洗浄力が高い製品をお探しの方は、塩素系の成分である塩化ベンザルコニウムを使用したコケ取りスプレーがおすすめ。
キレイにしたい箇所に、まんべんなく吹き付けるだけでコケを死滅させられます。効き目は、じわじわと表れるのが特徴で、数日〜数ヵ月でコケを完全に除去できるはずです。
さらに、しっかりと外壁に浸透させれば表面に成分が残り、付着したコケを取り除くだけでなく再発生を抑制してくれる効果も期待できます。
できるだけ体に害のない製品を使用したい方には、天然由来の成分を配合したコケ取りスプレーもあるのでご安心ください。
人や動物に対する安全性が高いグレープフルーツ種子抽出物は、コケを除去する効果もあるので、ペットやお子さんがいるお家でも安心してお使いいただけます。
ライフスタイルやご家族に合ったコケ取りスプレーをお選びください。
コケ取りスプレーの使い方?
一般的なコケ取りスプレーの使い方をひと通りご紹介します。
- コケ取りスプレーをコケや汚れに吹きつける
- スポンジで落とす
- 水で流す
カビキラーやハイターなどの塩素系の強い薬剤は、外壁を傷める可能性があるので、広い範囲に噴射せず、汚れている箇所だけに吹きつけます。
あまり力を入れず、丁寧にゆっくりとコケを掃除していきます。
擦りすぎは外壁を傷める原因になるので、毛先が柔らかいブラシがある場合は代用して、優しく落としてみてください。
薬剤を水でキレイに洗い流します。
使用するスプレーによって、洗い流さない場合もあるので、使用方法が定められている製品は注意書きを参照してください。
重曹を使う
お料理などに使用する重曹にも、汚れを落とす作用があるので、外壁のコケを取り除く際に効果的です。ハイターやカビキラーなど塩素系の薬剤と違って、体に悪影響を与えることもないので安心してお使いいただけます。
重曹でコケ取りする手順はこちらを参考にしてください。
- 重曹小さじ2杯を200ミリリットルの水に加えてよく混ぜる
- 1をスプレーボトルに入れる
- スプレーボトルの重曹水をコケや汚れに吹きつける
- 吹きつけた箇所をスポンジなどで擦る
- 水で流す
擦り洗いをするときには、力を入れすぎず丁寧にゆっくりと汚れを落とすのが効果的です。
高所の作業は業者へ依頼する
ここまでは、自分でコケを落とす際の注意点や手順をご紹介しましたが、やはり高所の作業は業者へ依頼することをおすすめします。
高い箇所には手が届きにくいので汚れが十分に落としきれなかったり、天井部分にかけた薬剤が垂れてくるので、どうしてもDIYでは難しい部分があります。
無理に作業すると、外壁を傷つけてしまう可能性や怪我にもつながるので、専門業者へご相談ください。
当然ですが、専門業者はプロなので、適切なメンテナンスでキレイな仕上がりが期待できます。
ミヤケンでは、現地調査を無料でおこない、お家の状況を細かく診断して見積もり書をお作りいたします。気になる症状があればお気軽にお問い合わせください。
外壁にコケが生えやすい家の特徴
外壁にコケが生えやすい家の特徴はいくつかあります。自分のお家に当てはまるところがないか、予防できる点もご確認ください。
【住環境による特徴】
- 川の近くにお家がある
- 森林・樹木に面している
- 日当たりが悪い
- 風通しが悪い
理由:湿気が高くコケの増殖に適した場所である
対策:地面の湿気を取るだけでもコケは軽減されるので、土壌に軽石など混ぜる
理由:コケの胞子が飛びやすくお家に付着してしまう
対策:定期的な外壁の掃除で汚れを落とすように心がける
理由:外壁が乾燥しにくいので湿度が上がり、コケが増殖しやすい状態になる
対策:地面の湿気を取るだけでもコケは軽減されるので、土壌に軽石など混ぜる
理由:外壁が乾燥しにくいので湿度が上がり、コケが増殖しやすい状態になる
対策:塀で風通しが悪くなっている場合は、生垣などで風通しをよくする
お家の周りの環境によってコケの繁殖スピードが変わってきますが、対策できる場合もあるので、ぜひお試しください。
コケの放置で起こる住宅の劣化症状
お家にできてしまったコケを、放置してしまっている方はいらっしゃいませんか?コケの放置で起こる住宅の劣化症状には次のようなものがあります。
コケは水分を含み、保水力があるので外壁材が常に湿っている状態です。
すぐに深刻な被害が起こるわけではありませんが、窯業系サイディングの場合は、反りなどの劣化につながる可能性があります。
発生してしまったコケは、水分を吸ってさらに増殖します。
外壁が常に濡れた状態では、塗膜に亀裂が入ったりひび割れの原因になります。
一度できてしまったコケは、雨で流れてキレイになることはないので、できるだけ早めに対処するようお心がけください。
サイディング壁材へ水分が浸入
窯業系サイディングは、デザイン性が高くとても人気があり、日本ではもっとも使用されている建材です。
凹凸の多いサイディングは、水や汚れがたまりやすくコケが繁殖する原因になります。メンテナンスをせずに放置してしまうと、サイディング壁材へも水分が浸入し雨漏りにつながるので注意が必要です。
雨漏り箇所の特定は非常に難しく、補修費用も高額になるケースがあるので、劣化の初期症状であるコケがみられた際には気をつけてメンテナンスをおこなってください。
劣化の進行は早い段階で対処できれば、補修費用も抑えられるので、定期的に外壁に異常がないかご確認ください。
塗膜はがれの発生
外壁塗装はがれの発生の要因は、大きく3つに分けられます。
- 【施工不備】
- 乾燥時間を守らなかった
- 汚れの撤去が不十分だった
- 下処理が不十分だった
- 下塗り作業の不備
- 塗料の選定・扱いの不備
- 天候管理ができていなかった
- 【経年劣化】
- 外壁にひび割れがある
- 塗料の耐用年数が過ぎている
- 【塗装できない素材に塗装する】
- アルミや鉄に塗装した
- 建物内部に劣化がある
このような外壁塗装のはがれの初期症状では、コケの発生が多くみられます。コケが生えたところから劣化し、外壁は水分をふくみ、外壁の塗膜に悪影響を及ぼしかねません。
小さいコケであっても、メンテナンスのサインなので、見逃しのないように対処しましょう。
まずは、塗膜はがれ発生の症状を見極める必要があるので、自分で判断がつかない際には、専門業者に依頼して正しい補修をしてください。
外壁のコケ対策は?予防するポイントを解説
ここからは、外壁のコケ対策は?予防するポイントを解説します。
コケをキレイにするためには、掃除をするのがいいですが、何度も作業するよりも事前に対処できれば手間が省けると思います。
外壁のコケを予防する方法はこちらです。
- 外壁の前に物を置かないようにする
- 新築時に森林が近い場所を避ける
自然が多い環境ではコケが増殖するので、建設場所を選ぶときには、このような点も考慮するといいと思います。
- 外壁は凹凸が少ない模様を選ぶ
- 光触媒塗料を使用する
- 防カビ性の高い塗料を使用する
日影や風通しが悪い場所は湿気が多くなり、コケが繁殖しやすい環境になります。
外壁の前に物を置かないようにして、風通しを良くするのが重要です。
凹凸が多い外壁には湿気がたまりやすいので、コケが繁殖しやすくなります。
コケを防ぎたい方は、モルタルや金属系サイディングのような平らな素材を選ぶと、水はけが良くなりコケを防ぐことができます。
コケを予防できる塗料のひとつに、光触媒塗料があります。
セルフクリーニング機能を備えていて、太陽光に塗料の成分が反応し、コケを死滅させたり、雨水で汚れが流れ落ちるのが特徴です。
光触媒塗料以外にも、カビの予防効果がある塗料は何種類かあります。
塗料の色は、コケの薄緑色が目立ちにくい、グレーやベージュがおすすめ。
黒や白などの塗料は、コケが目立ちやすくなるのでご注意ください。
外壁のコケや藻はメンテナンスのサイン
外壁のコケや藻はメンテナンスのサインなので、このような症状があれば対処することをおすすめします。
目視で確認できる症状のほか、触ると手に白い粉が付着するチョーキング現象、黄色や白に変色したコケや藻もあるので注意が必要です。
特に北側の外壁や屋根では、劣化が激しいケースが多いので、お家の北側をよく確認してみてください。
高い箇所や細かい部分のメンテナンスのサインは見逃してしまう方が多いので、専門業者に依頼して調べてもらうのがいいと思います。
ミヤケンでは、現地調査を無料でおこない、お家の状況を細かく診断して見積もり書をお作りいたします。気になる症状があればお気軽にお問い合わせください。
関連記事:屋根と外壁の色あせ・コケの付着が気になるとのことで太田市へ現場調査に伺いました
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塗装工事後は専任スタッフが、1年・3年・5年・7年・10年・12年後にお家の点検に伺い、補修箇所があれば、工事の段取りを立て、お客さまにご連絡します。
末長く安心して暮らせるように、外壁のメンテナンスは充実したアフターフォローのミヤケンにお任せください。
関連記事:業界唯一!最長12年間無料! 調査スタッフによる訪問点検
まとめ
今回の記事では、外壁のコケの落とし方は?自分でおこなう正しい掃除方法や予防ポイントを詳しく解説しました。
手が届く範囲の薄いコケであれば、自分でキレイに掃除することが可能です。
高いところや劣化が進んでしまったコケは、無理をせずに専門業者に依頼して、キレイに落としてもらうのがいいと思います。
判断にお困りの方は、まずはミヤケンの無料現地調査をご依頼ください。必要なメンテナンスや費用は、見積もり書でご説明するので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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