屋根の修理にかかる費用はどのくらい?屋根材や修理方法別に紹介
2023.05.17更新 屋根塗装

屋根の修理を検討する中、気になるのは「費用」だと思います。
調べてみても、自宅の状態に合った費用相場がわからず困っている方は多いでしょう。本記事では屋根の修理にかかる費用を屋根材別や修理方法別にご紹介します。屋根の修理に関してよく挙げられる疑問にも解答しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【屋根材別】屋根の修理を考えるべきタイミング
屋根の修理を考えるべきタイミングを表にまとめてみました。
瓦 |
50年以上 |
10~15年 |
スレート |
15~20年 |
10~15年 |
ガルバリウム鋼板 |
20~40年 |
20~30年 |
トタン |
20~30年 |
10年 |
アスファルトシングル |
20~30年 |
10年 |
屋根材ごとに耐用年数が異なるため、修理を考えるべきタイミングも変わってきます。しかし、基本的には屋根材を設置してから「10年」を目安に修理を考えるようにしましょう。
また、立地している地域の気候によっては、劣化が早い場合があります。台風や雨、雪が多い地域は少し早めに修理を検討することが大切です。
【修理方法別】屋根の修理にかかる費用の相場
ここでは、屋根の修理方法別にかかる費用の相場をご紹介します。
修理方法 |
費用相場 |
塗装 |
20〜50万円(1棟あたり) |
瓦の部分補修 |
3,000〜4,000円(1枚あたり) |
漆喰の補修 |
2,000〜3,000円(1mあたり) |
葺き替え |
90~150万円(1棟あたり) |
カバー工法 |
60~100万円(1棟あたり) |
板金の修理 |
8,000~1万円(交換または抜板で1mあたり) |
雨樋修理 |
4,100~4,800円(角樋の場合の1mあたり) |
修理方法でかかる費用が大きく異なることがわかります。
1. 塗装(20〜50万円)
屋根の塗装では1棟あたり20~50万円が費用相場です。塗装は建物の屋根を保護し、美観を維持するために行われる作業です。屋根は紫外線や風雨、大気汚染などの影響を受けやすいため、塗装をしないと劣化が進みます。
劣化した屋根は、見た目が悪くなるだけでなく耐久性や断熱性能の低下にもつながります。そのため、定期的な塗装が必要です。塗装の工程としては、前準備、下地処理、塗装、仕上げの順番で行われます。
2. 瓦の部分補修(3,000~4,000円)
瓦の部分補修は、1枚あたり3,000〜4,000円が費用相場です。
瓦屋根は、長い年月を経ると劣化や飛来物で瓦が割れたり、傷ついたりしてしまうことがあります。雨漏りや下地の劣化につながるため、部分的な補修が必要になります。
瓦の部分補修は、損傷部分の確認、瓦の取り外し・交換またはコーキング材での補修、仕上げの順番で行われます。
3. 漆喰の補修(2,000〜3,000円)
漆喰の補修は、1㎡あたり2,000〜3,000円が費用相場です。漆喰は古くから建築材料として使われてきた自然素材になります。漆喰が剥がれてしまうと、屋根の中で一番大切な棟の台土が流れ落ちてしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。
漆喰の補修では、傷んでいる箇所の確認後、漆喰の準備、塗布、乾燥といった順番で行われます。
4. 葺き替え(90~150万円)
葺き替え工事は、1棟あたり90~150万円が費用相場です。葺き替えは、古くなった屋根材をすべて取り外し、新しい屋根材を設置する作業です。
他の補修よりも作業範囲と工程数が増えるため、費用が高額になっています。しかし、葺き替えを行うことで、耐久性や防水性などが新築同様に蘇るため、長期的に見るとメリットの多い工事です。
5. カバー工法(60~100万円)
カバー工法は、1棟あたり60~100万円が費用相場です。カバー工法は、元々設置されている屋根材の上から新しい屋根材を被せる方法になります。葺き替えと比べて、工数を減らせるため費用を安く抑えられます。
ただ、元の屋根材の状態によっては、施工できない場合があるため、業者の意見を聞いて適切な判断をすることが大切です。
6. 板金の修理(8,000~1万円)
板金の修理は、交換または抜板で1㎡あたり8,000~1万円が費用相場です。そもそも板金修理とは、屋根の金属部分に生じた傷などを修理することです。
板金修理によって、雨漏りなどを未然に防ぐことができます。
7. 雨樋修理(4,100~4,800円)
雨樋修理は、角樋の場合の1mあたり4,100~4,800円が費用相場です。雨樋が損傷していると、雨水が外壁を伝って落ちてしまいます。
外壁にひびなどがあった場合、雨水が中に入り雨漏りする可能性があるのです。部分的な損傷であれば、部分的な修理で済むため費用も安くなります。
屋根を修理する際の費用が高額になりがちな理由
屋根修理の費用が高額になりやすい理由として、主に3つの理由があります。
- 足場の設置が必要
- 修理範囲が広い
- 大規模修理になると多くの工程と人数が必要
屋根の修理は、屋根上で行われるため危険な作業となります。安全面を考慮して必ず足場が必要です。ただ、足場代は1㎡あたり1000円前後かかるため、10坪の住宅(約33㎡)でも約33,000円かかってしまいます。
住宅の坪数(面積)が広いほど、足場面積や修理範囲が広くなるため、それに伴い費用も増えます。
また、屋根の状態が悪いと、すべての屋根材を一度取り除いて新しい屋根材を設置する「葺き替え」といった大規模修理が必要で、多くの工程と人件費がかかるため高額になりがちです。
屋根の修理では業者選びが重要
屋根の修理と一括りにしても、修理の方法や用いられている屋根材で依頼するべき業者が異なります。塗装での修理は塗装業者に任せるべきで、板金の修理は板金業者に任せるべきです。
業者選びでは次のポイントが重要となります。
- 依頼したい修理の専門的な業者か
- 屋根の修理の実績が豊富かどうか
- アフターフォローが充実しているか
- 口コミや評判が良いか
- 丁寧な対応をしてくれるか
これらを満たす業者を選ぶことで、屋根の修理依頼で失敗を避けられるでしょう。
屋根の修理費用に関するよくある疑問・質問
とくに初めて屋根の修理を依頼する際は、さまざまな疑問や質問が出てきます。屋根の修理費用に関する、よくある疑問や質問をまとめたのでぜひ参考にしてください。
Q1. 屋根の修理費用に火災保険を適用することはできますか?
屋根の修理に、火災保険を適用することができます。火災保険は、火災による被害だけでなく自然災害や予期せぬ事故にも適用されます。
例えば、「台風や豪雨で屋根が割れた」場合、火災保険が適用され、修理費用を一部補償してもらえるか、もしくは無料での修理が可能です。加入している火災保険によっては対象外になる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
また、火災保険を適用した修理を業者に依頼するときは、業者に伝える必要があります。火災保険が適用となるかを確認したうえで、業者に伝えることを忘れないようにしてください。
Q2. 屋根の修理に利用できる助成金や補助金はありますか?
各自治体によっては、屋根の修理に助成金や補助金を出しているところがあります。基本的には、省エネや耐震性向上を目的とした屋根の修理が対象になるため、修理だけだと支給の対象にならないことが多いです。
助成金や補助金が支給対象になる具体的な例としては、次のようなものがあります。
- 屋根に断熱材を設置する
- 屋根上に太陽光パネルを設置する
- 耐震性向上のために軽量の屋根材に変える
屋根の修理と一緒に、家屋の機能性や利便性を上げたいと考えている方は、積極的に助成金や補助金を活用して屋根修理をすることをおすすめします。
Q3. 飛び込み営業の業者に依頼するのは避けるべきですか?
飛び込み営業を行う業者は「悪徳な業者」や「実績の少ない業者」が多い傾向にあります。誠実な業者もいますが、トラブルも多いため避けておいた方が無難です。
飛び込み営業を行う業者は、営業を行わなければ顧客が集まらないことを意味します。優良な業者や実績の多い業者は口コミが広がることで自然と顧客も集まりますが、悪徳な業者や実績の少ない業者は、営業をかけるほかないのです。
業者選びは、自分で情報をリサーチして選ぶようにしましょう。
まとめ
屋根の修理にかかる費用は、高額になりやすい傾向にあります。しかし、早めに修理依頼し、火災保険や助成金・補助金を活用することで、なるべく安い費用で屋根の修理を行えます。
費用を安く抑えて屋根の修理をしたい方は、株式会社ミヤケンへの依頼がおすすめです。見積もりまでにかかる費用(出張費や見積もり料金など)が無料となっています。気になる方は公式HPをチェックしてみてください。
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