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漆喰(しっくい)の特徴と塗装料金

日本で古くから住宅の建材として用いられてきた漆喰は、現代の住宅においても独特の質感から高い人気を誇ります。
最近では、環境保護の観点からも注目度の高い外壁となっています。
漆喰を用いた外壁は、和風なイメージの外壁にしたいと検討している方にもおすすめの建材です。
そこで今回は、漆喰の特徴から施工方法や漆喰風の外壁用塗料、メンテナンス方法までを併せてご紹介していきます。

■漆喰とは
漆喰外壁
漆喰とは、主原料が消石灰の塗り壁材の1つです。
古くから用いられてきた壁材で、住宅や蔵の壁、寺社の他に城郭に使われることもありました。
壁材としての用途はもちろんですが、屋根瓦の接着剤代わりにも用いられています。
漆喰の独特な質感は、重厚感や高級感を演出できるため多くの建物で重宝されています。
塗るだけで雰囲気が出てくれるので、住宅の内装にも人気です。
漆喰は白いイメージを持つ方が多いですが、意外と種類が豊富でそれぞれ色味や使用する原料が変わってきます。
価格が通常の外壁塗装などと比べて高くなるので、アパートなどの賃貸住宅で用いられることはほとんどありません。

■漆喰のメリット

漆喰のメリットとして、耐久年数の長さと防火性の高さが挙げられます。
主原料である消石灰は水酸化カルシウムや炭酸カルシウムが主な成分となっており、それらは経年によって二酸化炭素を吸収し硬化していきます。
年数が経過するほど漆喰自体が硬化していくので、耐久年数も長くなり、耐久年数は100年以上ともされているほどです。
また、漆喰は硬化すると石灰岩になります。石灰岩となれば石なので燃えにくく防火性が高まり、万が一火事に見舞われたとしても有害なガスが排出されることはありません。
他にも、調湿効果が期待できることや消臭効果があるなど、漆喰には様々なメリットがあります。

■漆喰のデメリット

漆喰のひび割れ
漆喰のデメリットは、施工費用の高さと施工できる業者が少なくなってきていることなどが挙げられます。
また、職人の手作業での作業のため手間が掛かることから、施工費用はもちろん高くなります。
前述のとおり、施工できる職人の減少によってメンテナンスするのに苦労してしまう可能性があります。
近年の新築住宅にはサイディングの外壁が80%以上を占めており、漆喰自体を扱える業者も需要の低下から減っています。
せっかく高いお金を出して漆喰の外壁ができても、メンテナンスができなければ耐久年数も下がります。
他にも、傷がつきやすいことや汚れの目立ちやすさもデメリットと言えるでしょう。

■漆喰のメリット

漆喰は耐久年数が100年以上と長く、デザイン性も高いことから新築でも人気の壁材です。
一度は見たことのある有名な壁材ですが、どのように施工されるのか、どのくらいの費用相場なのか疑問に感じている方も少なくありません。
そこで、漆喰の施工方法とそれぞれの費用相場もご紹介していきましょう。

  • 既存の漆喰に塗装する方法
    漆喰施工
    漆喰は通常の塗り壁材とは違い、既存の漆喰の上から塗装する際には専用の塗料を用いなければなりませんし、塗料を吸着させるために漆喰下地のシーラーを塗る必要があります。
    専用の塗料以外を用いた場合には、1~2年ほどで塗装がはがれてしまう可能性もあるので注意が必要です。
    施工手順としては、下地処理・下塗り・中塗り・上塗りの順に行います。
    下地処理の前には必ず既存の漆喰自体に浮きやひび割れなどがないかチェックします。
    もし、既存の漆喰の状態が悪くなっている場合には一度撤去しなければなりません。
    カビや汚れなどがある場合には、高圧洗浄などで洗浄し綺麗な状態にしてから下地処理をしていきます。
    費用相場としては、既存の漆喰の上に塗装をするだけなので1㎡あたり3,000~3,500円ほどとなります。
    既存の漆喰の上から新たに漆喰を塗り直す場合には、1㎡あたり4,500円ほどが相場となります。

  • モルタルなどの下地に漆喰自体を塗装する方法
    モルタルなどの下地に漆喰を塗装する方法では、モルタルにあらかじめ吸着力を高めるシーラーを塗り、漆喰を重ね塗っていく必要があります。
    手順としては、モルタル下地の目荒らし・シーラーの下塗り・中塗り・上塗りとなります。
    モルタル下地の目荒らしは非常に大切な下地処理で、丁寧に行うことで漆喰自体の持ちも変わってくるので注意が必要です。
    他にも、中塗りが完璧に乾いた状態となってから上塗りすることなども大切になります。
    費用の相場としては、1㎡あたり5,000~8,500円ほどとされています。※実際の金額については、お問い合わせください!【お問い合わせはこちら】
    工期に関しても、通常の外壁塗装と比べると乾かして塗る手順が発生しているので、1週間かかることもあります。
■漆喰風の外壁用塗料

漆喰は非常に手間が掛かるので、工期の長さや施工費の高さがネックになってしまうこともあります。
手軽に漆喰を楽しみたいと考えているなら、漆喰風の外壁用塗料を使ってみてはいかがでしょうか?
本物の漆喰とは違い、工期や費用を抑えられるメリットがあります。
一方、あくまでも漆喰風となるので漆喰のような耐久年数の長さや調湿効果・消臭効果といった機能面は劣ってしまいます。
実際に使用される中でも代表的な塗料は、アイカ工業株式会社から販売されている「ジョリパットアルファ」や菊水化学工業学式会社から販売されている「グラナダSi」とされています。
ジョリパット
どちらもどのようなカラー・パターンにするかによって価格が変動します。
よりラインナップが豊富なのは、ジョリパットアルファで141カラー・91パターンもの種類があり価格も1㎡あたり3,000~12,000円ほどと幅広くなっています。
グラナダSiは、1㎡あたり2,900~6,400円と比較的リーズナブルな価格帯で好きなテクスチャーを選べます。
※実際の金額については、お問い合わせください!【お問い合わせはこちら】

■漆喰のメンテナンス方法

漆喰の汚れ
漆喰を綺麗に保つのであれば、定期的なメンテナンスが大切です。漆喰は真っ白な色を使用されていることが多く、汚れやカビが付いてしまうと非常に目立ちやすいです。
軽い汚れであれば、水洗いや消しゴムを使うことで簡単に綺麗にできます。
水洗いや消しゴムで落ちない汚れは、塩素系漂白剤やメラミンスポンジを使ってみてください。
汚れ以外にひび割れや剥がれ、傷などを見つけた場合には早めの補修を業者に依頼しましょう。
そのまま放置してしまうと、漆喰全体が劣化しやすく補修時にすべての漆喰を撤去してから再度塗り直さなければなりません。
部分補修のみであれば工期も費用も抑えられます。

■用途に合わせて漆喰のメンテナンスをしましょう

今回は、外壁だけでなく内装にも人気の漆喰についてご紹介してきました。
非常に耐久年数が長く、機能性にも優れておりデザイン性も高い漆喰ですが、その費用の高さや工期の長さから施工自体が少なく施工できる業者自体も少なくなっている現状があります。
100年以上の耐久年数を望むのであれば、適切な時期に最適なメンテナンスをしていくことが大切です。
既存の外壁を漆喰にすることも可能ではありますが、しっかりと漆喰の知識を持ちメリット・デメリットを理解してから行うようにしましょう。
最近では漆喰風の外壁用塗料も登場しているので、気軽に漆喰を楽しみたい方はそちらを検討してみるのもおすすめです。

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