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光触媒塗料を使用する際の注意点とは?

光触媒塗料は、自浄洗浄をする力が備わっている外壁塗装用の塗料です。
この塗料が持つ自浄洗浄の力は、太陽の光によって汚れを浮き上がらせてくれるというものです。
外壁の汚れを綺麗にしてくれるという効果が期待できるため、とても魅力的な塗料だと感じる人は少なくないでしょう。
しかし、そんな光触媒塗料を使用する際に注意しなければいけないポイントもあります。
では、具体的にどのような点に注意しなければいけないのかみていきましょう。

コストがかかってしまう

1つ目の注意点は、他の外壁塗装に使用する塗料と比べるとコストがかかってしまうという点です。
光触媒塗料は、数ある塗料の中でも一番高いといっても過言ではないグレードです。
単価はおよそ5,000円/㎡となっていて、人気が高いシリコン塗料と比べてみると2倍ほどの金額になってしまいます。
単価が高いということは工賃が必然的に高くなるということです。それがデメリットだと感じてしまうかもしれません。
しかし、光触媒塗料の耐用年数はおよそ20年です。
約20年間外壁塗装をしなくても良いと考えれば、そこまで高いとは感じなくなるでしょう。
つまり、他の外壁塗装に使用する塗料と比べるとコストがかかってしまいますが、長い目で見ればそこまで高いとは言い切れないのが光触媒塗料ということになります。

太陽が当たりにくい場所だと効果を発揮しにくい

2つ目の注意点は、太陽が当たりにくい場所だと効果を発揮しにくいという点です。
光触媒は、光触媒の分解力を活用して排気ガスや工場の排煙といった油汚れを落ちやすくするという仕組みになっているからです。
日光だけではなく、雨に当たることも重要なポイントになります。
その理由としては、光触媒塗料は汚れと壁の間に水を通す親水性が他の塗料と比べると高いためです。雨で汚れを落とすことをセルフクリーニングと呼びます。
そのため、日光が当たりにくい場所や雨が当たりにくい場所だと、光触媒塗料が持つ本来の力を発揮することができなくなってしまうのです。
家全体を光触媒塗料で塗装した場合、日光や雨に当たりにくい部分だけ汚れが目立つようになってしまう可能性もあります。
隣の家と外壁が近い部分などは特にそのような状態になりやすいです。
光触媒塗料で外壁塗装をするなら、そのようなデメリットがあることをきちんと把握しておきましょう。

汚れに万能というわけではない

3つ目の注意点は、汚れに万能というわけではないという点です。
光触媒塗料は、外壁の汚れを落とすセルフクリーニングという働きがありますが、どんな汚れでも落とせるというわけではありません。
光触媒塗料が落とせるのは有機質な汚れです。有機質な汚れというのは、生物の力を使って生み出された排気ガスなどの汚れです。
それに対して無機質な汚れは、泥やサビ、白華現象などを指します。さらに、鳥の糞などの大きな汚れも落としきることができません。

処理能力を超えている汚れは落とせないので、必ずしも綺麗な状態が継続できるとは言えないのです。
この様なことを踏まえて考えてみると、カビが繁殖しやすいじめじめとした場所だとその効果を発揮することが難しくなってしまうと考えられるでしょう。

施工に高い専門性が必要

4つ目の注意点は、塗装を行う際に高い専門性が必要だという点です。
光触媒塗料は、他の外壁塗装に使用する塗料と比べてみると粘度がありません。
まるで水のようなサラサラ感なので、塗る時に垂れやすくなってしまいます。さらに薄塗りが好ましいと言われています。
そのため、施工に関する技術が高くないと仕上がりが悪くなってしまい可能性がないとは言い切れません。
さらに、乾くまでに時間もかかってしまうため、天気や気温にもかなり気を使う必要があります。
この様な注意点があることから、塗装を行う際に高い専門性が必要だと言えるでしょう。
外壁塗装業者によっては光触媒塗料を使用した実績が少ないところもあります。
そのような業者だと仕上がりに満足できなくなってしまうことも考えられるため、依頼したいと思っている業者の施工実績などを確認しておくことをおすすめします。
施工実績を持つ業者であれば、光触媒塗料を使う際の注意点も熟知しているはずなので、より満足度の高い仕上がりになる可能性が高まるでしょう。
光触媒塗料に関する知識がない業者にお願いしてしまうと、塗りムラができてしまうだけではなく、性能を発揮できなくなることもあります。
それではせっかく高いお金を支払う意味がなくなってしまうので、施工実績などを確認することがとても重要です。

好きな色を選ぶことができない

5つ目の注意点は、好きな色を選べないという点です。
光触媒塗料は、酸化チタンを多く配合している塗料です。
そのため、酸化チタンならではの色である白が強調されやすくなっています。
白が主張しやすいことから、原色系の鮮やかな色や濃い色を出すことがとても難しいとされています。
それに対して淡い色合いであれば比較的得意としているため、濃い色合いの外壁にしたい場合は光触媒の塗料は向いていないということになるでしょう。
それだけではなく、艶に関しても好きなイメージにできなくなる可能性が高いです。光触媒塗料の場合は、5分つやもしくはつや消ししか選ぶことができません。
濃い色の外壁にしたい場合は、外壁を好きな色に塗装してから光触媒のコーティングを施すこともできます。
しかし、使用できる塗料選びを間違えると上手く塗装できなくなってしまうため注意しなければいけません。
濃い色の外壁にして光触媒コーティングをしたいという希望があるなら、最初のうちに担当のスタッフとよく相談するようにしましょう。

どこの塗料メーカーでも取り扱いがあるわけではない

最後に紹介する注意点は、光触媒塗料が大手塗料メーカーからは販売されていないという点です。
日本における大手塗料メーカーは、日本ペイント、エスケー化研、関西ペイントの3社です。
大手であれば光触媒塗料も取り扱っているように思われがちですが、実はこの3社は取り扱っていません。
光触媒塗料が良くない塗料だということではなく、塗料のもつ特殊性によるものです。
光触媒塗料を販売しているのは、日本特殊塗料、SICコーティングス、ニュートラルなどです。
また、施工実績が豊富な業者であればアフターケアも充実しているケースが多いので、将来的にも安心して過ごすことができるでしょう。
光触媒塗料で外壁塗装し、5年~10年ほどトラブルや施工不良が見受けられない場合は、光触媒が持つ力がきちんと発揮されている証になります。
施工事例からそのような部分も読み取れるとより良い業者を選択できるようになります。

光触媒塗料を選ぶときは慎重に

光触媒塗料は、魅力的な塗料ではありますが、使用するなら今回紹介した注意点を把握しておかなければいけません。
光触媒だからといってその力を過信しすぎてしまわないようにしましょう。
特に雨や日光が当たらなければその効果を発揮しにくいことやすべての汚れを落とすわけではないことを覚えておきましょう。
せっかく高いお金を払った意味がないと感じてしまうことになりかねません。
そうなることを防ぐためにも、今回紹介した注意点は把握しておくべきだと言えます。

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