外壁塗装をするならつやありとつやなしのどっちが良い?
2023.01.06更新 色選びのポイント
外壁塗装に使う塗料は、つやありとつやなしの2種類に分かれます。
つやありの外壁は、光沢があるのでラグジュアリーな雰囲気に仕上がり、汚れにくいといったメリットもあるのです。
それに対してつやなしの外壁は、落ち着いた雰囲気に仕上がるという魅力があるので、どちらが好みかによって選ぶことになるでしょう。
しかし中には、つやありとつやなしのどっちがいいか迷ってしまうという人も少なくありません。
そこで今回は、つやあり・つやなしに関する基礎知識、つやありとつやありのメリット・デメリット、どちらを選択するべきなのかといった点について解説していきます。
外壁をどのような仕上がりにしたいか迷っている人は、ぜひ目を通してみてください。
目次
つやあり・つやなしに関する基礎知識
まずは、どちらを選ぶか決める時に知っておきたいつやあり・つやなしに関する基礎知識についてみていきましょう。
・塗料の種類でつやの有無が決まっている
外壁塗装に使用する塗料のつやは、メーカーが作った段階ですでに決まっています。
つやがある場合は、七分、五分、三分といったつやのレベルもすでに決められているのです。
つまり、外壁塗装業者の塗り方によって変わるというわけではないのです。
塗料によっては、つやなしを選択できない塗料もあるため、マットな質感に仕上げたいなら最初からつやなしを選択できるものを選ぶようにしましょう。
つやの希望がある場合は、あらかじめ外壁塗装業者にその旨を伝えておくと希望通りにできる可能性が高くなります。
・つやなしの方が汚れは目立ちやすい
つやありとつやなしを比較すると、つやがない方の汚れが目立ちやすくなっています。
つやなし塗料の仕上がりは表面についた汚れが雨などによって落ちにくいためです。
また、もともとつやのある塗料につやを落とす艶消し剤を混ぜてしまうと、耐候性が低くなってしまうこともあります。
なぜかというと、艶消し剤という添加剤を混ぜることで塗料の成分が薄くなったり、職人の混ぜ方次第で塗料の品質が落ちてしまう可能性があるのです。
そのため、工場でつや消し塗料として製造された製品を使うことをお勧めします。
・つやありとつやなしを確認する方法
つやありとつやなしのどちらかを確認するためには、メーカーの公式サイトなどでチェックしてみてください。
大手メーカーであれば、塗料に含まれている成分や希釈の方法、耐用年数、塗装方法などが書かれたページを用意しています。
その中に、艶消しと書かれていれば元からつやがない塗料ということになります。
細かくつやあり・七分艶・五分艶・三分艶・つやなしといったように記載がある場合は、それだけ仕上がりの種類が豊富な塗料だと分かるでしょう。
つやありとつやなしのメリット・デメリット
つやありとつやなしには、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
どのようなメリットとデメリットがあるのかみていきましょう。
・つやあり塗料のメリット
つやありのメリットには、汚れにくい、ラグジュアリーな見た目の仕上がる、耐候性に優れている、サイディングならではの凸凹間を強調できるといった点が挙げられます。
つやありの塗装にすると、汚れにくくなるのでメンテナンスが比較的楽になります。
もちろん使用する塗料にとって耐用年数が異なるため、定期的なメンテナンスを欠かすことはできません。
しかし、汚れが目立ちにくくなれば、耐用年数が迫っても綺麗な状態を維持しやすくなるため、それを理由につやありの外壁にするケースも少なくありません。
・つやあり塗料のデメリット
デメリットには、つやは2年~3年程度で消えてしまう場合がある、つやの出方を調節できない、屋根につやありの塗料を使うと眩しく見えてしまう、人によっては安っぽいと感じてしまうといった点が挙げられます。
外壁は紫外線や風雨にさらされているため、時間とともに劣化していきます。
劣化は耐用年数を迎える時に一気に進むわけではなく、徐々に進行していくため、3年くらいでつやがなくなってきたと感じてしまう可能性が高いです。
イメージと実際に見た感じが違う場合もあるので、つやありを選ぼうか迷っているなら実際に施工した家を見せてもらうと良いでしょう。
そうすることで、イメージが違うという結果になることはなくなります。
・つやなし塗料メリット
つやなしのメリットには、控えめで落ち着いた雰囲気に仕上がる、周りに溶け込みやすい、劣化しても見た目に変化が表れにくいといった点が挙げられます。
つやがあるとどうしても派手目な印象になってしまいますが、つやがないと落ち着いた雰囲気に仕上がります。
また、つやありだと劣化とともにつやがなくなってしまうため目につきやすくなってしまうのですが、つやなしではそのような心配をする必要がありません。
見た目に劣化が現れにくいとはいえ、定期的なメンテナンスは必要です。
しかし、見た目に大きな変化が現れないという点に魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。
・つやなし塗料のデメリット
デメリットには、汚れやカビが発生しやすい、地味だと感じてしまう場合があるといった点が挙げられます。
つやなしの外壁を選ぶ住宅は、外壁の表面が若干凸凹しているケースもあります。
そのような外壁だと、凹んでいる部分に汚れが貯まりやすくなってしまったり、雨水によってカビが発生しやすくなったりしてしまうのです。
また、見た目に派手さがないため、地味だと感じてしまう場合はつやなしではなく、つやありを選ぶことで光沢が出て満足度が高まると考えられるでしょう。
つやありとつやなし、どっちを選択すべき?
つやありとつやなしのどちらを選ぶか迷ったら、何を重視したいか考えることがポイントになります。
最後に、そのポイントについてみていきましょう。
・耐久性を重視して外壁塗装をしたい場合
耐久性を重視して外壁塗装をしたいのであれば、つやありがおすすめです。
つやなしの塗料は塗料が持つ本来の力を発揮しきれないことが多く、耐久性も落ちてしまう傾向があります。
艶消し剤を現場で加工してつやをなくしている場合は、メーカーが発表している耐用年数よりも1年~2年ほど短くなると思っておいた方が良いでしょう。
・きれいな期間を少しでも長くしたい場合
きれいな期間を少しでも長くしたい場合にも、つやありの外壁塗装がおすすめです。
マットな質感になればなるほど表面はざらざらとした感じになります。
そのため、つやなしの方が汚れやすくなってしまうので、きれいな期間を少しでも長くしたいならつやありを選ぶようにしましょう。
・落ち着いた雰囲気にこだわっている場合
和風のお家などマットな仕上がりにしたいというこだわりがあるなら、つやなしの塗料を選択しましょう。
つやなしのマットな外壁は、落ち着いた雰囲気に仕上げてくれるので、日本風の家やモルタルなどを用いた意匠性が高い外壁の場合はつやがない塗料を選んだ方がより魅力的に見える可能性が高まります。
塗装後のイメージをより明確にするとイメージ通りの仕上がりに
つやがある外壁とつやがない外壁には、どちらもメリットとデメリットがあります。
どちらがニーズに合っているかは、それぞれの希望によって異なるため、どのようなイメージにしたいか担当のスタッフとよく相談するようにしましょう。
どちらにするか決める際には、つやありとつやなしの特徴、メリット・デメリットについて知っておくと、将来的な満足度も下がりにくくなります。
暮らし続けたいと思える家にするためにも、どのような塗装にするかよく考えてみることをおすすめします。
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