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クリヤー塗装にも工事の時期がある?!オススメする理由とオススメしない理由

外壁塗装は住宅の見た目を変えるだけでなく、雨や風、カビや藻などから守るためにも定期的に行いたい施工です。
しかし、今の外壁材のデザインを生かしたい、1色にしたくない場合にはクリヤー塗装も可能です。
ここでは、外壁塗装に用いられるクリヤー塗装に関連した内容をご紹介していきます。クリヤー塗装について知りたい方は、参考にしてみてください。

■クリヤー塗装とは

クリヤー塗装とは、外壁の見た目が劣化していない場合に用いられる塗装方法です。
クリヤー塗料はその名の通り、下地が見える透明な塗料なので、クリヤー塗装を行った場合、現在の外壁の風合いは残しつつ、コーティングや保護機能を高めてくれます。
本来、塗料には顔料が含まれているため、色が付いた塗料で塗装してしまうと元のデザインや色合いなど、こだわっていた部分が生かせなくなってしまいます。
しかし、クリヤー塗料であれば元の色を保ちながら外壁の保護ができるので、サイディングなどデザイン性の高い外壁には適しているでしょう。
クリヤー塗装

■サイディングでクリヤー塗装がおすすめなのは?

元のデザインを活かしたまま塗装できるクリヤー塗装ですが、どのようなサイディングや状態に向いているのでしょうか?

・デザイン性の高いサイディング
クリヤー塗装は、透明なのでどの外壁でも使用できるのですが、向いている素材と向いていない素材があります。
特に向いているのは、デザイン性の高いサイディングです。一般に多いのがタイル調や石目調などの柄や模様などが施されているサイディングです。
このような外壁材は通常の塗料を使ってしまうとせっかくの柄や模様が塗り潰されてしまうため、デザインを活かすことができなくなってしまいます。
他にもコンクリート、モルタルやレンガなどにはクリヤー塗装が適しているでしょう。

・築7年~8年の住宅
クリヤー塗装は、外壁がきれいな状態の家に使用できます。
もし外壁に傷やクラックなどが入っていた場合、補修してから塗料を塗らなければなりませんが、外壁に汚れや傷などがない状態であれば、クリヤー塗装だけでも問題ありません。

■サイディングでクリヤー塗装がおすすめできない条件

デザイン性の高い、こだわりの外壁をそのままの風合いで活かしたいならクリヤー塗装がおすすめなのですが、条件が合わなければおすすめできません。
お家の立地条件や劣化のスピードによっても異なりますので参考にしていただければと思います。

・築10年以上の住宅
築年数が10年以上経過している家は、クリヤー塗装が向いていないでしょう。
この年数が目安になる理由は、家の劣化状態が顕著に出てくる時期だからです。
特にクリヤー塗装の場合、透明の塗料なので塗って隠すことができず、外壁はそのままの状態なので、補修部分も分かってしまいます。
見た目も悪くなってしまうので、補修したらクリヤー塗装ができない場合もあります。

・外壁の色あせや汚れ
そもそもクリヤー塗装は傷んでいない外壁に使用するもので、外壁の風合いは残しながらコーティングや保護機能を高める役割があります。
既に外壁の色あせや汚れが生じていた場合、クリヤー塗装では修復することができません。
また、色を変えることもできないので色あせした外壁の上にコーティングをするだけになり、ぼやけた印象になってしまいます。

・チョーキング現象
外壁を触ると、手に白い粉が付くチョーキング現象が起こっている場合、クリヤー塗装を行ってしまうと白くボケたような仕上がりになってしまいます。
そのため、補修が必要な傷んだ外壁にはクリヤー塗装を行っても良さを感じられないでしょう。
外壁チョーキング現象

・特殊コーティング素材
近年新しいサイディングとして登場した光触媒やフッ素、無機などでコーティングされている素材では、強い日差しを浴びても劣化しにくい加工がされています。
このような特殊コーティングされた素材に、クリヤー塗装を行ってしまうと特殊コーティングの効果を弱くしたり、剥がしてしまったりする恐れがあります。
また光触媒機能は日光で汚れを浮かせてくれて、親水性機能は雨で汚れを落としてくれるので密着性が悪くなってしまいます。
外壁素材の種類や状態によって、クリヤー塗装ができるかどうかが異なるので確認してから行いましょう。

■クリヤー塗料の種類

クリヤー塗料には、以下のような種類があります。

◎アクリル
アクリルが主成分の塗料で、単価は安いのですが耐久性が低いのが特徴です。
外壁での実用性は高くありませんが、短期間の使用であれば問題なく塗装できるでしょう。

・単価:1㎡辺り1,200円~1,800円
・耐用年数:5年~7年

◎ウレタン
ウレタン樹脂が主成分の塗料で、シリコンが登場するまで主流となっていました。
単価は安く、光沢のある仕上がりになるのが特徴です。耐久性はやや低く、コスパはあまりよくありませんので弊社では一般住宅には使用していません。

・単価:1㎡辺り1,600円~2,000円
・耐用年数:8年~10年

◎シリコン(アクリルシリコン塗料)
アクリルシリコン樹脂が主成分となり、低価格でも優れた性能が発揮できる現在、主流の塗料です。
価格と耐用年数などバランスの良さを感じる塗料で、外壁塗装に最も用いられています。どのような塗料がいいか迷った時にもおすすめです。

・単価:1㎡辺り2,200円~2,400円
・耐用年数:10年~13年

◎フッ素
フッ素樹脂が主成分となり、優れた塗料として知られています。
価格が高いのですが、定期的なメンテナンス感覚が長いのが特徴です。メンテナンスの手間を少しでも少なくしたい場合におすすめです。

・単価:1㎡辺り2,700円~3,000円
・耐用年数:15年~18年

◎無機
鉱物など無機物が配合されているもので、セラミックなどを配合したハイブリットな塗料です。
一般的にあまり用いられませんが、他のクリヤー塗装に比べて単価も耐用年数も高くなっています。

・単価:1㎡辺り3,500円~5,500円
・耐用年数:20年~

■クリヤー塗装を依頼する前に確認したいこと

クリヤー塗装は、下地のデザインを活かして光沢のある仕上がりにしてくれる塗装方法ですが、クリヤー塗装の依頼前に確認したいことを紹介します。

・下地処理が必要か
下地が傷んでいると、クリヤー塗装を希望しても塗装できなくなってしまいます。
一度、外壁の状態を確認して全体的にクリヤー塗装が可能か、また一部分のみクリヤー塗装にするなど塗装方法を検討してみましょう。
外壁を手で触った時に手に白い粉が付かないか、外壁の塗装部分が膨らんでいたり、剥がれ落ちていたりしないか、シーリング部分がボロボロになっていないか、サイディングボードが割れていないかなど、見た目と触った時の状態を確認してみましょう。

・施工会社を選ぶ
施工会社を選ぶ際には、大手ハウスメーカーや工務店、外壁塗装専門などから選びます。
特にクリヤー塗装は施工時期の判断を間違えるとどんなに腕の良い職人でも、塗ムラの跡が出てしまうというデメリットがあります。
そのため施工会社は実績豊富な会社に選ぶのが良いでしょう。

大手ハウスメーカーの場合、実際に施行するのは下請け業者であり、同じハウスメーカーであっても下請け業者が同じとは限りません。
下請け業者に依頼しているため費用は高くなりがちですが、アフターケアは長期間であるなどのメリットがあります。
一方の工務店でも、下請け業者への依頼によって施工されますが、大手ハウスメーカーに比べて費用はかかりません。
外壁以外のメンテナンスも依頼できるので、他の部分の修繕を依頼したいならおすすめでしょう。
地元にある外壁塗装専門業者などは、地域密着型なので職人とも距離が近く、コストも低めです。
地域に適した施工方法ですが、あまり広告などを出していない業者だと内容がわかりにくい点もあるでしょう。

・相見積もりで価格を比較
業者をおおまかに決めたら、相見積もりで適正価格を知りましょう。
見積もりの比較でおおよその価格を知り、価格が安すぎない適正なラインで見積もりを出してくれた業者を選びましょう。
あまりに安すぎる場合、手抜きや他で追加料金を請求する可能性もあるので気を付けましょう。

クリヤー塗装の検討はなるべく早めに

クリヤー塗装は、デザイン性の高いサイディング住宅に向いている方法ですが、いくつかの条件に合っていないとクリヤー塗装の良さが感じられません。
今の状態でクリヤー塗装が可能かどうか、自分自身で確かめておくとよいでしょう。
分からない場合は、専門業者に相談するのもおすすめです。

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