コーキングに発生するクラック現象
2019.04.09更新 塗料の基礎知識
今回は、以前紹介いたしましたクラック現象の補修方法の流れをご紹介いたします。
クラックとひとえに言っても、いろいろな種類があります。
浅いものから、深いものはもちろん、塗膜にのみ出ているひび割れから、素地に及ぶものまで様々です。
また、お客様のご予算に応じても工法が変わってきます。
下地までダメージが無い割れを「チェッキング」「ヘアークラック」と呼び、塗膜の底まで割れている場合を「クラック」と言います。
・浅いクラックの場合 クラックの割れ目を、しっかりと掃除します。
ワイヤーブラシを用いて掃除することが一般的です。
クラックの割れ目に、しっかりとコーキング材を塗りこみます。
コーキング材は粘着性があるので、しっかり隙間を密閉してくれます。
下塗りを施した上から、さらに塗装を施すことで、ひび割れの部分のみ、塗膜の厚みを増すことができ、丈夫にすることができます。
・深いクラックの場合 たっぷりとコーキング材を注入できるよう、ひび割れの部分をカットし、溝を作ります。
カットの断面がU字型に見えるものを、Uカット補修 カットの断面がV字型に見えるものを、Vカット補修 といいます。
Vカットに比べ、Uカット補修の方が面積も広くとれ、コーキングをたっぷりと注入できるので、現在では主流となっています。
また、Uカット補修の方が技術的にもやりやすいという点も主流になっているポイントです。
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