3階建ての足場費用はどのくらい?外壁塗装の相場とともに紹介
2025.04.02更新 外壁塗装

3階建ての外壁塗装を行う際、気になるポイントの一つに足場費用があります。2階建てよりも高所作業が多くなる分、足場の組立てや安全対策にコストがかかる場合があります。さらに、外壁塗装そのものの相場も3階建てならではの要素を踏まえて検討する必要があります。
本記事では3階建ての足場費用について、具体的な費用目安や計算方法、高くなるケース、注意点などをわかりやすく解説します。
3階建て住宅のリフォームや塗装工事を検討する方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
3階建ての外壁塗装の費用相場
3階建ての建物は、2階建てと比べて高さがあるぶん外壁面積が増え、使用する塗料の量や工事期間も長くなることが多いです。一般的には、2階建てよりも10〜20%程度費用が高めになる傾向があります。
実際の費用は、建物の構造や仕上げ材、塗料の種類などによって大きく左右されますが、以下はあくまで目安として考えてください。
- 延べ床面積が約30〜40坪程度の3階建て:およそ100万〜150万円前後
- 延べ床面積が40坪以上の3階建て:およそ150万〜200万円前後
これらには、足場費用や下地補修費なども含まれるケースが多いです。
ただし、外壁の劣化具合や使用する塗料グレードにより、金額が上振れする可能性もあります。
3階建て住宅の塗装を検討している場合は、複数の業者に見積もりを取って比較し、必要に応じて相談・交渉を行うと良いでしょう。
3階建ての外壁塗装における足場費用
3階建て住宅の塗装では、高所作業が不可避です。労働安全衛生法の観点からも、足場の設置は非常に重要とされています。3階建ての足場は2階建てより高く組む必要があるため、設置や解体にかかる手間や資材費用が上昇しやすい点が特徴です。
- 足場面積が200〜300㎡程度の場合:足場の相場は20万〜30万円前後
- 足場面積が300〜400㎡を超える場合:足場の相場は30万〜50万円以上
なお、足場費用は建物の形状や敷地状況、使用する足場の種類(枠組み足場・くさび緊結式足場など)によっても変動します。
敷地が狭くて組み立てが難しい場合、クレーンや高所作業車を使用するなど、別途追加費用がかかるケースもあります。
外壁塗装の足場費用の相場
外壁塗装全体の中でも、足場費用はある程度のウエイトを占めます。
以下では、一般的に言われている足場費用の相場を紹介します。
3階建てに限らず、外壁塗装を検討するうえで参考になるでしょう。
- 平米単価:1㎡あたり約600〜800円前後
- 一式費用:20万〜40万円程度
2階建てや平屋の場合は、この相場が目安になりますが、3階建てでは高所になる分だけ割増が加算されることが多いです。具体的には、上記相場より10〜30%ほど増額になるケースが考えられます。
足場費用の計算方法
足場費用は、主に足場単価 × 足場設置面積で算出するのが一般的です。足場設置面積は、建物の外壁面積や高さなどを考慮して計算されます。
また、長期の工期が必要な場合や、特殊な足場(移動式・吊り足場など)を使用する場合は別途追加費用が発生することがあります。
たとえば、以下のような計算例が挙げられます。
- 足場単価が1㎡あたり700円
- 足場設置面積が250㎡
この場合、700円 × 250㎡ = 175,000円が足場の基本費用として見込まれます。3階建ての場合は高さがあり、その分安全確保や組立て解体の手間が増えるため、これに数万円の追加分が上乗せされることも多いです。
足場費用が高くなるケース
同じ3階建て住宅でも、敷地や建物の状況によって足場費用には差が出ます。
以下では、足場費用が上がる主なケースをいくつか挙げます。
- 隣地や道路との境界が狭い
→重機や足場資材の搬入に制限があるため、組立て解体の工数が増える
→クレーンや高所作業車を使わなければならない場合、追加費用が発生 - 建物の形状が複雑
→凹凸の多い外壁やベランダが多く、足場を組むのに時間と資材が必要
→特殊な足場(吊り足場など)を採用するケースもある - 急な斜面地や傾斜のきつい敷地
→足場の固定が難しく、安定させるための補強が必要
→重機が使えない場合、人力作業が増えて人件費が上がる
塗装工事に足場が必要な理由
外壁塗装や屋根塗装において、足場は単なる作業台ではなく、作業の質や安全性を確保するために不可欠な設備です。
以下では、足場が必要とされる主な理由を解説します。
理由 |
説明 |
安全面の確保 |
・高所作業を行う際の転落防止 ・職人が安定した姿勢で作業できる ・周囲への落下物を防ぐ |
作業品質の向上 |
・繊細なブラシ塗りやローラー塗りを丁寧に行える ・刷毛目や塗りムラをチェックしながら作業できる ・補修工事(ひび割れ埋め・シーリングなど)もしっかり行える
|
作業効率のアップ |
・作業者が移動しやすく道具の持ち運びもスムーズ ・フェンスや作業台を設置して必要な道具をまとめて置ける ・一度に広範囲を塗装しやすく、工期の短縮につながる |
3階建ての外壁塗装を検討する場合の注意点
3階建ての外壁塗装は費用面だけでなく、高所特有のリスクや建物のメンテナンス課題を踏まえた計画が必要です。
以下では、3階建て住宅ならではの注意点をいくつか挙げます。
雨樋補修を入念に行う
3階建てでは雨樋が高い位置に設置されているため、点検や掃除が行き届きにくいです。塗装工事の足場を組む際に、雨樋の状態をしっかり確認し、ひび割れや詰まりがあれば補修や交換を依頼すると良いでしょう。
雨樋の故障を放置すると雨水が流れず、外壁や基礎にダメージを与えるリスクがあります。
ひび割れ対策を行う
高層建築ほど、地震や風による揺れが大きくなる傾向があります。外壁に細かいクラック(ひび割れ)が発生しやすい場合があるため、3階建ての塗装工事では下地処理の段階でクラックの補修を丁寧に行ってもらうことが重要です。
クラックから雨水が浸入すると、内部の腐食や雨漏りにつながる可能性があります。
リフォームの回数を減らす
3階建ての足場費用は2階建てよりも高額になるため、今後のリフォーム計画をできるだけ一括して行うのがおすすめです。
たとえば、屋根やベランダ防水など、同時に実施できる工事はまとめることで、都度足場を組む必要がなくなり、トータルコストを抑えられます。
3階建ての足場の費用を把握しリフォームを検討しよう
3階建て住宅の外壁塗装では、高所作業の増加に伴って足場費用や工期が増える傾向があります。相場としては2階建てより10〜20%ほど高めになるケースが多く、足場費用だけで20万〜40万円、またはそれ以上かかる場合があります。
一方、足場は安全面や作業品質、効率面で欠かせない要素であり、無理に簡略化すると事故や塗装不良のリスクが高まるため注意が必要です。さらに、3階建て特有の雨樋やひび割れの問題にも留意し、リフォームの回数を減らす工夫などを検討すると良いでしょう。
各業者の見積もりを比較しつつ、塗装工事のタイミングや工程をまとめて行えば、トータルコストを抑えることが期待できます。 3階建ての外壁塗装や足場工事は費用面で悩ましい部分もありますが、しっかりと計画を立てて信頼できる業者に相談すれば、満足度の高いリフォームが実現しやすくなります。
ぜひ本記事を参考にして、3階建て住宅のメンテナンスや外壁塗装を検討してみてください。
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