外壁塗装のやり方は?準備から片付けまで工程ごとに詳しく解説!
2023.07.21更新 外壁塗装
外壁塗装は住宅のメンテナンスや美観の維持に欠かせません。しかし、正しいやり方で外壁塗装を行わないと効果が得られず、耐久性や仕上がりに問題が生じる可能性があります。
本記事では、自分で外壁塗装をしたい方に向けて、外壁塗装のやり方を工程ごとに詳しく解説します。準備作業から塗装工程、そして片付けまで、順を追って見ていきましょう。
目次
住宅の外壁塗装は自分でもできる?
外壁塗装はやり方を理解していれば自分でもできます。しかし、塗装業者として働いていた経験がある方でない限り、あまりおすすめできません。
理由は2つです。
- 塗装に専門的な知識や技術が必要なため
- 高所での作業が必要になる場合があるため
外壁塗装は単に塗るだけだと考えている方もいますが、塗装するまでに下準備や処理が必要で、塗る際にも技術が必要です。
また、塗装箇所によっては高所での作業が必要な場合もあり、危険が伴います。そのため、基本的に専門の業者へ依頼して外壁塗装を行ってもらいましょう。
自分で外壁塗装するときの正しいやり方
外壁塗装を自分で行うのはおすすめできませんが、それでも自分で外壁塗装を実施したい方に向けて、自分で外壁塗装をするときに用意するべきものや正しいやり方を解説します。
自分で外壁塗装するときに用意するもの
自分で住宅の外壁を塗装する際には、次のものを用意しましょう。
- 適切な塗料:
外壁材や用途に応じた塗料を用意する - 塗装用具:
塗装ブラシ、ローラー、塗装用のマスキングテープ、養生シートなど - 安全装備:
安全ヘルメット、安全帯、作業手袋、安全靴などを着用し、転落やけがのリスクを最小限に抑える - クリーニング用具:
高圧洗浄機、洗剤、スポンジ、ブラシなどのクリーニング用具を用意する - 作業服と保護具:
塗料や洗剤から身を守るために、作業服やエプロン、ゴーグル、マスクなどの保護具を用意する
これらの道具はホームセンターやネットショップで手軽に買いそろえることができます。
1. 洗浄
洗浄は外壁塗装の最初の工程です。塗料の密着性を高めるために汚れやカビ、古い塗料を除去します。
洗浄のやり方は、まず塗装の対象となる外壁を高圧洗浄機で洗浄します。高圧洗浄機がない場合は、バケツに水を汲んでおきブラシで汚れをこすりましょう。汚れの頑固な部分には洗剤を使用します。洗剤を均等に塗布し、ブラシでさらにこすり洗いします。
最後に、汚れや洗剤の残留物を水で十分に洗い流します。洗浄後は、外壁を完全に乾燥させることが大切です。
2. 養生
養生は塗装作業中に塗料が飛び散ることや、周辺の建材や窓ガラスなどに塗料が付着することを防ぐために行います。塗装する範囲の周囲を養生シートやビニールシートで覆い、建物や周辺の窓、ドア、ガーデニング用具など、塗料が付着しないように注意しましょう。
養生シートは、マスキングテープを使用して、しっかりと固定します。塗装する範囲と養生シートの間には隙間がないように気をつけ、塗料の飛び散りを最小限に抑えることがポイントです。
3. 下地処理
塗料の密着性を高めるために、下地処理は重要な作業です。
下地処理の工程では、壁面にクラックやはがれ、腐食などの問題がある場合は、それらを補修します。適切な補修材や接着剤を使用して、壁面を均一でなめらかな壁に整えましょう。
また、外壁材の状況や環境に応じて異なりますが、プライマーやシーラー、微弾性フィラーを塗布します。塗布量や乾燥時間は、塗料メーカーの指示に従って行うことが大切です。
下地処理後、壁面を触ってなめらかさや均一性などを確認し、必要に応じてさらなる下地処理を行い、塗装面を整えましょう。
4. 下塗り
下塗りは、下地となる外壁材と中塗り・上塗りの塗装を密着させる重要な工程です。
下塗り用の塗料を選ぶときは、耐久性や密着性が高いものを選ぶことが重要です。購入後、塗料を均等にかき混ぜ、塗装用具(ハケまたはローラー)で外壁に塗布します。適量の塗料を使い、均一な厚みで塗り広げるようにしましょう。
塗布した後は、それぞれの塗料に応じて乾燥時間を設けます。塗料メーカーの指示に従って、下塗りの乾燥時間を確保します。
下塗りが完全に乾燥したら、壁面の状態を確認してください。下塗り材が均一に塗られているか、欠損やムラがないかを注意深くチェックしましょう。必要に応じて追加の下塗りを行います。
5. 中塗り
中塗りは、下塗りの後に行われる塗装工程です。3回塗りが必要な場合に必要になります。中塗りの目的は、下塗りと上塗りの間に中間層を作り、塗料の厚みや色の均一性を調整することです。
中塗りのやり方は、下塗りと同様です。塗布が終わり、中塗りが完全に乾燥したら、壁面の状態を確認します。均一な塗り面が得られているか、欠損やムラがないかを注意深くチェックしましょう。必要に応じて追加の中塗りを行ってください。
6. 上塗り
上塗りは、最終的な仕上げの工程です。人の目に映るため、当然ながら大切な工程です。外壁塗装を美しく仕上げるために、均一かつ平滑に塗るようにしましょう。
上塗り用の塗料を選ぶ際には、耐久性や色の鮮明さを保つ性質をもっているものを選ぶことが重要です。また、多くの塗料製品は、同じものを中塗りと上塗りで塗り重ねることを想定しているため、事前にチェックしておきましょう。
やり方は下塗りや中塗りと同様です。
7. 片付け
上塗りが完了したら、作業した場所の片付けを行います。
養生シートやビニールシートを外し、周辺の建材や窓ガラスに塗料が付着していないかを確認します。同時に、ブラシや洗剤を使用してキレイに清掃しましょう。
使用した塗装用具(ハケやローラー)は、適切な方法で洗浄し、塗料や汚れを除去します。塗料の廃棄方法は、各自治体のガイドラインに従って行ってください。未使用の塗料は、密閉容器に入れて保管しておくとよいです。
外壁塗装を業者に依頼するときの流れ
ここまで、自分で外壁塗装を行うやり方についてご紹介してきました。しかし、外壁塗装はDIYではリスクを伴うため、基本的には専門の業者に依頼することをおすすめします。外壁塗装を業者に依頼する際の一般的な流れを見ていきましょう。
1. 依頼する業者のリサーチ・選定
外壁塗装を業者に依頼する場合、まずはリサーチして信頼できる業者を選定する必要があります。
インターネットや口コミ、知人からの情報などで複数の業者について情報を収集しましょう。業者の実績や評判、保証内容、料金などをきちんと比較検討することが大切です。
2. 見積もりを作成してもらう
ある程度、業者を絞り込んだ後は、業者に問い合わせをして現地の状態を確認してもらいながら見積もりを作成してもらいます。
相見積もりを取ることで、複数の業者の見積もりを比較し、適切な価格と内容で施工してもらうことが可能です。
3. 依頼する業者を決める
複数の業者からの見積もりを比較し、工事内容や価格、信頼性、対応の丁寧さやスムーズさなどを考慮しながら最終的に依頼する業者を決定します。
契約前に業者とのコミュニケーションを重視し、疑問点や要望をしっかりと伝えることも大切です。
4. 契約して外壁塗装工事を正式に依頼する
依頼する業者が決まったら、正式な契約を行い、外壁塗装工事を依頼します。
契約書には工事内容、料金、工期、保証内容などが明記されています。悪徳業者の場合、工事内容を「一式」などと雑な記載をしていたり、保証内容を記載していないことがあります。契約書の内容をよく確認し、必要な手続きを適切に行いましょう。
5. 打ち合わせ
契約後、業者との間で工事の具体的な内容について打ち合わせが行われます。打ち合わせでは、工事の開始時期や工程、使用する塗料の色や種類、養生や安全対策の取り組みなどが話し合われます。
また、工事期間中の連絡方法や作業に支障がないようにするための要望なども伝えることができます。
6. 施工開始
打ち合わせが終わり、工事が予定通り進行できるようになったら、施工が開始されます。業者の専門知識と技術によって外壁塗装が行われます。
工事中は、作業エリア周辺の安全を確保するために注意が必要です。施工主としては、工事中は特にやるべきことはありませんが、工事の進捗状況や品質について定期的に確認するとよいです。
工事中に塗料の匂いや作業音が気になる場合は、工事開始までに一時的な住まいの準備を進めておくことをおすすめします。
7. 立ち会いでのチェックと引き渡し
工事が完了したら、業者立ち会いのもとでチェックが行われます。外壁の仕上がりや品質に問題がないかを確認し、納得が得られた場合は引き渡しとなります。
工事の保証やアフターサービスについても最終確認を行い、必要な書類や保証書を受け取ってください。
まとめ
外壁塗装のやり方だけを見ると比較的簡単にできそうですが、実際は専門的な技術や知識が必要な作業で、自身での作業は高いリスクをともないます。最悪の場合、高所作業中の事故や、作業のミスによる問題が発生する可能性もあります。
結局、業者に依頼することになるケースも少なくありません。そのため、外壁塗装を考えている場合は、信頼できる業者にお願いすることを強くおすすめします。
業者選びで困った場合は、株式会社ミヤケンにご相談ください。ご要望に対して最大限お応えして作業を行います。相談や見積もり、その際の出張費は無料ですので、お気軽にどうぞ。
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