和風の住宅の外壁塗装におすすめの色は?実際の施工事例も紹介
2024.05.07更新 外壁塗装

外壁塗装で和風・和モダンな住宅にしたいと考えている方はいないでしょうか。しかし、どんな色選びにしたらよいのか分からない方も多いと思います。
そこで本記事では、和風・和モダン住宅の外壁塗装におすすめの色や注意点、失敗しないポイントについて解説していきます。
目次
和風・和モダン住宅の外壁塗装におすすめの色は?
「和」の印象がある外壁塗装をするには、日本の伝統色(和色)を使うことが大切です。具体的には次のような色があります。
- 臙脂(えんじ)色
- 藤色(ふじいろ)
- 小豆色(あずきいろ)
- 焦茶色(こげちゃいろ)
- 桜色(さくらいろ)
- 桃色(ももいろ)
- 鼠色(ねずみいろ)
- 朱色(しゅいろ)
これらの色を外壁塗装で使うことで、和風・和モダンな印象を与えることができます。また、ツヤなしで塗装すれば「和風住宅」に、ツヤありで塗装すれば「和モダン」な住宅に仕上がりやすいです。
和風・和モダン住宅の外壁塗装で失敗しないための3つのポイント
外壁塗装で和風・和モダンな住宅にしたい場合、外壁の色選びは非常に重要です。雰囲気や印象を大きく左右するため、失敗しないように注意が必要です。ここでは、和風・和モダンな住宅の外壁塗装で失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
1. ツートンにするときは色同士の相性を意識する
和モダンな住宅や和風住宅でもツートンカラーは人気です。ただし、ツートンカラーを採用する場合は、色同士の相性を意識する必要があります。色の組み合わせが悪くなると、住宅のバランスが崩れたり、違和感を与えたりするため注意しましょう。
例えば、落ち着いた雰囲気を演出したい場合は、和風の伝統色である焦茶色や鼠色を基調とし、アクセントとして明るい色を取り入れるのが良いでしょう。色の組み合わせに悩む場合は、カラーコーディネーターや専門家の意見を求めるのも一つの選択肢です。
こちらの記事では、色選びの際のポイントについて解説しています。
2. 屋根の色との相性を意識する
外壁に採用する色を選ぶ際には、屋根の色と相性がよいかも考慮することが大切です。
屋根と外壁の色が調和していないと、外壁の色のバランスは良くても、住宅全体で見たときには「何か違和感が…」という事態になりかねません。住宅全体のバランスを考えたうえで外壁塗装を行わないと、外観が損なわれてしまうのです。
和風住宅の屋根には瓦屋根が採用されることが多く、瓦の色は黒系が基本です。一般的には、黒系の屋根には明るめの外壁色が良いとされています。そのため、黒い瓦を屋根に使っている場合は、外壁に明るい色を選ぶことで、住宅全体の印象が引き締まるでしょう。
屋根だけでなく、雨樋や軒裏などの付帯部との兼ね合いも注意が必要です。細かい部分まで配色を検討しましょう。
3. シミュレーションツールを活用する
色を選ぶ際には、カラーシミュレーションツールの活用をおすすめします。シミュレーションツールを使用することで、実際に外壁の色やデザインを仮想空間上で組み合わせて、どんな外観になるかを確認できます。
そのため、イメージ通りの外観を想像しやすくなり、失敗を防ぐことができるでしょう。
近年、カラーシミュレーションが可能なアプリは多数あります。スマートフォンで使えるものも多いため、一度シミュレーションしてみるとよいでしょう。
ただ、シミュレーションツールを使用する際には、いくつかのポイントに注意することも大切です。まず、画面上での見え方は、実際の外観とは異なる場合があるため、実際の現場や業者に頼んで、サンプルを確認することも大切です。
また、ツールが提供している色の範囲に制約がある場合もあるので、塗料カタログなども合わせて参考にするとよりリアルにイメージできるようになります。
こちらの記事では、おすすめのカラーシミュレーションツールや色選びのコツについて解説しています。
関連記事:外壁塗装のシミュレーションで外壁の色選びを失敗しないコツを紹介!
木材の風合いを残したまま外壁塗装したいときは?
和風住宅は木造住宅であることが多く、その特長として木材を使用している箇所が多いことが挙げられます。外壁塗装を行う際に、木材の風合いや木目を活かしたいと思う方も多いでしょう。
そんなときは、浸透型塗料やクリア塗料を活用するのがおすすめです。自然な風合いが表現され、より和が感じられる住宅になるでしょう。
浸透型塗装は、木材の質感や木目を生かしながら、保護や防腐効果をもたらします。塗膜が薄く、木材の通気性を損なわないため、湿気の影響を受けにくく、長期間の耐久性を保つことも可能です。
しかし保護力が表面塗料よりも劣る場合があるため、防汚効果や色の変化を抑えるために、定期的なメンテナンスが必要です。また、塗り重ねができない点も注意しましょう。
クリア塗装は、透明な塗料のため木材の表面を保護しながらも木材の風合いを最大限に活かせます。
ただ、チョーキング現象が起こらないためメンテナンスするタイミングの判断が難しい点に注意が必要です。およそ7~10年と言われているため、それを目安にメンテナンスを行いましょう。
こちらの記事では、木材への外壁塗装におすすめな浸透性塗料について解説しています。
関連記事:外壁塗装に浸透性塗料を使うメリットは?壁材ごとの効果も解説!
和風・和モダン住宅の外壁塗装の施工事例
ここまで和風・和モダンな住宅にするに合う外壁のポイントや、木目を活かす塗り方について見てきました。しかし実際の住宅を見ないと、イメージが湧きにくいと思います。そこで、実際に和風・和モダン住宅の外壁塗装を行った事例を見ていきましょう。
外壁塗装で和モダンな印象にアップグレード


さまざまな業者のチラシがポストに入っていたことから、お施主様が不安になり、外壁塗装を検討し始めた施工事例です。
外壁には地震によるひび割れや長年の汚れ・コケが見られ、付帯部である雨樋は全体的に白くあせており、外観が損なわれた状態でした。
そこで、洗い残しがないよう注意しながら高圧洗浄を行った後、アステックペインとの低汚染遮熱シリコン塗料で外壁塗装を実施しました。その結果、ソルトブッシュ(グレーにベージュと緑を混ぜたような色)が印象的な和モダンな住宅に仕上がっています。
関連記事:メリハリのある和モダンな仕上がりに
新築同様の和風な仕上がり
外壁の劣化や鉄柱のサビが気になり始めたことがきっかけでスタートした施工事例です。外壁だけでなく、軒裏天井や雨樋、雨戸、下屋根なども外壁塗装を行いました。
具体的な工程として、まずは外壁や屋根をはじめとした場所についた砂埃などの汚れをキレイに洗い流しました。その後、各箇所で下塗りと2回の上塗りを丁寧に行い、新築のような印象を取り戻しています。
関連記事:和風な仕上がりのモルタル外壁塗装工事
モダンな印象の和風ツートン


施工前はサイディングの汚れやコーキングのひび割れが目立つ状態でした。さらに雨樋や雨戸ではチョーキング現象や色褪せも見られていました。
本施工では、まず打ち替えによるコーキング補修を行った後、外壁や軒裏天井、雨樋の下塗りと上塗りを丁寧に行っています。また、雨戸は研磨処理で下処理を行った後、吹き付け塗装で仕上げました。
結果的に、ホワイトとブラウン・クリームの2色の和風ツートンが素敵な住宅となっています。
関連記事:落ち着いた印象の和風ツートン
和風ツートンで美観を取り戻した外壁塗装


外壁や雨樋でのチョーキング現象や各所の塗膜のはがれから、塗膜が劣化していることが分かりました。本施工では、外壁塗装を1階部分と2階部分に分けて、それぞれ丁寧に塗装を実施。
その後、各所の塗装や雨戸の塗り替えも行いました。最終的に、1階部分の青みがかった濃いめの茶色と2階部分のベージュで生まれた和風ツートン住宅に仕上がっています。
瓦屋根とブラウン・クリームがマッチした和風な住宅に


外壁には、紫外線や雨風の影響でチョーキング現象やひび割れが見られていました。初期段階ではありましたが、塗膜が劣化している証拠です。
そこで高圧洗浄による洗い流しの後、アステックペインとの遮熱シリコン塗料を用いて、下塗りと上塗りをたっぷりと丁寧に塗ったことで、キレイなブラウン・クリームが映える住宅へと変身しています。
お施主様からは、細部まで気配りがされた養生や丁寧な外壁塗装に対して感謝の言葉をいただきました。
関連記事:前橋補助金を使用した瓦屋根の和風なお家の外壁塗装工事
まとめ
和風・和モダンな住宅の外壁塗装では、色選びが肝心です。カラーシミュレーションや業者によるアドバイスを参考にしながら、慎重に検討していくようにしましょう。
株式会社ミヤケンには、カラーコーディネーターの資格を保有したスタッフが在籍しています。色選びで悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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