外壁塗装の工事期間はどのくらい?工程別の日数と延びるケース
2024.05.07更新 外壁塗装

外壁塗装の工事を検討する際、どのくらいの期間がかかるのか気になると思います。本記事では、住宅の外壁塗装にかかる期間に加え、どのようなケースで期間が延びる可能性があるのかを解説していきます。
目次
住宅の外壁塗装の期間はどれぐらい?工程別に解説!
住宅の外壁塗装工事には、7~10日ほどの期間がかかります。主に必要な作業工程は9つで、これからそれぞれの工事にかかる期間やどのようなことを行うのかについて解説していきます。
9つの工程とそれぞれの工事にかかる期間を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
工程 |
期間 |
作業内容 |
1.準備 |
1日 |
道具の準備や近隣住民への挨拶まわりなど |
2.足場の設置 |
1日 |
足場の組み立てや安全確保のための作業 |
3.高圧洗浄 |
2~3日 |
高圧洗浄機を使用して外壁の汚れや古い塗膜を除去する作業 |
4.下地処理・養生 |
1~2日 |
塗装の下地となる箇所の処理や周囲の保護 |
5.下塗り |
1日 |
下地に下塗り塗料を塗布し、塗膜の密着性や耐久性を高める作業 |
6.中塗り |
1日 |
下塗りの後に中塗り塗料を塗布し、塗膜の厚みを均一にする作業 |
7.上塗り |
1日 |
中塗りの後に上塗り塗料を塗布し、外壁の色や仕上がりを決定する作業 |
8.完了検査 |
1日 |
塗装面や周囲に問題ないかの確認 |
9.足場の撤去・片付け |
1日 |
足場の撤去や清掃作業 |
1. 準備(1日)
外壁塗装の工事に取り掛かる前に、1日ほど準備が必要です。道具の準備はもちろんのこと、近隣の住宅に「挨拶まわり」を行うことが大切です。
工事の際は、足場の設置や道具の搬入、塗料の匂いなどで近隣住民には迷惑がかかってしまいます。一言もなく工事を開始すると、後々トラブルに発展する可能性があるため、確実に挨拶まわりを行っておきましょう。
場合によっては外壁塗装の業者が代わりに挨拶まわりをしてくれることもあるため、業者の方と相談しておくとよいでしょう。
こちらの記事では、外壁塗装前に行う近隣への挨拶について解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:塗装前のご近隣挨拶はしたほうがいいの?
2. 足場の設置(1日)
外壁塗装の安全な作業環境を確保するために、足場の設置が行われます。足場は建物の周囲に組み立てられ、作業員が高所で安定した作業ができるようにします。
足場の設置には専門のスタッフが関与し、通常は1日で完了します。足場の設置には場所や建物の形状によって個別の計画が必要で、作業効率や安全性に影響を与える重要な工程です。
こちらの記事では、外壁塗装の際の足場の大切さについて、解説しています。
関連記事:足場の必要性とは
3. 高圧洗浄(2〜3日)
塗料の密着性向上を目的として、高圧洗浄機で外壁表面から汚れやコケ、カビなどを取り除きます。
高圧洗浄には時間がかかるため、通常は2〜3日を要します。外壁の状態や汚れの度合いによっては、時間がさらにかかることもあるため確認するようにしましょう。
こちらの記事では、外壁塗装工事の最初の工程である「高圧洗浄」の効果について解説しています。
関連記事:塗装工事の最初に行う「高圧洗浄」ってどんな効果があるの?
4. 下地処理・養生(1日〜2日)
外壁塗装の耐久性や仕上がりに影響を与える下地処理と、養生の作業が行われます。具体的には、外壁の凹凸や傷を修正するためにパテ処理や補修が行われ、均一な下地が整えられます。
また、塗装作業中に周囲の建物や植栽などを保護するために養生が行われます。下地処理と養生にかかる期間は、1日から2日ほどです。
なお、外壁にサイディング材が使用されている場合、下地処理や補修の工程が他の素材に比べて複雑で時間がかかることがあります。
サイディング材の状態や補修の必要性によっては、下地処理の期間が長くなることもあるため、余裕をもった工事のスケジューリングが必要です。
こちらの記事では、外壁塗装の下地処理とは何かについて詳しく解説しています。
関連記事:外壁塗装は下地が大事?
5. 下塗り(1日)
下塗りは、下地に下塗り塗料を塗布する作業です。塗膜の密着性や耐久性を向上させるのが目的で、1日ほどかかります。
下塗り塗料は吸い込みが良く、下地の凹凸を埋めるために厚めに塗布されます。下塗りの段階で塗膜の均一性や密着性を確保しなければ、はがれやひび割れなどが起こりやすくなるため、丁寧な作業が求められます。
6. 中塗り(1日)
下塗りの上に中塗り塗料を塗布します。中塗りの作業にかかる期間も通常は1日ほどです。
中塗り塗料は、下塗りと上塗りの間の層としての役割を果たし、塗膜の厚みを均一にすることで美しい仕上がりを実現します。
7. 上塗り(1日)
上塗りは外壁塗装工事の最終工程で、中塗りの上に上塗り塗料を塗布します。上塗りの作業も通常は1日で行われます。
上塗り塗料は外壁の見た目や仕上がりに直接的な影響を与えるため、美しい色合いや質感を実現するために丁寧に塗布されます。
こちらの記事では、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3つについて、解説しています。
8. 完了検査(1日)
完了検査は、外壁塗装が完了した後に行われる工程です。主な目的は、施工の品質や仕上がりを点検し、必要な修正や見直しを行うことです。通常、完了検査は1日で行われます。
専門の検査員が外壁全体を詳細にチェックし、塗装のムラや塗り残し、色の不均一性などがないかを確認します。
また、施工中に発生した汚れや養生の跡なども同時に確認されます。必要に応じて追加の塗装や補修が行われ、品質の高い仕上がりになるかどうかの最終関門と言えるでしょう。
こちらの記事では、実際に「完了検査」はどのようなことをしているのかについて解説しています。
関連記事:どんなところをチェックするの?お家の塗装工事の「完了検査」とは?
9. 足場の撤去・片付け(1日)
足場の撤去・片付けは外壁塗装工事が完了した後の最終工程です。通常、この作業も1日で行われます。足場を撤去するためには専門の作業員が必要で、安全を確保しながら慎重に進められます。
また、足場の撤去後には周囲の清掃や片付けも行われます。残された資材やゴミを適切に処理し、施工現場をきれいに整えます。足場の撤去・片付けが終わったら、外壁塗装の施工は完了です。
外壁塗装に合わせて屋根も塗装する場合の期間は?
外壁塗装に合わせて屋根の塗装を行う場合、通常は外壁塗装の期間に3〜4日程度の期間が追加されるのが一般的です。
外壁塗装と屋根塗装は、それぞれ別の作業工程で、異なる材料や技術が必要です。屋根の塗装には、屋根の種類や状態によって異なる手法や塗料が使われるため、専門的な知識と技術が求められます。
また、塗装の乾燥や硬化にも時間がかかるため、作業期間を適切に設定しなければなりません。したがって、外壁塗装に合わせて屋根も塗装する場合は、通常の外壁塗装の期間に3〜4日を追加して考えておくとよいでしょう。
ただし、具体的な期間は屋根の種類や面積、現在の状態によって異なる場合があります。塗装業者と相談しながら、最適な工期を確認することが重要です。
こちらの記事では、屋根塗装に適したタイミングや塗装が必要となる劣化症状を解説しています。
関連記事:屋根塗装に適した時期とは?工事におすすめの季節や注意すべき劣化症状を紹介
外壁塗装の期間が延びるケース
一般的に外壁塗装でかかる期間をご紹介しましたが、いくつかの要素で工事の期間が延びることがあります。詳しく見ていきましょう。
天候による影響
外壁塗装は雨が降ると作業を中止せざるを得ないため、その分だけ工事の期間が延びてしまいます。雨が降ると塗料がうまく乾燥せず、塗膜の密着や品質に影響を及ぼす可能性があるため、作業を中断する必要があるのです。
そのため、外壁塗装は晴天の日に行われることが理想で、天候を考慮して施工されますが、予期せぬ天候変化によって作業計画が乱れることもあります。
天候が不順な時期や雨が続く地域では、外壁塗装の期間が予定よりも延びることがあるため、あらかじめ把握しておきましょう。
また、塗装が完了した後に天候が崩れてしまった場合も、十分な乾燥時間が確保できずに、塗装の完全な固着が遅れる可能性があります。
こちらの記事では、外壁塗装が雨によって受ける影響について解説しています。
関連記事:外壁塗装は雨の日でもできる?雨によって受ける影響と注意点
外壁の状態が悪く補修に時間がかかる
外壁の状態が悪い場合、補修や下地処理に時間がかかることがあります。外壁にはひび割れやはがれ、腐食、劣化などの損傷が見られることがありますが、これらの問題がある場合、塗装の前に修復や補修作業が必要です。
また、外壁の素材や損傷の状態によっては、特殊な下地処理が必要な場合もあります。これらの補修や下地処理には、より慎重な作業が必要で、時間と手間がかかってしまいます。結果として外壁塗装工事の期間が延びることが考えられるため、注意が必要です。
こちらの記事では、補修が必要となるひび割れについて解説しています。
関連記事:外壁の塗装が割れる5つの原因とは?早急に補修が必要な状態を徹底解説!
外壁塗装にかかる期間を短くすることはできる?
外壁塗装の工事を行うタイミングとして、雨の少ない時期や日照時間が長い時期を選ぶことで、外壁塗装の期間を多少短くすることができます。
晴天の日や乾燥しやすい時期に作業を行うことで、塗料が素早く乾燥し、塗膜の固着が早まるため、作業の進行がスムーズになるでしょう。また、気候の安定している時期に外壁塗装を行うことで、天候の影響を最小限に抑えることも可能です。
ただし、日照時間の長い時期や雨の少ない時期を選んだとしても、劇的に期間が短くなるわけではありません。
基本的には、外壁塗装の品質や耐久性を確保するために、適切な期間を確保することが重要です。期間を短くしたい場合でも、品質や施工の丁寧さを妥協することは長い目で見るとおすすめできません。
こちらの記事では、外壁塗装に適切な時期・季節について解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:外壁塗装を行う時期はいつ?ベストタイミングとおすすめの季節を紹介
まとめ
外壁の工事期間は7~10日ほどで、屋根の塗装や補修作業が必要になった場合や天候の状況によって、期間が前後します。
丁寧に対応してくれる業者であれば、質問することで想定される期間を教えてくれるため、相談してみるとよいでしょう。
株式会社ミヤケンでも、何か困りごとがあればいつでも相談に乗れますので、ぜひご相談ください。
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