雨漏りの原因は?主な7つの原因と4つの調査方法
2023.05.10更新 外壁塗装

「雨が降るたびに雨漏りするけど原因がわからない…」
そんな悩みを抱えている方はいませんか?雨漏りして室内が濡れているにもかかわらず、原因不明で対処できない方に向けて、雨漏りの主な原因7つをご紹介します。
知識をもっておくことで修理業者に依頼するときにも役立つので、ぜひ参考にしてください。
目次
雨漏りを発生させる7つの主な原因
雨漏りが発生する原因はさまざまですが、主な原因として7つが考えられます。これらの原因を理解し、今後の雨漏り予防や修理を依頼するときの役に立てましょう。
屋根材の劣化
屋根に使用されている板金やスレートなどの屋根材が劣化すると、雨漏りが発生する可能性があります。屋根材は紫外線や雨風などの自然環境の影響を受けやすく、時間が経つにつれて劣化してしまいます。
とくに、古い建物や長期間メンテナンスがされていない建物では、気づかないうちに屋根材の劣化が進んでいることが多いです。
しかし、屋根材がどういう状態かを自分で確認するのは危険が伴います。専門の業者に調査を依頼しましょう。
窓のサッシの劣化
外壁から伝って雨水が浸入する箇所として多いのが、窓のサッシまわりです。
窓のサッシまわりはコーキングによって処理されています。コーキングが劣化し壁との間に隙間が生まれると、窓まわりから雨漏りが発生する可能性があるのです。
また、窓のサッシ自体が劣化している場合や施工不良によって元々隙間がある場合も雨水が侵入しやすくなります。
ベランダの防水層の劣化
ベランダの床面は、下地の上に「防水層」を設け、さらに上から塗料を塗ることで作られています。
しかし、屋根材や外壁材などと同じように、防水層も月日が経つにつれて劣化してしまい、本来の役割を果たすのが難しくなります。それにより、壁や天井に水が染み込み、室内に雨漏りしてしまうのです。
防水層に使われる塗料はさまざまで、ウレタン樹脂や繊維強化プラスチックといったものがあります。それぞれのメリット・デメリットがあるため、再び防水層を作る場合は業者と相談して適切な塗料を使用しましょう。
排水溝のつまり
ベランダには水が溜まらないよう、排水溝が設けられています。しかし、排水溝が詰まってしまうと、水の流れが悪くなり、ベランダに水が溜まるようになります。
この状態が長く続くと、壁や床面に水が染み込み、雨漏りの原因になってしまうのです。排水溝は、定期的に清掃することで詰まりを防ぐことができます。
外壁の劣化
住宅の外壁にはクラックと呼ばれるひび割れが発生することがあります。そのひび割れから雨水が浸入し、雨漏りを発生させてしまうことがあります。
そもそも外壁材自体には、雨風や紫外線に長期間耐えられるだけの耐久性はありません。そのため、耐久性を補うために塗装を施します。
しかし、定期的にメンテナンスをしていないと、塗料の保護機能も低下し、外壁材がひび割れを生じやすい状態を作ってしまいます。外壁材および塗装ともに日頃から状態を確認しておくことが大切です。
また、外壁材と外壁材の隙間を埋めるためにコーキングによる処理が施されていますが、そのコーキングの劣化によって雨漏りが発生することもあります。
天窓のコーキングの劣化
住宅の天窓は、明るさや通気性を確保するために設置されます。
天窓の周りには雨水が侵入しないようにコーキングが施されていますが、時間の経過や風雨によって劣化し、ひび割れや剥がれが生じることがあります。この劣化した箇所から雨漏りが発生する場合があるのです。
雨樋のつまりや劣化
住宅の雨樋は、屋根から流れ落ちる雨水を地面に排水するための設備です。しかし、落ち葉や枝などのゴミ、風雨による破損によって雨樋が詰まったり劣化したりすると、正常に排水することができません。
そうすると、屋根や天井に溜まった雨水が壁をつたって流れるようになり、雨漏りの原因になる場合があります。
とくに、落ち葉やごみが雨樋にたまりやすい場所や、雪が多い地域では、雨樋の点検が重要です。また、雨樋は定期的に清掃することで、詰まりを防ぐことができます。
雨漏りの原因がわからないときの調べ方・調査方法
雨漏りの主な原因7つをご紹介しましたが、実際に雨漏りをすると原因がわからない場合も少なくありません。そこで、必要なのが雨漏り調査です。
自分で行うには難しいですが、どのような調査を行うかを知っておくことで雨漏りの修理業者に安心して依頼できるようになります。
目視による調査
目視調査は、建物の内部や外部を直接目で確認する方法です。屋根や壁面、窓枠などの細部をチェックして、雨漏りの原因を特定します。
目視調査は、比較的簡単に実施できる方法であり、初期の雨漏りを発見するのに役立ちます。屋根や壁面に目視できない箇所がある場合には、別の調査方法を併用することがあります。
目視調査は基本的に無料で行ってもらえます。ただ、目視調査のみで原因を特定するのは難しく、他の調査と併用することが多いのが実情です。
散水調査
散水調査は、建物の屋根や壁面に水をかけて、雨漏りしている箇所を探す方法です。
水をかけた箇所から雨漏りしている場合、水滴が目立ちます。この方法は、雨漏りの原因を特定するために使用される方法で、比較的正確な結果が得られやすいです。
散水調査の費用相場は、3~15万円程度です。
発光液調査
発光液調査は、発光する特殊な液体を使用して、雨漏り箇所を探す方法です。
発光液は、発酵が進むと発熱する性質があります。この性質を利用して、発光液を塗布した箇所から雨漏りしている場合、液体が発熱して発泡するため、雨漏りしている箇所を特定することができます。
また、建物内部の雨漏り箇所を特定するために使用されることもあります。
発光液調査の費用相場は、10~20万円程度です。
赤外線サーモグラフィー調査
赤外線サーモグラフィー調査は、建物の表面温度を測定することで、雨漏りしている箇所を特定する方法です。建物の表面にある温度差を検出し、温度が高い箇所が雨漏りしている箇所である可能性が高いと判断します。
この方法は、建物の内部に入ることができない場合に有効です。建物の断熱性能や熱損失を評価するためにも使用されます。
赤外線サーモグラフィー調査の費用相場は、18~30万円程度です。
雨漏り修理は自分でできる?
雨漏りの原因が、外壁の小さなひび割れでコーキングだけで対応可能なものであれば、自分で修理して解決することができます。具体的な手順は以下の通りです。
- 原因の特定:外壁材のひび割れやコーキングの劣化が原因であれば重点的に調べる
- 必要な材料の用意:専用のコーキング剤や周囲を保護するテープなどを用意する
- 作業環境の確保:作業しやすい環境を整え、近所の迷惑にならないように準備する
- 修理作業:安全面に十分に留意して、無理のない範囲で作業を行う
ただし、雨漏りの原因が特定できない、原因が複雑、修理が難しいといった場合には、無理に自分で修理を行わず、専門家に依頼しましょう。
コーキングによる修理でも、経験のない方は失敗する可能性があります。失敗すると、かえって雨漏りの原因箇所の状態が悪化するかもしれません。失敗するおそれのある場合は、修理業者への依頼を優先しましょう。
まとめ
雨漏りの主な原因は次の7つでした。
- 屋根材の劣化
- 窓のサッシの劣化
- ベランダの防水層の劣化
- 排水溝のつまり
- 外壁の劣化
- 天窓のコーキングの劣化
- 雨樋のつまりや劣化
どこから雨漏りしているのかがわからないときには、目視調査や散水調査を業者が行い、原因箇所を特定します。
株式会社ミヤケンでも、雨漏り診断士がこれらの調査を駆使して雨漏りの原因を特定し、適切な修理を行います。無料で家屋の診断と見積もりまでできるため、お気軽にご相談ください。
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