雨戸塗装の相場は?3つの劣化症状とDIY時の注意点を大解説!
2023.03.09更新 外壁塗装

「雨戸塗装を検討しているので、業者に依頼したときの相場や単価を知りたい」
「DIYで雨戸塗装する方法や塗装時間はどのくらい必要?」
これから外壁屋根のメンテナンスをお考えの方で、このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
今回の記事では、雨戸塗装を詳しくご紹介します。雨戸にみられる劣化症状やDIYの注意点、雨戸塗装の相場も解説するので、これからのメンテナンスの参考にしていただければ幸いです。
目次
雨戸塗装にかかる相場は
まずは、雨戸塗装にかかる相場はどのくらいか解説します。
業者に依頼した際の雨戸やシャッターの塗装費用は、外壁や屋根のように平米あたりの費用単価ではなく、1枚あたりの費用単価で算出されることが多くなります。
基本的には、雨戸と戸袋はまとめて塗装をおこなうため、見積もり書ではひとつの項目として明記されることが一般的です。
外装塗装をするタイミングで、雨戸も一緒にメンテナンスをおこなうとコストが抑えられます。
サビが見られたり色落ちが気になるのは、塗装メンテナンスのサインです。早めの対処で費用を抑えられるので、気になった症状があればメンテナンスをご検討ください。
雨戸塗装の単価相場
雨戸塗装の単価相場はこちらです。
- 塗装費用相場 約2,000円〜3,500円/枚
この単価は、外壁塗装と一緒におこなった場合の相場なので単価にも幅がでます。
熱によって動きのある鉄部には、密着性の高いウレタン系・シリコン系・フッ素系の塗料がおすすめです。
雨戸塗装では、水性塗料だと密着性が悪いため、油性塗料2度塗りで仕上げるとキレイで耐久性が持続します。
雨戸だけの塗装は割高になりやすい
雨戸だけでの塗装は割高になりやすいと言われています。業者に塗装を依頼した際には、人件費や塗料のほかに足場代がかかることも覚えておかなくてはいけません。
一般的には足場代は10万円ほどかかるので、工事代が思ったよりも高額になってしまいます。
耐用年数や材質、形状によって異なりますが、雨戸の塗装はおおよそ15年に1度のタイミングでおこなう必要があります。
外壁や屋根塗装も、おおよそ10年に1度の塗り替えが必要なので、すべてをまとめて作業した方が費用を抑えられるのでおすすめです。
雨戸の劣化症状は
雨戸の劣化症状は、どのようなものがあるか解説します。
劣化を放置していると、状況が悪くなって雨戸全体の交換が必要になり、費用も高額になってしまうので早めの対処をご検討ください。
- チョーキング現象
- 変色や色あせしている
- サビが発生している
このような劣化症状はメンテナンスのサインです。
チョーキング現象
「雨戸を手で触ると白い粉がついてしまう」これはチョーキング現象が発生していると考えられます。塗装メンテナンスのサインのひとつで、築10年以上が経過したお家でみられる現象です。
チョーキング現象は、紫外線の影響により塗膜が劣化した状態で、この白い粉は塗膜の塗料に含まれる顔料です。雨戸だけでなく外壁や屋根にも発生するため、塗装などのメンテナンスをしなけれなりません。
チョーキング現象はセルフチェックでご確認ください。
- 雨戸を触ったら白い粉がつく
お家のなかでもよく太陽が当たる雨戸を、手で軽く触ったときに、白い粉がつくか確認しましょう。手に白い粉がつくだけでなく、外壁が色落ちしたり、粉状のものが飛んでいたら劣化が進んでいる証拠です。
塗膜の表面の色で、白い粉ではなく茶色や黒の粉がつく場合もあるので、判断できないときには専門業者に調査をご依頼ください。
関連記事:色あせた外壁、触ると手に色がつく・・・チョーキング現象とは?
変色や色あせしている
変色や色あせしているのも劣化症状のひとつです。雨戸表面の塗装が劣化して粉だけになると、変色や色あせが発生します。耐久性が低下するだけでなく、見た目も悪くなってしまうので再塗装が必要です。
雨戸の変色や色あせのセルフチェックはこのようにご確認ください。
- 雨戸が雨に濡れたときに変色していないか
劣化症状がある雨戸や外壁は防水性が低下しているため、濡れると変色します。水に濡れたときに、変色が確認された場合には、対策をとる必要があるのでご注意ください。
サビが発生している
サビが発生しているのも雨戸の劣化症状のひとつなのでご注意ください。
白サビや赤サビなどは、放っておくと周囲に広がり、色が移ってしまうこともあります。
雨戸の強度が落ち、簡単に割れたり雨漏りしてしまうので、小さいサビでも広がる前にご対応ください。
発生してしまったサビは、ケレン作業で丁寧に落とし、防サビ効果のあるエポキシ系のサビ止め塗料を使用するのがおすすめです。
サビが広がってしまうと、美観性も損なわれるので、早めに対処するのがいいと思います。
雨戸の塗装方法は?
雨戸の塗装方法は?業者に依頼した際の工程を解説します。
- 洗浄・下地処理
- 養生
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
雨戸塗装で重要な作業が下地処理のケレン。
ケレンとは、ヤスリなどを使って塗装面のコンディションを整える下地調整のことで、塗料の効果を発揮させるために重要な作業です。
高圧洗浄機で雨戸をキレイにし、ケレン作業で下地を整えてから作業をはじめます。
スプレーガンのシャッター塗装では養生も重要な作業です。
養生とは、塗装部分以外に塗料が付かないように、ビニールや養生テープなどで周辺を覆って保護することをいいます。
特にスプレーガンを用いた塗装では塗料が広範囲に飛び散るので、雨戸以外の部分を汚さないよう、丁寧に養生をおこないます。
下地調整が完了したら、いよいよ塗装作業を開始します。
金属製の部分を塗装するときには、サビの発生を防ぐためのサビ止め処理が必要不可欠。
下塗りでサビ止め効果のある塗料を使用するのが効果的です。
下塗りのサビ止め塗料が十分に乾いたら、次は中塗りをおこないます。
中塗りからは、お客さまが選んだ塗料を使用するので、雨戸の外観は完成に近づいていきます。
工程の最後は上塗り作業です。
上塗りが完了したら塗料をしっかりと乾かし、最後に雨戸が問題なく動くか確認して完了です。
雨戸の塗装回数は?
雨戸の塗装回数は?という疑問をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。効果が長続きするように、一般的には3回塗りをおこないます。
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りで仕上げますが、雨戸塗装でも基本の流れは同じ。
外壁塗装と異なるポイントは、下塗りの際にサビ止め効果のある塗料を使用する点です。
金属製の雨戸には雨や湿気の影響でサビが発生しやすいので、サビ止め塗料を塗っておくことで発生を抑制できます。
関連記事:本庄市にて、お家の雨戸の塗装工事の施工工程のご紹介!
雨戸塗装は自分でDIYできるのか
雨戸塗装をDIYするのは難しいだろうとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし最近では費用が抑えられるので、ご自身で塗装する方も増えています。
塗料や道具が揃っていて、やり方を知っている方であればDIYが可能ですが、雨戸塗装は危険も多いので注意が必要です。
高いところの塗装では、脚立やハシゴを使用すると思いますが、転倒して怪我につながる可能性もあります。
さらに、すべての材質や形状の雨戸がDIYで塗装できるわけではありません。
上げ下ろしすることで塗料がはがれ落ちる可能性のあるシャッタータイプの雨戸、塗料の密着性が低いアルミ製の雨戸は、原則として塗装しないほうがいいでしょう。
市販の塗料では効果がなかったり、シャッターの性能が悪くなる可能性もあるので、判断が難しい場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
関連記事:DIYもいいけれど、やっぱり塗装はプロに頼んだほうがいいかも?^_^;
雨戸塗装にかかる時間と日数は
雨戸塗装にかかる時間と日数は、一般的には4日〜5日ほどです。
塗装は屋外でおこなうため、雨天の場合には作業ができません。
さらに、風が強い日も塗装面にホコリが付着してしまうため、作業の延期が必要になります。
このように悪天候のため工期が延びてしまうことがあるので、業者に依頼する際には、梅雨の時期や台風が多い時期は避ける方が良さそうです。
雨戸塗装も乾燥時間が重要
雨戸塗装も乾燥時間が重要です。塗料の性能を発揮させるためには、塗料を十分に乾燥させてから次の塗料を塗ることがポイント。
塗料には、それぞれのメーカーで適切な乾燥時間が定められていて、気温や湿度により異なります。
乾燥時間は、23度前後でおおよそ3時間〜6時間とメーカーが定めていて、下塗り後に1日空けることを徹底している業者もあるほど乾燥は重要です。
雨戸塗装にかかる日数
雨戸塗装にかかる日数は、4日〜5日間が平均的です。冬は日照時間が短いので、1日の作業時間が夏場と比べて短くなります。
同じ工事内容であっても、冬は工期が1日〜2日長くなることも珍しくないので余裕を持ってスケジュールを立てることをおすすめします。
季節ごとの雨戸塗装のメリット・デメリットはこちらです。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
メリット :空気が乾燥しているので工事にはベストな時期
デメリット:繁忙期のため希望の業者に依頼できないことがある
メリット :気温が高いと塗料の伸びが良く作業スピードが速い
デメリット:梅雨の時期には工事ができない
メリット :空気が乾燥して天候が穏やかなので施工しやすい時期
デメリット:繁忙期のため希望の業者に依頼できないことがある
メリット :空気が乾燥していて塗料の定着がよく作業しやすい時期
デメリット:日照時間が短いため作業時間の確保が難しい
参考記事:本庄市にて、お家の雨戸の塗装工事の施工工程のご紹介!
雨戸塗装後の耐久年数は
雨戸塗装後の耐久年数はどのくらいか解説します。
住環境やお家の構造によって違いはありますが、一般的に雨戸の耐久年数は10年〜15年程度です。
外壁塗装のメンテナンスは、10年程度を推奨しているので、塗装する際には一緒に作業するのがいいと思います。
足場を組んで作業するため、雨戸塗装のみを業者に依頼すると割高になることがあるからです。
耐久年数の目安10年程が経っていなくても、雨戸に異常が見られる場合は早めの対処をご検討ください。
雨戸塗装をしないとどうなるのか
雨戸塗装をしないとどうなるのかというと、サビて使えなくなる可能性が高まります。
雨戸は、常に紫外線や雨風にあたっているためダメージを受けやすく、塗料の塗膜によって保護しなければいけません。
塗装には、見た目を美しくする以外にさまざまな効果が期待できます。雨戸塗装のメリットはこのような点があります。
- 防水
- 遮熱
- 防汚
- 防カビ
- 防サビ
雨戸塗装すると、劣化を遅らせることができるので、定期的なメンテナンスをご検討ください。
まとめ
今回は、雨戸塗装の相場や劣化症状、DIYの注意点をご紹介しました。
外壁や屋根塗装と同じように、定期的にメンテナンスをすることで、雨戸を長持ちさせることができます。
チョーキング現象や色あせ、サビが見られるのは、劣化の初期症状です。
DIYで塗装も可能ですが、サビをとったり、高所での作業には危険がともないます。
お困りの際には、外壁屋根塗装専門のミヤケンにお気軽にお問い合わせください。
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