屋根の雨漏りから家を守る!放置で起こりうるリスクとは
2024.04.30更新 雨漏り関連
屋根は建築物を守るために重要な役割を果たしています。しかし、さまざまな原因で屋根から雨漏りし、家の内部に悪影響を及ぼすことがあります。
本記事では、屋根からの雨漏りの原因や放置することによるリスク、応急処置の方法について解説します。たった今、屋根から雨漏りをしていて困っている方だけでなく、これから家を建てようと考えている方にも役立つ内容ですので、ぜひご参考ください。
目次
屋根から発生する雨漏りの主な原因
屋根からの雨漏りは、家屋にとって大きな問題となります。屋根に穴が開いたり、雨水が染み込んだりすると、内部の壁や床に水が浸入し、建材の腐食やカビの原因になります。ここでは、屋根から発生する雨漏りの主な原因を紹介します。
こちらの記事では、雨漏り修理業者の選び方について解説しています。
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関連記事:雨漏り修理業者の選び方は?優良業者の特徴と費用相場を徹底解説!
屋根本体の経年劣化による雨漏り
屋根の寿命は、材質や建てられている環境によって異なりますが、時間が経つにつれて屋根材が劣化し、雨漏りの原因となります。劣化は、ひび割れ、腐食、変形など、さまざまな形で現れます。とくに古い家屋では、経年劣化による雨漏りが多いと言えます。
板金からの雨漏り
屋根の板金は、さまざまな形状や材質で作られています。板金が曲がってしまったり、錆びてしまったりすると、雨漏りの原因となります。とくに、昔の戸建て住宅に用いられている「トタン」は耐久性が低く、10年程度で穴が開いてしまう場合があります。
また、板金同士のつなぎ目が劣化していると、雨水が染み込むため。定期的なメンテナンスが必要です。
ルーフィングからの雨漏り
ルーフィングは、アスファルトや合成樹脂で作られた薄いシート状の材料で、屋根材の下に敷かれています。ルーフィングが劣化してしまった場合、雨漏りの原因となります。とくに、屋根材との接着面に問題があると、水が入り込んでしまうことがあります。
施工不良による雨漏り
施工不良による雨漏りは、新築やリフォーム時に発生することがあります。屋根材の間隔や材料の選定が不適切だったり、屋根と外壁の連続性が確認不足で途切れていたりすることが原因です。
施工不良による雨漏りは、業者の責任で修理されるべきであるため、業者への申し立てが必要です。
屋根からの雨漏りを放置することで懸念されるリスク
屋根からの雨漏りは、放置することでさまざまなリスクをもたらします。
- 建物の構造体に損傷を与える可能性
- 室内環境に悪影響を与える可能性
- 費用が膨らむ可能性
- 見た目が悪くなる可能性
屋根からの雨漏りが放置されると、建物の構造自体にダメージを与える場合があります。たとえば、雨水が染み込んだ場所が腐食したり、シロアリの被害を受けやすくなったりします。このような被害が進むと、建物全体の安定性に影響を与える可能性があります。
雨漏りを放置することは、室内環境に雨水が染み込み、カビや菌の繁殖が進み、健康被害を引き起こすリスクが考えられます。
また、屋根からの雨漏りを放置していると、雨漏りが進行するにつれ修理に必要な工事内容が増え、かかる費用が膨れ上がってしまいます。
また、最終的に建物全体の損傷が進行してしまった場合は、建物全体の修理費用がかかるため、数百万円の支払いが必要になることも考えられるでしょう。
屋根から雨漏りが発生したときの応急処置
屋根からの雨漏りには、素早い対応が必要です。しかし、屋根に登ることは非常に危険で、応急処置を自分で行うことはおすすめできません。また、間違った方法で処置を行うと、より悪化させることになります。
ここでは、屋根からの雨漏りに対する応急処置の方法と、その際に注意すべき点を解説します。
応急処置のやり方
応急処置を行う際は、はじめに雨漏りの原因を確認します。雨漏りの原因が「屋根の穴」の場合は、シートや防水テープを貼り、土嚢や養生テープで仮止めをします。
また、雨どいの詰まりが原因の場合は、枯れ葉やゴミなどによる詰まりを解消します。さらに、屋根材や瓦が割れている場合は、前述したようにシートや防水テープを貼るか、コーキングで仮修理を行いましょう。
こちらの記事では、雨漏りの応急処置の具体的なやり方を6つ紹介しています。
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関連記事:雨漏りの応急処置6選!放置するリスクや適切な対処法を解説
やってはいけない応急処置
屋根からの雨漏りを応急処置する際、やってはいけないこともあります。たとえば、むやみやたらと防水テープを貼り付けて雨水の逃げ道を塞いでしまうのは、逆に雨漏りを悪化させることになります。
また、釘やビスを使って板を打ち付けたりするのもNGです。正しい方法を知らない場合や原因を特定できていない場合は、プロに修理を依頼することをおすすめします。
こちらの記事では、雨漏り修理を自分でやるやり方や注意点について、解説しています。
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関連基準:屋根の雨漏り修理は自分でできる?やり方や業者に依頼する際のポイントも解説!
屋根の上に登って作業するときの注意点
屋根に登ることは非常に危険で、おすすめできません。とくに、雨の日や屋根が湿っている場合、足場が滑りやすくなります。また、屋根が傾斜している場合、転倒の危険性が高くなります。
そのため、どうしても屋根に登って作業を行う場合は、必ず二人以上で作業するようにしましょう。また、安全帯やヘルメット、手袋などの必要な安全装備を着用し、安全に作業を行うように心がけてください。
屋根からの雨漏り修理は自分でもできる?
屋根からの雨漏りは、住まいの大切な部分である屋根が劣化したり、外部からのダメージによって生じたりすることがあります。雨漏りを放置すると、さまざまな問題が発生する恐れがあるため、早期の修理が必要です。
しかし、屋根修理には専門的な知識や技術が必要です。素人が自己判断で修理を行うことは危険であるためおすすめはできません。正しく修理するためには、屋根の種類や材質、補修方法などに関する知識が必要です。
また、安全に作業するための専門的な技術や道具も必要になります。加えて高所での作業になり、屋根の傾斜や天候などによって、事故が発生する恐れがあります。
基本的に素人が自分で作業を行うことは避け、必ず専門業者に依頼するようにしましょう。修理には費用がかかりますが、素人が自己責任で作業するよりも、より効果的かつ安全に、長期的に住まいを守ることができます。
雨漏りの原因を突き止めるためには、屋根の点検が必要です。これも専門業者による点検や診断を受け、原因を特定し、正しい修理方法を提案してもらいましょう。
屋根からの雨漏りは早急に修理することが重要ですが、自己判断で修理を行うことは危険であり、知識や技術が必要です。専門業者に修理を依頼し、安全かつ効果的に住まいを守ることを心がけてください。
こちらの記事では、雨漏りを自分で修理してもよいのかについて、解説しています。
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関連基準:屋根の雨漏り修理は自分でできる?やり方や業者に依頼する際のポイントも解説!
屋根の雨漏り修理にかかる費用の相場
屋根の雨漏り修理にかかる費用は、使われる屋根材や修理範囲、修理内容などによって大きく異なります。それを踏まえたうえでの費用相場は、およそ5~75万円です。屋根の状態が重症の場合は200万円程度かかることがあります。
屋根の雨漏りを修理するときは火災保険が適用されるかどうかもチェックしよう!
屋根の雨漏り修理にかかる費用を火災保険で補償してもらうためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 住宅が火災保険に加入していること
- 屋根の雨漏りが火災保険の対象になる場合(基本的に自然災害)
- 保険金請求を行う前に保険会社に屋根の雨漏り修理の相談や、事前に査定を受ける
また火災保険が適用される屋根の雨漏り修理の例としては、以下のようなものがあります。
- 台風などの自然災害によって屋根が破損して雨漏りが発生した場合
- 火災が原因で屋根が損壊して雨漏りが発生した場合
- 屋根の劣化や老朽化によって雨漏りが発生した場合(保険会社によって異なる)
基本的に自然災害が火災保険の対象となりやすく、屋根の劣化や老朽化は適用されにくいことを把握しておきましょう。自然災害であっても火災保険の適用とならない場合もあるため、確認が必要です。
まとめ
屋根の雨漏りは、屋根材の劣化だけでなく、板金やルーフィングの破損、施工不良といった原因が考えられます。屋根から雨漏りが発生したときは、危険が伴う応急処置や修理などの作業は行わず、専門業者に依頼することが望ましいです。
業者選びで悩んでいる方は、雨漏り施工の実績が豊富な株式会社ミヤケンにお任せください。家の診断から見積もりまでは全て無料なので、すぐに依頼するのが不安な方も、お気軽にご相談ください。
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