スカイツリーの塗装の色は?塗り替え時期や耐用年数・ライトアップ情報もご紹介!
2023.04.05更新 外壁塗装
「スカイツリーはどのような塗装が施されているのだろう?」
外壁屋根塗装専門店のミヤケンで働く私たちは、歴史的建造物や最新の技術を駆使した建造物を見ると、このような疑問を持ちます。
日本を代表する建造物のひとつといえば、東京スカイツリー。
今回の記事では、スカイツリーの塗装の色と、塗り替え時期や耐用年数、ライトアップの意味など、外壁屋根塗装専門店のミヤケンが詳しくご紹介します。
日本の伝統や技術がつまった東京スカイツリーの情報をご確認ください。
目次
スカイツリーの塗装の色は?
スカイツリーの塗装の色は?という疑問を解説します。
スカイツリーの塗装の色は離れてみると白く見えますが、スカイツリーホワイトとよばれるオリジナルカラーを使用しています。
これは、日本の伝統色である藍白という薄い藍染の色をベースに、ごくわずかに青色を混ぜたものです。
スカイツリーホワイトの特徴はこちらです。
- 時間や天候、季節の変化で美しいグラデーションを描く
- 純白よりも遠くから見たときに目が痛くならない
- 日中は真っ白に見え、夕方は真っ赤に見える
このように、スカイツリーホワイトは見るときによって違う表情を見せる、空を写すキャンパスをイメージしているそうです。
スカイツリーの色は誰が決めたのか
スカイツリーの色は誰が決めたのかというと、彫刻家の澄川喜一氏です。日本芸術院会員に選任され、文化勲章も受賞した有名な彫刻家で、澄川氏の作品は全国各地に寄贈されています。
スカイツリーホワイトは、日本の伝統工芸である藍染やものづくりの技術から、東京スカイツリーを連想させてカラーデザインをしたそうです。ごくわずかに複数の色を混ぜた技法は、日本の伝統色でも見られます。
このような日本の伝統を守りながら、澄川喜一氏のデザインで東京の新しいシンボルとしてスカイツリーが完成しました。
スカイツリーに使用されている塗料
スカイツリーに使用されている塗料についてを解説します。
鉄骨造のスカイツリーは、長期的な防食性、耐久性と外観保持が求められます。
塗料を決める際には、最も耐候性に優れたフッ素樹脂塗料が検討され、さらに防食性や耐久性に優れるものとして大日本塗料株式会社のVフロンHBが採用されました。
VフロンHBは、耐久性の向上やVOC抑制 ・低減効果などが評価され、橋梁・プラント・鉄塔などの新設、塗り替えで採用実績が増えてきている塗料です。
東京スカイツリーは3度塗りで仕上げているようです。
スカイツリーの塗り替え時期や耐用年数
ここからは、スカイツリーの塗り替え時期や耐用年数を解説します。
鉄骨造のスカイツリーは、100年の防食性・100年の美観の保持を考慮した耐久性を実現できるように建築されています。美しさを保ちながらも、長持ちする構造物を維持するためには、25年に1度の塗り替え作業が必要です。
スカイツリーの耐食性は30年以上とされていますが、住宅と同じように定期的なメンテナンスを繰り返すことで、耐用年数を延ばすことができます。
日本の伝統が詰まったスカイツリー
日本の伝統が詰まったスカイツリーの概要はこちらです。
- 開業 2012年5月22日
- タワーの高さ 634m
- 重さ 約36,000t
- 収容人数 天望デッキ 約2,000人
- 入場料 展望デッキ 大人 平日2,100円/休日2,300円
スカイツリーは地上デジタル放送用電波塔で、 水族館やプラネタリウムなどの観光施設や店舗が集まる東京ソラマチなど、周辺施設は東京スカイツリータウンとよばれています。
スカイツリーのライトアップの色
スカイツリーのライトアップの色をご紹介します。
江戸の原風景を継承するデザインを取り入れたライトアップは、時間ごとにテーマが変わります。
- 17:45~18:45
- 18:45~22:00
- 22:00~24:00
- 江戸紫をテーマカラーとし、金箔のようなきらめきを表現した動きが特徴
最大限に近い明度で点灯させた白色と展望台の赤がアクセントのシンプルな演出
桜の花びらが舞う美しさをテーマにしたライティング
このほかにも、オリンピックやテレビやアニメとコラボした特別ライティング、コロナ収束や医療従事者への応援ライティング、などもあるのでチェックしてみてください。
まとめ
今回は、スカイツリーの塗装やライトアップをご紹介しました。
既存の色ではなく、スカイツリーのためにデザインされた特殊な塗装は、日本の伝統や文化をイメージした美しいものです。
これまでも、何パターンかライトアップを見たことがある方もいらっしゃると思いますが、時間帯や特別ライティングもたくさんあります。
日本の技術がつまった東京スカイツリーにご注目ください。