UV塗料のメリット・デメリットは?特性やウレタン塗装との違いを徹底解説!
2023.04.05更新 外壁塗装

「UV塗料を使用した外壁塗装が気になっているので、UV塗料について詳しく知りたい」
そんな疑問をお持ちの方に、UV塗料の特性やメリット・デメリット、さらにウレタン塗装との違いについて徹底解説していきます。
UV塗料の特性を理解すれば、きれいな状態を保つ納得のいく工事が可能です。
塗装専門会社「ミヤケン」は、UV塗料を扱う塗装工事も実績豊富ですので、塗装業者にお困りの方はぜひご相談ください。
目次
UV塗料のメリット・デメリットは?
塗装工事をするにあたり、使用する塗料や塗装方法を選ぶ必要があります。塗料や塗装方法には、さまざまな種類があることをご存じでしょうか。はじめに、UV塗料とはどんなものなのかをお話しします。
UV塗料とは、塗装に使用される塗料の1つで、紫外線を照射することにより秒単位で塗膜が硬化する樹脂塗料を指します。
UV塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。
- メリット
- 光沢があり美しい見た目になる
- 硬く傷つきにくい表面
- 無臭で薬品や熱に強い
- デメリット
- 傷がつくと直しづらい
- 価格が高い
UV塗料にはメリットだけでなくデメリットもあるので、メリット・デメリットの両方を知っておくことが大切です。
ここから、UV塗料のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
UV塗料のメリット
UV塗料のメリットはこちらです。
- 光沢があり美しい見た目になる
- 硬く傷つきにくい表面
- 無臭で薬品や熱に強い
光沢があり美しい見た目になる
膜厚が付きやすく透明度にも優れ、他の塗料より高級感のある仕上がりになります。表面もフラットで、ひと塗りしただけでまるで鏡面塗装のようになるのがポイントです。
光沢がある美しい見た目の住宅は、見るたびうれしくなると思います。
硬く傷つきにくい表面
塗装表面の硬さは、「○H」という鉛筆の硬さで表現されます。ポリエステル塗装やウレタン塗装の塗装硬度が1H〜2Hなのに対し、UV塗料は3H〜4Hです。3H以上の硬さで仕上がるため、摩擦によってできる傷に強い塗装になります。
また、多少汚れがついてもフラットな仕上がりのため汚れも落ちやすく、お手入れが楽なのも人気の理由です。
耐久性が高いため、外壁や屋根だけでなく、工芸品などに使用されることもあります。
無臭で薬品や熱に強い
UV塗料は薬品や熱に強いのも特徴で、タバコの火を押し付ける程度なら影響が出ない強い作りとなっています。万が一のことがあっても安心です。
UV塗料のデメリット
UV塗料のデメリットはこちらです。
- 傷がつくと直しづらい
- 価格が高い
傷がつくと直しづらい
UV塗料は汚れは落としやすいものの、傷がついてしまうと補修が難しいのが難点です。
これは、塗膜が非常に硬く、補修の際に塗料をはがすのが難しいためです。補修が不可能というわけではないですが、職人の高い技術が必要になります。DIYで補修しようとなると手間がかかるので、おすすめしません。
補修したい場合、UV塗料の経験豊富な業者にお任せするとよいです。
価格が高い
UV塗料は、他の塗料と比較すると費用が高くなります。
理由としては、UV照射の設備が複雑なこと、UV塗料自体の入手が限られているためです。
UV塗装自体は、紫外線を照射して硬化させる単純な作業なので作業員の人件費は抑えられますが、設備や入手段階で費用がかかります。
また、費用が高く小範囲のみの塗装は難しいため、UV塗装を検討している場合は塗装が可能か、範囲を確認しておくとよいです。
UV塗料を使用した塗装を検討する際は、事前に業者に見積もりをとってもらい、費用を確認することをおすすめします。
UV塗料の特性は?
UV塗料の特性は、紫外線に照射して硬化するということです。
元々工場などの整備が整っている場所でなければ塗装ができませんでしたが、小型の紫外線照射装置が開発され、現在は外壁や屋根だけでなく、木部やスチール、FRP材の塗装にも使用されています。
紫外線の多い時期は、塗料が紫外線に過剰に反応してしまうため、暗幕養生を用意するなど手間がかかることもあります。
UV硬化のデメリットは?
UV硬化とは、紫外線を紫外線硬化樹脂に照射することで重合反応を起こし、液体から固体になる流れを指します。UV塗料を使用した塗装をはじめ、さまざまな分野で利用されています。
UV硬化のデメリットは以下の通りです。
- 複雑な形状は硬化しにくい
- 厚膜塗膜や着色塗膜は内側までUVが入りにくいため、硬化度が落ちる
UV硬化塗料は短時間で塗膜の形成が可能ですが、形状の制限があるため、部位によっては硬化しない場合もあります。
形状によって紫外線の当たらない影の部分も硬化しないので、要注意です。
紫外線塗料の効果は?
紫外線塗料(UV塗料)は、耐久性や上品な仕上がりになる以外にも、効果があります。
紫外線塗料の効果は以下の通りです。
- 環境に優しい
- 防汚・防菌・防カビ効果が高い
紫外線照射により塗膜を硬化させるUV塗料は、公害を抑え、環境に優しい技術となっています。
紫外線塗料の効果について、詳しく解説していきます。
環境に優しい
UV塗料は、塗膜が硬化した後も有機溶剤(他の物質を溶かす性質がある有機化合物)が放出しません。ホルムアルデヒドという、人の粘膜を刺激する有害物質の発散量が少なく、規制値もクリアしています。
嫌な臭いも残らないため、人にも環境にも優しい塗料です。業者やご近所の方の負担にならないのも、うれしいポイントです。
防汚・防菌・防カビ効果が高い
3H〜6HほどのUVコーティングの塗装は、防汚・防菌・防カビ効果が高いです。塗膜の耐久性は10年以上で、塗膜密度も高いため、カビなどの増殖も防いでくれます。汚れだけでなく、防菌や防カビ効果が高いのも人気の理由です。
薬品や熱にも強いため、洗剤や食用油などがついてもシミになりづらくなっています。家の状態をきれいに長持ちさせたいという方は、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
UV塗装とウレタン塗装の違いは?
塗装方法はUV塗装だけでなく、ウレタン塗装、アクリル塗装、無機塗装などさまざまです。
今回は、UV塗装とウレタン塗装の違いを解説しますので、どんな違いがあるのか参考にしてみてください。
- UV塗装
- 塗装方法:アクリレートという樹脂を主原料にしたUV塗料に、紫外線UVを当てて硬化させる
- メリット:耐久性が高い、人件費がかからない
- デメリット:塗料費用が高い、修繕しづらい
- ウレタン塗装
- 塗装方法:ウレタン塗料を使用して塗装する
- メリット:塗料費用が安い
- デメリット:人件費がかかる
UV塗装は紫外線で瞬時に乾燥させるため時間短縮できる一方、ウレタン塗装は職人による手作業なので時間がかかります。
UV塗装とウレタン塗装の仕上がりにほとんど違いはありませんが、耐久性はUV塗装の方が優れています。
さらに、UV塗装は硬い仕上がりになるのが特徴です。
UV塗装とウレタン塗装のどちらかで迷われている場合、工事の所要時間や仕上がりの違いを比較してみてください。
まとめ
UV塗料の特性やメリット・デメリットを解説しました。
耐久性が高いだけでなく高級感のある仕上がりになるUV塗料で、きれいな住宅を長持ちさせてみてはいかがでしょうか。
「ミヤケン」のHPでは、UV塗料を使用した塗装事例をご紹介していますので、よりイメージを膨らませたいという方はぜひご覧ください。
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