【2025年最新版】アスベストの外壁の見分け方は?除去の手順や費用についても徹底解説!

外壁のリフォームをお考えの方で、
もしかすると自宅の外壁にアスベストが含まれていないか気になっていませんか?
「アスベストは体に有害」として、健康に害があることが確認されていますし、
度々ニュースなどでも報じられているのでご存知の方も多いでしょう。
リフォームの際はなおさら撤去した方がいいのでは?と不安に感じてしまうと思いますので、
できるだけ早めにアスベストの有無は確認しておきたいですよね。
ということで今回は、自宅の外壁のアスベストの見分け方や、確認方法。
アスベストの除去方法や業者に頼む際の⚠️注意点⚠️を紹介します。
目次
【アスベストの特徴について】

1970年代までアスベストは、
優れた性質を持つことから「奇跡の建材」と呼ばれ多くの建物に使用されていました。
▼アスベストの代表的な特徴はこちらです。
- 高耐久性
- 耐火性
- 防音声
- 加工や容易
- 軽い
- 安価
見た目の特徴は、まずは表面が柔らかいこと。
さらに、毛羽立っているのもアスベストの特徴です。
色は、灰色、白、青、茶色のものが多いと言われています。
アスベストを手ですりつぶすと、完全に粉状にはならず繊維が残る場合があります。
ただ、アスベストの危険性を考えると自分で触って確認することはおすすめできません。
気になった場合はあまり近づかずに、専門業者に調査を依頼することがいいでしょう。
アスベストについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶厚生労働省:アスベストに関するQ&A
【アスベストの危険性⚠️】

アスベストが有害だということは、知っている方も多いでしょう。
では、どのような健康被害を起こすのか。
アスベストの繊維は、とても丈夫で変化しにくいのが特徴。
ですので、吸い込んで肺の中に入ってしまうと組織に刺さってしまう危険があるのです。
その結果、悪性中皮腫、肺繊維症の原因になり肺がんになるリスクが高まります。
発症するまで15〜40年の潜伏期間があることから
「サイレントキラー(静かな時限爆弾)」と呼ばれることも。
アスベストは目に見えない細い繊維のため、知らないうちに体に吸い込んでしまう危険な物質なのです。
【厚生労働省の発表するアスベストを使用した外壁とは】

建築物において耐火被覆材などとして吹き付けアスベストが、
屋根材・壁材・天井材などとして使用されています。
アスベストは、セメントなどを板状に固めたスレートボードなどに使われた可能性があると厚生労働省は発表しています。
詳細はこちらをご覧ください。
▶厚生労働省:石綿パンフレット等
外壁にアスベストが含まれている場合の特徴はこちら。
- 綿状に張り付いている
- 毛羽立っている
- 青・灰・白・茶
外壁の塗装は、時間が経つにつれてふわふわした綿状に変化します。
天井の梁に吹き付けられ毛羽立っているのが特徴です。
【外壁にアスベストはいつまで使われていた?年代も調査!】

多くの建物に使用されていたアスベストですが、自宅の壁や屋根には使用されたのか。
とても気になるところですが、「◯◯年の建物は100%含まれている」という判断はできません。
ただ、築年数と建物の材質によっておおよその検討はつくといわれています。
アスベストの危険性が知られるようになってから、規制が年々厳しくなってきました。
歴史をたどると、1975年を皮切りに段階的に規制が始まります。
2006年〜2021年にかけ、含有基準がどんどん引き上げられました。
アスベストが含まれているという判断が、厳しくなってきているということです。
さらに2006年の法改正で、アスベストの使用は実質的に全面禁止となりました。
これらをふまえると、2006年以前の建物は、アスベストが含まれている可能性があると
覚えておくといいと思います。 ただ、2006年というのはあくまでも目安です。
この時期をまたぐ工事の際には、規制改正前のルールで建築された建物も存在します。
自宅の工事でアスベストが使用されているか。
2006年前後に建築したご自宅にお住まいの方は注意⚠️が必要です。
【アスベストを含んだ外壁でよく使われていた建材は?】

住宅の建築で使用されていた、アスベストを含む建材はこちらです。
外壁塗装や屋根塗装などで使われた塗料も紹介します。
・リシン・タイル・スタッコ
建築用の外装仕上げとして使用されています。
塗料の伸びが良く、垂れを防止できるので使われていました。
1970年〜1999年までの新築工事や改修工事で多く見られます。
・フィラー
下地調整材としてアスベストを使用したのは、建築用の外装仕上げと同じく、
塗料の伸びが良く垂れ防止のために使われていたとされています。
こちらは、1970年〜2005年までの新築工事や改修工事で使用されていました。
・軒天材
アスベストを含む有けい酸カルシウム板は、軽量で耐火性・断熱性に優れています。
一般建築物の天井や壁材に使用。 外装では、準防火地域の軒裏や軒天井材に多く使われています。
1960年〜2004年の工事で使用されていました。
・外壁材
アスベストを含む複合金属系サイディングは、
軽量で断熱性が高いため一般住宅の外壁で頻繁に使われました。
1960年〜2004年の改修工事やリフォームで多く使用されています。
【外壁にアスベストが使われているか見分ける方法は3つ】

ここまではアスベストの特徴や危険性、使用された年代などを紹介してきました。
知れば知るほど「家の外壁や屋根は大丈夫?」と心配になってきますよね。
しかし、アスベストはひと目見ただけではやはり判断が難しい。
できれば、すぐに確認して対処したいものです。
ここからは、さらに詳しく自宅のアスベストの有無を確認していきましょう。
判断するときの注意点⚠️やポイント💡を詳しく紹介していきます。
すぐに自分でできることから、専門業者を選ぶ際に気をつけることをチェックしていきましょう!
【建築時期で見分ける方法】

現在はアスベストの使用は法律で禁止されています。
これから新たに建築する住宅にはアスベストはもちろん使用されていませんのでご安心ください。
ですので、アスベストが多く使用された時期から禁止されるまでの期間の建物には注意⚠️が必要ということになります。
アスベストが使用された時期は、1941年ごろではないかとされています。
ここから、アスベストの使用に関する法改正が行われたのが1975年ごろ。
ただし、この法改正はアスベストの使用が禁止されたわけではありません。
- 1975年 アスベスト含有率が5%
- 1995年 アスベスト含有率が1%
- 2006年 アスベスト含有率が0.1%
このように、年々規制が厳しくなってきました。
国土交通省によると、日本におけるアスベストの使用ピークは1970〜1990年。
この期間に、新築やリフォームをされた方は特に注意が必要となります。
まずは、工事時期が当てはまっているか確認してみてください。
【住宅の設計図書・仕様書で見分ける方法】

自宅のアスベストの有無を確認する方法としては、設計図書や仕様書を確認する方法があります。
これらは、建築業者や工務店、住宅の販売業者から取り寄せます。
設計図書や仕様書からアスベストの確認をするには、まずは使用している建材を知る必要があります。
その建材からアスベストの有無を調べてみましょう。
国土交通省のホームページでは、建材名やメーカー名、型番、品番など入力すると簡単に検索できますので参考にしてみてください。
▶国土交通省:石綿含有建材データべース
住宅において主に使用されてたアスベストの建材は「アスベスト形成板」です。
他にも、「アスベストを含む保温材・耐火被覆材・断熱材」や「吹き付けアスベスト」などは鉄骨造の建物で使われました。
これらの建材が使用されたか、仕様書などで確認してみましょう。
【専門の業者に調査を依頼して見分ける方法】

やっぱり確実に調査したい、という方は業者に依頼するのが確実です。
先にお伝えしたように仕様書で確認しても、建材が載っていないことや建材名が不明のケースもあるようです。
個人で調べてもわからない場合は、アスベストの調査を業者にお願いしましょう。
専門業者は、主に建物の竣工年数や敷地面積、延面積など建物の概要を調査します。
そこから、建物のどの部位にどの建材が使われているか。 建材から飛散の可能性があるかどうかを調べるのが通常の流れ。
建材のサンプリングを行って、アスベストの有無を確認しますので、一番確実に結果を知ることができます。
アスベストの調査にかかる費用はこちらを参考にしてください。
- 事前調査(図面調査) 20,000円〜30,000円
- 事前調査(現地調査) 20,000円〜50,000円
- 分析調査(成分分析) 30,000円〜50,000円
- 解体工事.com :
アスベスト調査費用相場
ミヤケンでは一級建築物石綿有建材調査者の資格を持ったスタッフが現場調査に伺います。
調査・見積りは完全無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
【アスベストを放置するとどんなリスクがあるのか】

調査した結果、自宅の壁からアスベストが見つかってしまった。
このまま住み続けられないのか、すでに家族が病気になってしまっているのか。 とても心配ですね。
アスベストの特徴でも紹介しましたが、アスベストは人体に害のある物質です。
しかし、アスベストを含んだ建材を使用した住宅に住んでいるだけでは、健康被害が起こる確率は低いといわれています。
建材や塗料にアスベストが含まれている場合は、セメントで固められています。
この状態であれば、アスベストが飛散することは少ないでしょう。
つまり、住んでいるだけで健康被害が起こらないということです。
ですが、建材が劣化したり解体でアスベストが飛散すると、肺に吸い込む危険性が上がります。
外壁の劣化は常に気をつける必要があります。
アスベストを放置するリスクはこちらも参考にしてください。
▶厚生労働省:アスベストに関するQ&A
【外壁のアスベスト除去方法について】

アスベストは、危険レベルに応じてレベル1〜3段階に分類されます。
- レベル1 発じん性が著しく高い
- レベル2 発じん性が高い
- レベル3 発じん性が比較的低い
レベル2〜3の建築物の増築や修繕の際には、アスベストの除去が義務付けられています。
除去方法には主にこのような方法があります。
①外壁を除去
アスベストが含まれる屋根や外壁を撤去して、新しい屋根と外壁を設置します。
除去工法と呼ばれる方法です。 原因そのものを除去するので最も効果的。
しかし、既存外壁の撤去や新規外壁の設置には高いコストがかかります。
加えて、アスベストの廃材処理にも費用がかかるでしょう。
自治体によって、費用や補助金などが異なります。 事前に確認しておきましょう。
②囲い込み・封じ込めによる処理
一般住宅の場合はこの方法で、アスベストの飛散を防止することが多いです。
囲い込み工法は、アスベスト外壁に新しい外壁材を重ねる工法。
外壁除去よりもコストが安く抑えられるのが特徴です。
封じ込め工法は、外壁を重ね塗りして封じ込める工法。
こちらは、かかる費用は塗料だけなので最も低コストで工事ができます。
しかし、この工法は一時的な対策という捉え方です。
将来的には、アスベストを除去しなければいけないということを覚えておきましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶国土交通省:建築基準法による石綿規制の概要
【アスベストを含有した外壁はすぐに除去すべき?】

アスベストを含む外壁は、どのくらいで除去工事をしなければいけないのでしょうか。
次のような状況で飛散したアスベストを吸い込むととても危険です。
すぐに除去することをおすすめします。
- アスベストを含む外壁を高圧洗浄した
- 経年劣化でアスベストが露出している
アスベストは、通常コンクリートで固められているため住んでいるだけでは危険性は低いといえます。
しかし、外壁の劣化によってアスベストが露出したり、
リフォームや解体作業の際にはすぐに除去する必要があります。
【アスベスト除去を業者に依頼する費用や注意点⚠️】

最後に、アスベストの外壁を除去する際の業者選びについて紹介します。
安心して任せられる経験豊富な業者に依頼したいところですね。
国土交通省が目安として紹介しているアスベスト除去の費用はこちらです。
・300㎡以下 2.0万円/m2 ~ 8.5万円/m2
・300㎡〜1000㎡ 1.5万円/m2 ~ 4.0万円/m2
・1,000㎡以上 1.0万円/m2 ~ 3.0万円/m2
選ぶ際のポイントや注意点をチェックしていきましょう。
まずは、信頼できる業者なのかが大事になります。
守るべき法令を遵守しているかホームページなどで調べましょう。
次の項目を守っているかがポイント💡です。
・石綿作業主任者を専任
・全ての従業員に、石綿障害予防規則に定める特別教育を実施
・半年に1度、全ての従業員にアスベストの健康特殊検査を実施
さらに、アスベスト除去に関する資格や許可を持っている業者かも確認しておきましょう。
アスベスト除去にはこのような資格が必要になります。
・石綿作業主任者
・特定化学物質等作業主任者
・作業環境測定士
・特別管理産業廃棄物管理責任者
これらの資格がないと、アスベストの除去作業は認められません。
相場よりも料金が安いところは特にこの点を注意⚠️して確認してください。
【まとめ】
今回は、自宅のアスベストについて紹介してきました。
アスベストの特徴や危険性はご理解いただけましたか?
建築の年代や外壁の劣化状態で、どの工事をどのタイミングで行うかが変わってきます。
完全にアスベストを除去するにはコストもかかってきます。
特殊な工事になるので、依頼の際には安心で経験豊富な業者を選ぶようにしましょう。
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