木部保護のための2つの塗料
2021.07.15更新 塗料の基礎知識
外壁に使用する材料にはさまざまな種類がありますが、
現状、木製製品が使われることもまだまだ多いです。
木材製品を使用した部分も、劣化するに伴い
塗装保護する必要がありますが、
このとき木部には「造膜型塗料」と「浸透性塗料」と呼ばれる
2つの種類の塗料が使われます。
造膜型塗料は、
木材の表面を塗料の膜で覆うことにより、
太陽の紫外線や雨、カビや害虫などから木材を守るものです。
保護してくれる期間が長いため、
塗り替える頻度は少なくなります。
一方浸透性塗料は、木材の内部に有効成分が浸透することで、
内側から効果を発揮させるものになります。
長く効果を出すためには、
定期的に塗り替える必要があります。
日本は海に囲まれているため、
海岸の近くや厳しい気象条件にある建物などには、
造膜型塗料を施すことで劣化を効果的に軽減できます。
用途や使用する箇所に応じて適切な塗料を選ぶことで、
建物やそこに住む人にとっても大切なことといえるでしょう。