人に優しい「自然塗料」をご存じですか?
2023.01.06更新 塗料の基礎知識
最近では日本でも自然塗料を使って建物を塗装することが増えてきました。
化学技術によってこれまで開発されてきた塗料は
シックハウス症候群、化学物質過敏症などのリスク解消が課題でした。
最近では室内環境の意識の高まりから塗料が見直されいます。
人と自然環境に優しい塗料開発が進められた結果
完成した塗料が現在の「自然塗料」です。
日本で普及している自然塗料はドイツから輸入された物が
多く使用されています。
ドイツでの自然塗料は、
単に溶剤塗料の水性化やVOC(揮発性有機化合物)が少ない
といった点に留まらず、
塗料の原料調達から生産、製品使用から廃棄に至るまでの
ライフサイクルのすべての段階で、
「LCA(ライフサイクルアセスメント)」という
環境に負荷を与えないための評価手法がとられています。
製品の使用や廃棄に伴う有害物質の排出の有無、
処理やリサイクルの容易性など、
原料採取、製造、流通などの段階での環境への負荷も
考慮された特別な塗料です。
次回ご自宅の外壁塗装を検討される際には
環境に優しい自然塗料を選んでみてはいかがでしょうか。